合宿２０２２年

2022年12月25日 / 最終更新日 : 2022年12月26日辻有里香

弦楽合奏教室行事

◎約３年ぶりの合宿

前回の合宿はこちら。

なんと、前回２０２０年の合宿の翌週には、学校も閉鎖されてしまい、とんでもないことになってしまったんでしたね。あまり思い出したくないですが・・・。合宿２回スキップしてしまい、このたび初めてクリスマスにお邪魔してみました。

次回は、来年の年末か、再来年の１月か２月に、本格的に合宿復活させたいと思っています。

まずは、リハビリということで、今回は１泊２日。クリスマスに誰かいらっしゃるかなと思ったら、なんと、７人も来てくださいました。

常連のメンバーに、プラス初めて参加の大人の生徒さんです。そして、家族連れも一組。お嬢ちゃんは付添だけど、バイオリンも持ってきてくれましたよ。大荷物で大変でした。ありがとうございました。

◎曲目

今回は、発表会も近いので、発表会で演奏する予定の曲です。

アダムカース　「２つの音の絵」

ハッピーバースデー変奏曲

ハイドン　チェロコンチェルト　１楽章

バルトーク　「村の夕日」

以上４曲です。バルトークをもう少しやりたい感じでしたね。でも、どうやったらセカンドが入りやすいのか、ちょっとアイデアが湧きましたので、次回是非実践してみたいと思います。

今回７人だったので、一人でそのパートを担当などが出てきました。まあ、もしかしたら全部のパートが揃ってないかもなと思ってたのですが、見事にバイオリンメンバー全員セカンドとか、ビオラ３人いるのにファースト一人とか。

まあ、仕方がないですよね。でも、その中でみんな奮闘していて、心臓に毛が１０本くらい生えて終わったのではと思います。笑）

今回はゲストの指導者は呼ばず、本当に何年かぶりに自分で指導しました。

少人数なので、ひとりひとりレッスンみたいな感じにもなり、でも、もう気心もしれているみんななので、ひとりひとりをしっかり見ていくようなスタイルになりました。

私、修論のときのテーマが授業研究で、「子ども理解」というテーマで、ひとりひとりに焦点を当てて授業をすると、その生徒から他の生徒が学び、全体の合唱、合奏などもよくなっていくよ。みたいな論文を書いたのですが、（すごいざっくりした説明ですが）、今回久しぶりに指導してて、やっぱりひとりひとりを良くしないと、全体の向上なんてないんだなということが、身にしみました。

この人は、前より２割位良くする、この人もこの部分をピンポイントで良くするということを続けていくと、全体がガラッとまた良くなるんですよ。

この人とあの人と、みんなを同じレベルまで引き上げるんじゃなくて、この人は前のこの人より２割良くなったとか、ここがよくなったとか、そういう引き上げの仕方です。なので、ヒントをあげたり、レッスンで注意するのも、全員にしていきます。弾けない人だけつかまえるということはしません。

もちろん、リーダー的な人も一緒に、その人自体もレベルを上げていくのが大事で、私がこれだけ弾けるんだから、あとの人が弾けるようになるのを待ってます。みたいな感じじゃなく（まあ、そんな生徒うちにはいるわけないけど）、みんなが良くなっていくのが大事なんだなと思いました。

いいものを作りたいって、趣味でやっている生徒さんたちに、どこまで真剣に思ってもらえるか。真剣に思えば思うほど、出来上がったときの感動もひとしおなわけで、そこの次元まで、私が連れていけるかどうかにかかっているんだと思います。

こうやって、音楽のことを真剣に考えてくれて、合宿にまで来てくださった生徒さん方。本当にありがとうございます。本番の日に、ああ、合宿にまで行ってがんばって、本当に良かったなと思ってもらえるように、いい音楽づくりを、全身全霊でがんばります。