発表会準備中

2018年6月8日 / 最終更新日 : 2018年12月6日辻有里香

れんしゅうしてる？直前にあわててもまにあわないのよ〜〜。いつも早めに準備っていってるでしょ〜＠しかるねこ風

皆様こんにちは。東京梅雨入りしましたね。みんなが出演できる時期をさぐっていると、いつも夏のお盆シーズンになってしまうのが定番になりつつあります。もうこの際、毎年この時期って決めたいくらいなのですが、真夏の真っ只中に発表会をやります。やっと全員の曲も決まりました。２ヶ月前ですね。

発表会をやると目標もできますし、人前で何かパフォーマンスをするということから、色々学ぶこともあると思いますし、何より自分が考えたり感じたりしたことを、どう感じたか、分析したのか発表できるのは、勉強していて楽しいことではないかと思います。

大人も子どももみんな忙しいですからね。そんな立派なことはできませんが、普段のレッスンを観てもらうような気持ちでおります。

東京はとにかく受験勉強が忙しいですし、大人は地方も都会も変わらないかもしれませんが、とにかく普段大人の皆さん帰りが遅いです。練習できても土日くらいの大人の生徒さん。子どもたちも、相当の体力と集中力がないと、普段の塾通いをこなしながらの練習は難しいです。もちろん、器用な子も不器用な子もいますから、全員が両立できるとは思っていませんが、受験生でもお母さんと本人と３人でコツコツと計画を立てて練習して、間に合うように練習をする子や、部活動と両立しながら発表会に出演する中学生、数ヶ月前まで受験生だったので、準備スタートが遅くてもあきらめないで出演する子、みんな出演を決めるまでに色々とドラマがあり、先日出演者名簿が決まったときは心底ほっとしました。あとは、私が最後の追い込みをうまくかけられるかだと思います。

本番のある曲は、練習通りに本番弾けるように練習しようと思ってはダメですね。本番で何が起きても対処できるように練習させるというのが大事だし、間違えないように、ミスしないようにと追い込んでは逆効果です。常にこのフレーズは音楽的にどう演奏するのかというところと、心の中で戦わせたいと思います。そこを問い続ければ、自ずと演奏に集中できるのではと思います。

選曲は、何曲かこちらが提案してその中から選んでいます。キラキラ星でも、伴奏がちがうものとかいくつか提示しています。

オシャールの曲集から「スイスへの旅」「ママとの内緒話」「マリオネットの踊り」など

おなじみのパールマンの曲集からは「メヌエット」「カヴァティーヌ」

ストリングポップスからも「チャチャボウイング」

テイクザステージという、伴奏がものすごくかっこいい曲集があるのですが、そこから３曲。

絶対誰も知らない曲もあります。たぶん、日本の発表会で演奏する人いないんじゃ？と思われる、パールマンの「ソナティネ」とか、パールマンの「インディアンコンチェルティーノ」とか。バロック以前の１６世紀の古い曲を演奏する方もいます。

有名な曲弾きたいという子には　「トルコ行進曲」「ウィリアム・テル序曲のてテーマ」「エトピリカ」とか「モスクワの思い出」とか「ジュ・トゥ・ヴ」とか「サマー」とか「愛の夢」とかヴィニャフスキの「オベルタス」などなど。

中学生や大人の人は、本格的な選曲多いです　ドヴォジャークの「ソナチネ」ビバルディー「コンチェルトト長調」テレマン「コンチェルト」アルビノーニ「ソナタ」ビバルディ「ソナタ」モーツアルト「ソナタ」クライスラーの「美しきロスマリン」「前奏曲とアレグロ」「愛の悲しみ」ブルッフ「コンチェルト」バッハ「コンチェルト」バルトーク「４４の二重奏」ピアノ科の生徒さんは、チェロの伴奏でも出演なさいます。弦楽器と併設されてる教室ならではの体験を是非楽しんでいただきたいです。ガンバの伴奏でコレッリ「ソナタ」も。ガンバ奏者をどうやって見つけてきたんだって感じですが、弾ける知り合いがいるんです。えへん。私が威張ってどうする。

他にも書ききれなかった素敵な曲がたくさん登場します。是非、知られてないけどこんな素敵な曲がいっぱいあるんだよってことも感じてほしいですし、その曲を広める役目を担ってると思って、美しく、かっこよく演奏してほしいです。音楽は誰かに弾いてもらわないと！

楽しみになってきましたね。今回は生徒たちで結成している古楽合奏団「アンサンブルフィールシュパース」の初お披露目もあります。名前の由来や名付け親などは、また今度ゆっくりと。ビーバーの食卓の音楽を演奏します。これで、古楽に興味を持つ生徒が増えてくれたら、またまた嬉しいなと思っています。

さあ、あと２ヶ月がんばりましょう！