難しいパッセージ特訓中。できる子はなぜできるのか?

IMG_0063

バイオリン ブログランキングへ   ←ここをぽちっと応援お願いします!

ボロボロの楽譜が、いろんなことを物語っていますが(笑)、発表会も最後の追い込みに入ってきました。その内できるようになるかもと、残してある難し〜いところを、レッスンではみんな見せてくれます。実はできません・・・って。

才能のある子って?

以前弟の住んでる、病院も一つしかないような小さな街で、地元のブラスバンドの演奏があって、姉と聴いたことがあるのですが、街のお祭りの一部で演奏するとか、確かそういうのです。甥っ子たちが蛇踊りで出演するので、小さい可愛い時期は今しかないってことで、観に行きました。で、その小さな街の小さなブラスバンドに、きらっと輝く子がいて、失礼ながらきっとブラスの専門の先生がいるような街じゃないのに、こういう才能がある子がいるんだなあって。教えられなくても、輝く子は輝くんですよね。「あの子輝いてたね」って言うと、姉も「そうそう。どんなところにも、キラっと輝く子がおるとさ。」って共感してくれました。

うちみたいな弱小音楽教室にも、そういうキラっと輝く子が少しいて、そういう難しいパッセージをものの見事に弾いてて、わあ輝いてるなって思います。ただ弾けてるだけじゃなくて、なんにも教えないのに音楽がわかってるんですよね。まあ、だからって音楽学校に行くわけじゃないでしょうから、学業の妨げにならないようにひっそりと私は応援するだけなのですが、日本のアマチュアの層はこれからもきっと厚いんだろうなとうれしくなります。

才能があるのはわかるけど、できない人とできる人はきっと才能という言葉で片付けられない何かがあるはずと思って、色々観察しています。同じパッセージを、生徒たちに毎日毎日弾かせているわけですから、こちらも学ぶことが大きいです。

難しいパッセージができる子、できない子

1.体の使い方

まず、体の使い方が違うということに最近気が付きました。易しいところを弾いてても、難しいところを弾いてても、体の芯がぶれない。難しくてできませんって言ってる人たちは、そのパッセージを弾いてる時に、体の使い方が変わるんです。突然息を止めてるとか、急に縦揺れを始めるとか、逆に今まで動いてたのにそこだけ固まってるとか。

もうできるとか、別に難しいって思ってないからできるのか。できないって思ってるからますます体がこわばって変化があるのかよく分かりませんが、できる人たちは全く何も変わらないんです。そして、しっかりした下半身の土台がブレずに、さらさらっと弾きぬきます。

2.演奏している時の「ノリ」

あと、演奏してる時の「ノリ」が変わりません。難しいところになると突然走り始めるとか、遅くなるとか、そういうことがなく、2拍子なら2拍子のノリのまま弾きぬけるんですよね。

ノリって、弾ける弾けないにも関係あるのかなあ。弾けるからノリができているのか、弾けないうちはノリがでないのか。それとも、ノリがあるから弾けるのか。色々考えます。

今後もこのできる子はなぜできるのかという観察を続けてみたいと思います。

バイオリン ブログランキングへ   ←ここをぽちっと応援お願いします!

Follow me!