ドイツ旅行記〜さよならドイツ〜

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ヨーロッパというか海外に行くときは、薬を日本から大量に持参します(笑)蕁麻疹のアレルギーの薬とか、胃薬とか、腹痛とか、その他色々自分が疲れると壊れるところがいっぱいあるので、いっぱい持って行きます。どうも水が合わないのか、いっつもトイレを探しています。なので、もう団体行動は無理なんですよね。夫と二人なのでなんとか行けてるというか。来年生徒を連れてウィーンに行くとして、たぶんいっつも私バス止めてトイレいってるんじゃないかと、かなり心配です。

そこまでして、なんで旅行するの?って言われるんですが、やっぱり実際に観たり聴いたりしたいじゃないですか。旅行の前後は仕事が詰まりに詰まるので、行きの飛行機に乗った時は本当にぐったりなんです。もう次はないなっていっつも行きの飛行機で一瞬思うのですが、帰りの飛行機では、また頑張って行こうって思うんですよね。このすぐに忘れる頭の悪い加減が、幸せへの第一歩です。あはは。

さて、26日土曜日は先生に一日空けていただき、午前にレッスンを。もうそれでご迷惑をおかけしないようにと思っていたら、ケルンの街を案内してくださいました。本当にお忙しい方なのに、ありがたいやら申し訳ないやら。ありがとうございました。

レッスンは具体的なことは差し控えたいと思いますが、なるほどなと思うことがたくさんありました。大きな発見は、私の演奏は全部母音がついてる日本語なんだなということが大発見でした。ここはこんな感じですよねって先生が弾いて下さるのを聴きながら、うわあ、一週間聴き続けたドイツ語だこれ!って思いました。音楽って言葉なんですね。字面で、いろんな人がそう語る文章は読んできましたが、本当にそうなんだなということが実感できた瞬間でした。

先生と待ち合わせの時間まで、部屋でごろごろして、ホテルからのサービスでおやつが出てきたので、いそいそといただきました。オランダとウィーンの高級ホテルはコーヒーメーカーまでついてたんですが、ここは冷たい飲み物だけ、無料です。

 

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もうこれお昼でいいや。そしてケルンの名物コロンを買いに。

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いっぱいおみやげ買ってしまった。日本でも有名な4711です。香水じゃないので、申告しないでいいのかな?あとで街を案内してもらいながら、ファリナハウスというもう一つのコロンのお店にも行きました。ファリナハウスでは、お部屋用コロンを購入。もうちょっとしたら、うちのレッスン室はファリナハウスの匂いになります。お楽しみに。

ケルン大聖堂は有名な教会です。ケルンの歴史はすごく古く、それよりもっと古い教会もたくさんあるそうです。「2000年前にできた歴史を観ましょう」って先生からメールが来て、これは桁を一桁入力間違えたに違いないって思い「2000年って間違ってるのかな?2000年って紀元後16年」ってことだよって夫に言ってたら、「200年ってつい最近すぎるだろう」って言われて、そうか、そりゃそうだ。すごい。ケルンすごすぎ。今でも、家建てようって思って掘ると、地層からすごい歴史の痕跡ががゴロゴロ出てくるんですと。ツボとか、ゴミとか、家の床に貼られたタイルとか。日本の奈良みたいだな。

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ケルン大聖堂とぜんぜん違う様式の中世の教会です。装飾音符なしって感じですよね。すごい。逆に現代建築と言われてもそうかもって思うかも。

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おもしろい!ケルン大聖堂は、1880年ころにできた比較的新しい教会。632年かけて作ったゴシック建築の教会です。1248年から作り始めたのね。午後から見せてもらったのは、もっともっと古い教会で、聖マリア・イム・カピトル教会 / St. Maria im Kapitol 西暦690年の建築。こういうロマネスク教会が12ほど、街の中に点在しているそうでず。ググったら、教会好きな強者が、この12のうち5つを回ったというブログを見つけました。建築や歴史に興味のある人にとっては、もう最高の観光地ではないでしょうか。

日本に帰ってケルンのこともwikiで調べてみました。

 

紀元前39年、ローマとの合意に基づき、親ローマのゲルマニア人部族ウビイイ族がライン川の西岸に入植した。その入植地オッピドゥム・ウビオールム(ラテン語: Oppidum Ubiorum, ウビイイ人の町)またはアラ・ウビオールム(ラテン語: Ara Ubiorum)は、ローマ軍宿営地となり、ゲルマニア州におけるローマの拠点となった。
紀元50年、皇帝クラウディウスの妻アグリッピナは、自分の出生地オッピドゥム・ウビオールムをローマ植民市(コロニア)に格上げするよう、要望した。こうしてコロニア・クラウディア・アラ・アグリッピネンシス(ラテン語: Colonia Claudia Ara Agrippinensium)またはコロニア・アグリッピネンシス(ラテン語: Colonia Agrippinensis)がおかれた。後にこの地名はアグリッピネンシスの部分は省略されるようになりコロニアと呼ばれ現名の語源となった。

 

紀元前にもう都市ができてたってことですよね。水道もあったらしいですよ。京都の姉妹都市とか。アグリッピナは皇帝ネロのお母さんで、ケルンのご出身だそうですよ。知らないこといっぱいあるなあ。もっと本読もう。知らなすぎる。

ケルンの歴史だけじゃなく、西洋の歴史を全然知らなくて、音楽やってきたんだなあ。自分の国の音楽じゃない音楽をやってるのに、全然ドイツの歴史もヨーロッパの歴史も知らない。キリスト教の習慣も、なんにも知らないのに音楽やってきたんだ。自分が何もものを知らないということが、ますます良くわかりました。私のやってる音楽はいったい誰の音楽なんだろう。音楽大学って小さい世界で、ちょっぴり音楽かじっただけにすぎないんだな。

フランスとイタリアの音楽を上手に融合したのがドイツってことをよく本で読みますが、ドイツに行って「ああ、そうかも」って思いました。パリみたいにごてごての古いものだけに囲まれた街でもなく、古いものもいっぱい残ってるけど、ものすごい新しいモニュメントを平気でその辺にさくっと飾ったりとか、全然気にしないんだなあって感じました。融合が上手な国なのかも。

今教室内は、来年のウィーン旅行で盛り上がっております!生徒たちにもヨーロッパの香りをかいでもらえたらうれしいなと思います。毎日毎日ブログにおつきあいいただき、ありがとうございました。来週は合奏練習会なので、準備がんばります。もう現実に戻らないと。(笑)

また来年、本当に大好きな生徒たちとウィーンに行けるといいな。家族全員で参加とか、貯金できました!とか、続々とメールをいただいています。本当に実現できたらいいな。

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