バイオリン、ビオラ、チェロが上手になるための「基礎トレ」とは?

violin and cello on the beige background


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前回、室内楽のレッスンの話を書きましたが、そのあと、ちょっと色々考えたことがあるので、また書いてみたいと思います。

バイオリンやビオラやチェロが上手になるってどんな練習が大事なんだろう?ということです。

スケール、セブンシック、オシャール…?

スケール、基本中の基本です。音色づくりやフォームの確認、左手の指の型をきちんと作る勉強に最適だと思います。セブシックやオシャールももちろん同じく。

で、こういうものをやらせていると、指導している側も安心するというか、このまま頑張ってもらえれば上手になるはずと思うんですよね。私も。でも、やっぱりそれだけじゃ足りないんだなというか、それだけやってたら無駄な時間なんだということにうっすらと気が付き始めました。

初見で弾けそうな曲に、真っ向から取り組む

その身についたものを、さて、曲でどういうふうに活かしましょうか?という実践編が必要で、その実践もいつもいつも自分の実力以上のものを、必死こいて弾きました。という状況ばかりが続いたら、ちっともうまくなってないんですね。上手になるって、すばり初見で弾けるような曲を、どこまで磨き上げられるか。しかも自分の力で。というのが大事なんだから、そういう曲を弾かせてみるというのが、何よりの腕試しなんじゃないかと思ってきました。

室内楽でやってる曲は、みんなにとってやさしい曲なんです。でも、やさしいからってレッスンが要らないほど上手かと言ったら、そういうことはないんですね。こうやって、時々どのくらい上手になったかな?って、確認する機会を作らないとダメなんだなと。

ちょうど始まった弦楽合奏はそういういい機会でもありますね。上級の人は初級クラスでも一緒に弾いてくれるのですが、実はお手伝いというより上級の人自体のいい勉強になってるのかもなと。

例えば自分にとって難しい曲を弾いてる時って、音程よく指をはめることに終始していて、その曲をどうなふうに弾くかって、弓のスピードはどうするかとか、そんな細かいコトまで言ってられないで終わってるんだなあと。レッスンで音程とリズムと譜読みの間違いしか注意されてない時は、その曲は自分には難しすぎるんですよね。そして、初見で弾けそうな曲に、本当に真っ向から取り組んでる時のことを「基礎トレ」っていうんじゃないのかな?というようなことを考えました。

室内楽のレッスンをもっと充実させようかな。決して難しい曲は弾かないで、でもみんなで出来て楽しいし。もう50代も近いし、これからゆっくりしようかなと昨日の誕生日に一瞬思ったりしたんですが、やっぱり撤回します。(笑)


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