第7回あんさんぶるえこー発表会開催〜2〜次回に向けて
◎練習回数
合奏は楽しい企画なのですが、都内では色々準備が大変です。次回に向けて、反省点などをメモしていこうと思います。そして、最後に重大発表があります。
まず、練習場所確保。最低でも6回分。以前は、もっと練習していたのですが、さすがにコロナのこともあり、回数を抑え気味にしました。充分かと言われれば、もっとできればよかったと思いますが、皆忙しいですし、ここがギリギリのポイントかなと思いました。
準備していく過程が大事ですので、一緒に練習しながら上手になっていくというのが大事なので、プロのように、練習2回本番一回。というのは、アイデアとして私としてはありません。
学校って、いわゆるカリキュラムの中に、潜在的カリキュラムというものがあります。
お友だちからの影響、幼稚園だったら遊具や、学校だったら学校にある図書館など、そういうものを含めて、全てをカリキュラムと呼んでいます。全て含めて学校の意味があるので、一緒に練習しながら、皆頑張ってるから、私も誠実に練習しないと。という動機づけになるように、私としてはカリキュラムを組んでいるということになります。
教室には、ぽつんとビオラダガンバが置いてあったりしますが、あれも、なんだろう?この楽器?なんて、古楽に興味持ってくれたらいいなとか、雑然と置いてあるのですが、一応意図して見せています。まあ、置き場があそこしかないというのもありますが。笑)
◎プルトのセッティングについて
かなり今回は、うまくいくように作りました。各部ごとにほとんど何もしなくていいように席を考え抜きました。が、一人一台の譜面台とか、イレギュラーなことがあると、そこで仕事が増えるということになり、そのあたりが、ちょっと混乱しました。次回は、一人一本の人同士、固定ペアにしようかな。
あと、テープ貼りも全てには要らなかったんじゃないかと思いますので、次回見直します。
楽譜は、私もだいぶ老眼が進んで見えなくなってきたのですが、楽譜って拡大できるんですよ!なので、もし次回拡大楽譜で、二人で一本でいけそうでしたら、是非、皆さんお試しください。
そして、誰をどこに座らせるかは、合奏のできに大きく影響します。私が仏心をだして、誰でも目立つ場所に一回は座れるよになどと考えてしまったので、次回そういう甘い考え方は捨てて考えます。練習に何回これるのか、最初からお聞きして、回数来れない人は、後ろから2番目くらいに設定。
メンバーに余裕があれば、2列目まで余裕で弾ける人を最初から配置。1列目2列めはとても大事です。そして、第1バイオリンだと、中にはいったもう一列の最前列も大事です。野球でいうところのショートみたいなものだと思っています。
要の場所に走る人がいると、全体的に影響を及ぼすので、全体がぐちゃぐちゃになるんだなというのが、今回の経験です。弾き方に癖があるから、2列めにおいておいて、面倒を見るというのも一案なのですが、なかなか難しかったです。
◎合奏というレッスン
昨日に戻りたいといいながら、翌日学校に行った生徒ちゃんもいるそうで、本当に楽しかったんだな、良かったなと思います。
合奏の行事にでてくれる事自体、かなり教室愛に溢れた生徒たちです。だって、その時間勉強や部活をさせてるほうが、その子の目に見えた将来のためにはいいじゃないですか。大人の生徒さんだって、働いたほうが、出世できるかもしれません。
でも、そういう目に見える成果じゃなく、もっと違うなにかを求めて、参加させてくださいます。ありがたいことだなと思っています。
合奏って、社会の縮図だなといつも思っています。できる人ができない人の分まで演奏する。できない人は、できないなりに自分の精一杯をがんばって集団に貢献する。できる能力も努力する能力も、全員同じなわけは絶対にないですからね。
お互いが与えられた立場でがんばったら、社会全体は向上していきます。なんで、あいつの分までがんばるんだよなんてエリートが言い始めたら、社会は成り立たないし、(そもそも、そういう人をエリートとは呼びませんよね)人と比べて、自分ができないことばかりにフォーカスしてやる気をなくしてたら、自分がもってるせっかくの能力を、無駄にしてしまいます。どうせ私ができない分、誰かが弾いてくれるよなんて思う人ばかりの集団だったら、何も生まれません。
人間って、集団ではじめて個が意識されるんじゃないかなと思っています。私の大昔にやった研究は、「子ども理解」を、エスノメソドロジーの手法で、記録を取っていって、集団授業の中での関わりで、子どもひとりひとりが、どんな変化を起こしていくのか、そういう数値化できない評価こそ大事だよという論文なんですが、(興味があるひとは国会図書館へどうぞ。笑)合奏をすると、今まで見えてなかった生徒たちの姿がたくさんあって、この連休中に、忘れないうちにしっかりカルテにまとめていこうと思っています。
◎指導内容
一人一人、期限内で、できる限り弾けるようにさせるのが、私達講師の使命です。今回もできる限りの事はやったと思っています。生徒にとっては遊びかもしれませんが、私達プロ集団にとっては、結果を出さないといけません。
次回に向けての反省は、合奏の中での音の出し方と、気の配り方をもっと普段から教えないといけないということです。もちろん教えているんですが、まだまだ足りないんだなと。
生徒ちゃんが、「先生と合奏すると、なめらかっていうか、すごい音楽が進むっていうか全然違う!」と素晴らしい感想を言ってくれたのですが、私が普段のレッスンで上手に合奏の相手しすぎるんですかね。笑)なんか、工夫してわざと間違えてみたりしようかな。
本番中「ええええ。全然聴いてないよね」と思う瞬間が、何回かあり・・・。笑)これは次回に向けての課題です。聴いて、指揮者見て、トップ見ては、もう何万回も言ってきたのですが・・・。コロナもないことになりましたし、笑)みんなで、弦楽オーケストラ聴きに行きましょう!海外からもきっともうバンバン来てくれますよ。どんな音の出し方しているのか、本物を聞かせに連れていきます!
まあ、細かいところは色々ありましたが、他の部分では、各曲のトップは全員優秀で、すごく頑張ってくれていましたし、歴代のトップの中では、経験がみんな薄いという条件の中、最高のトップメンバーだったと思います。次回、全員トップメンバーが残ってくれていることを祈っています。
はじめての出演生徒の割合が、とても多い集団でしたが、みんな自己主張の強い人とか、わがままな人がいなくて、みんなトップを中心にまとまって、協力してできたかなと思っています。
◎エキストラの方々
エキストラに頼りっぱなしのアマチュアオケも、世の中にはあるそうですが、もちろん、足りないパートを少し補充という程度に、お願いしています。コントラバス、チェロ、ビオラ合計5名。
誰でもいいわけじゃないんですよ。ここ本当に大事なんですが、経験不足だから教えてやるよみたいな、上から目線のエキストラとか、私が目指してない様な音を出して、「こいつら音ちっさ」とか思ってるようなエキストラでは困るので、毎回、すごく生徒たちとも相談して決めています。今回も、本当に素晴らしいメンバーにお手伝いいただけました。みんな、音の質が私が目指している音色で、すごくありがたかったです。まあ、師匠が同じなので当たり前なんですけど。ありがとうございました。
◎重大発表
実はですね。みんな、北海道行きたくないですか?合奏→修学旅行というのが前回のセットだったのですが、海外はまだまだ高いですし、今回は国内で、夏の北海道でこのプログラムを再演するというプレジェクトを立ち上げました!
北海道美味しいものいっぱいだし、涼しいし、みんなで旅行楽しいですよ!後日、アンケートとりますので、是非考えておいてください。まだ夏の計画立てないで、待っててね!
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