ヴィオラ・ダ・ガンバはじめました
皆様ご無沙汰してま〜す。新年度バタバタとしております。今年度は、もうすでに平日午後のゴールデンタイムは一杯で、いったん月曜日の回数制に入っておいていただいて、平日が空いたらご移動いただくという感じでおります。午前中はほぼ空いていたのですが、最近土日がいっぱいで、その分平日の午前にしわ寄せが来ておりまして、午前も3人4人レッスンすることが多くなりました。本当に、そろそろリクルート考えないといけないですね。熱心な生徒さんも多数入会なさり、今年度も楽しみです。Sクラスの生徒さんは、大人ひとり、子ども一人合計二人で出発しました。この制度がどんどん根付くといいなと思っています。Sクラスについてはこちら。
写真はビオラ・ダ・ガンバの写真です。皆さんご存知ですか?アーノンクールとかサバールとかが弾いてた、もしくは弾いてる楽器です。そうそう、「耳をすませば」で雫ちゃんがおじいちゃんと一緒にお店で歌う場面ででてくる、あの楽器です。と言ったほうがわかるのかな?
日本へは、天正遣欧使節によって、フィーデルやレベックなどの古楽器とともに伝えられたそうです。天正遣欧使節と言えば、長崎県の大村藩の藩主 大村純忠の功績ですが、私の故郷でもあります。うちの父は大村藩の菩提寺と同じ寺で眠ってます。なんか縁を感じますよね。
そして我が恩師は、この頃にビオラ・ダ・ガンバが日本に伝わって、それ以降日本で初めてガンバを演奏されている方です。ビオラ・ダ・ガンバ素敵だなとは思っていましたが、まさか自分が始めるとは思っていませんでした。そもそも楽器ないですしね。そしたら、なんとお知り合いのご友人が、もう弾かなくなったので、誰かにガンバをもらって欲しいという話をされているとか。「どう?辻さんのお教室で引き取ってみては?」という話になり、あっという間にうちに3台やってきました。すごいですねえ。そしたら今度は、チェンバロあるけど要りませんか?と言われている最中です。なんというか、わらしべ長者以上というか、わらさえあげてないのに、どんどん古楽器が集まるんですけど・・・。
ウィーン修学旅行騒ぎでそれどころじゃなかったのですが、春になって落ち着いてきたし、春って何かを始めたい気持ちにさせるのでしょうね。初レッスン行ってきました。調弦からして6本もあるし難しかったのですが、あっという間に調弦していただき、フレットも留めていただき、さて開放弦からです。って、そこからして難しい。足にはさむというか、ふくらはぎの上にぽんと乗せるだけなんですが、乗っかってもすぐに動いちゃう気がして、必死に挟んでしまうので足がプルプルします。弓の持ちても逆さまだし、一番戸惑ったのは、ひじを動かさないで手首で弓を送り出すところです。この送り出し、毎日お箸で練習してます。自分で動画撮ってみましたけど、全然ひじ動いてますね!動画を観たい方はFacebookをごらんください。
先生が、私が疲れ切ったところで、こういう曲とかああいうう曲とか、弾けるようになるよって、きれいな曲をいっぱい弾いてくださって、聴きながら感動しました。自分を奮い立たせる意味も込めて、上手になっていく途中経過を時々動画アップしたいと思います。一年後は、アーベルとかテレマンとか弾いてるもんね。(本当か?)
そうそう、ヨーロッパで子供の頃から、要するに初めから古楽器をやってるという方たちが活動している時代だそうです。一番最初に弾いたのが、バイオリンじゃなくてバロックバイオリンとかガンバとかなんて、すごくないですか?いいなあ。いつか古楽器科作って、子どもの頃から古楽器触らせて上手にさせてたいな。という野望もちょっと持っています。(笑)全然まだまだ妄想の域です。存分に妄想だけでも楽しみたいと思います。「モダンバイオリンしか弾けないなんて、どうして?」なんて聞かれる時代もくるのかな。長生きしよう。