楽器が欲しくなるとき
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6月はボーナス月なので、きっと楽器欲しいなと思ってる人も多いのではと思います。うちの生徒さん方は、ほぼ趣味でバイオリンをやっているという方ですが、楽器にはこだわりを持って選んだり持ったりしている人が多いです。子どもの楽器も、楽器やさんの協力もあり、オールドの楽器を持ったり。なかなか今は在庫がなくて難しいのですが、いいものを使ってくださっています。合奏もあるので、みんなが良い楽器を持っていると、やっぱり出てくる音が違ってくるので楽しいですよね。とはいえ、私は良い楽器を持ってくださいと強く薦めたりしていないし、ましていい楽器が売れるとマージンが入ってくるわけでもありません(笑)大人の人も私が負けそう〜って言うくらいいいものを持っていたりします。(負けてないけど 笑)
この前、どうしてこんな教室の雰囲気になってるんだろうなと色々考察してみました。まず、一番は横のつながりがあるので、合宿などで、他の人の楽器をまじまじと眺めたり、聴いたりして、楽器に興味を持ちやすい環境にあるということ。よく、合宿から帰ってきて楽器が欲しくなったという人多いです。あとは、合奏をすると自分の音がとんがっていると、アンサンブルでまざらないので、自分の楽器に不満が出てくる。こういう感じでぜひ楽器がほしいと思う環境にあるように思います。
あとは、私がレッスンで音作りの時間を多少なりとも設けているのでという理由もあるかもしれません。こういう質感の音を出してみてはどうですか?とか、もっと比べてピアノにしましょうか。とか、柔らかい音がこの曲にはあってますよね。などと楽器の可能性は置いといてアドバイスしてしまうので、「この楽器でそんなことできるかよ」と思われた生徒さんが、つい欲しくなってしまうのかもしれません。
最後に、これは複数の方に言われてびっくりしたのですが、私は「お手本を弾いてくれる先生」なんだそうです。私はたぶん、どんな不器用な方でもバイオリンが弾けるようにする脳力は持っていると自負しているのですが、演奏に関しては全く自信がありません。現役バリバリの演奏家さんも東京にはたくさんいらっしゃるので、そういう方につけば、もっとはっとするように演奏を間近で聴けて、きっと楽しいし勉強になると思うのですが、まあ、下手は下手なりに何か弾いてみて伝わることもあるかと思って、「こんな感じでどうですか?」って弾いて見せていますが、こんな私より意外と弾いてくれる先生が少ないっておっしゃるのですよ。そうなんだと思いつつ、時々私の弾く名器のバイオリンと弓の実力で、そうかバイオリンってこういう音がするのか、いい楽器はちがうなと思ってくださっているのかも。と思ったりしています。
音って料理と同じで、美味しいものを食べちゃうと、なかなかまずい料理に戻れないのと一緒で、一旦いい音を聴いちゃうと、それ以上のものをって思ってしまうんですよね。教室全体が、いい音を目指しているというところは、私にとって何よりの自慢です。古くて良い楽器も、だんだん数が少なくなってきたように思います。これからも、生徒さんが良い楽器に巡りあいますように。
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