蔵書楽譜@ユリカバイオリンスクール
東京はインフルエンザが大流行しております。流行にのって、ついに私もインフルエンザA型へかかってしまい、今一週間お教室閉鎖中でございます。夫の話によると、臨時休校は8年ほど前(?)肺炎で入院して以来じゃないかと。本当にご迷惑おかけしています。また、あたたかいお言葉もたくさんいただいて、ありがとうございました。弱ってる時に、いただく言葉はほんとしみますね。
レッスンもしてないし、熱は下がったといえ病院以外外出もしてないので、ブログネタといってもね・・と思いつつ、ついブログが恋しくて。先日「重いから、郵送しますか?」とアカデミアの方が聞いてくださっても「いえ、手で持って帰ります」とドヤ顔で大人買いしてきた楽譜でもご紹介してみようかと思います。ユリカ先生力持ち!
楽譜を探すって、最初のうちは難しいですよね。そもそも、どこのお店に楽譜が売っているのか。本屋に行けばいいですか?って質問してくださる初心者の生徒さんもいらっしゃいます。楽譜は楽器店に楽譜コーナーがあるので、そこに売っています。都内だと、ヤマハ、山野、輸入楽譜専門店のアカデミアなどでしょうか。私は池袋のヤマハか、本郷三丁目のアカデミアが近いので、いつもそのあたりにお世話になっています。お子さんも是非、お買い物のついでに、どんな楽譜があるのか一緒に連れて行ったりすると、だんだん興味も湧いてくるし、この曲弾いてみたいなって夢もできるし、教育的意義がとてもあると思います。昔の生徒で趣味が楽譜の立ち読みって子がいました。もちろん、必用なものは買ってるんですよ。別にその場で暗譜して帰るわけじゃありません。(笑)読んでるのが楽しいそうです。そのうち、Peters版の模様についての薀蓄を語ってくれたりしてましたけど。いいですねえ。こういうオタクっぽい子ども、大好きです。
私も、偉そうなことを書きつつ、楽譜の探し方はまだまだです。探せないと未だに先生に泣きついています。先生の頭のなかからさくっと「ああ、それならこれがいいよ」とか曲名が出てくるのには、もう驚嘆しかありません。
このAbelのガンバソナタの楽譜も、とある編成の曲を探していると言ったら、さくっと出てきた楽譜です。アカデミアにいっぱいあったので、全部買ってみました。 EDITION GÜNTERSBERG(ギュンタースベルグ版)ってデザインがすごくきれいですね。古い曲が、新刊でどんどん出ているみたいなので、今後サイトチェックが楽しみです。
クリスチャンバッハのソナタも買ってきたので、ビオラでどんどん弾いてみたいですね。今年はビオラのレパートリーも増やすぞ。
こんな楽譜も見つけました。バイオリンはそんなに難しくなく、すごくきれいなメロディーで、ビオラが伴奏で盛り上げます。NAXOSに音源がありました。
こちら。会員の生徒さんは聴けるかな?
ねえ。すごくきれいじゃないですか?誰か弾かないかな・・・。ただしパート譜がなくて、二人のスコアのみなので、めくらないといけないのを、何か細工しないとだめかもです。
あとは、クイケンさんが編集したバッハのトリオ・ソナタもゲット。こちらはめくらなくていいように、三つ折りになっております。これもいつか日の目を見るかしら・・。
あとは、昔からうちにあるテレマン作曲の4本のバイオリンのための協奏曲。3本のためのもあります!
モーツアルトのアダージョとフーガKV546も購入。これモーツアルトのフーガはさすがって感じの、かっこいい立派な曲です。ちょっと難しいかな?いつか一緒にやりませんか〜。今度じゃなくてもいいですよ〜。
ハイドン作曲 2つのバイオリンとビオラのための12のトリオというのもあります。こちら。 これもまだ日の目を見てないので、見せてあげてください・・・。これは原曲はバリトン、ヴィオラ、チェロのためのトリオだそうです。※バリトンって楽器があるんですよ。
大人の人は、みんないい人ばかりで、本番に力が発揮できないということが多く、あまり背伸びして選びすぎないように気をつけています。でも、もうそろそろ大丈夫かも!室内楽発表会も2回目だし!
そもそも、本番で力を発揮させられてないのは指導者の私が悪いんですよね。あそこがだめ、ここがだめって普段のレッスンでいい過ぎです。私の年下の友人で同じくバイオリンの先生をしている子がいて、一流の音大出てて自分が上手なのはもちろんですが、お弟子さんたちもコンクールにバンバン入賞させるような子で、どうやって教えてるの?って聞いたら、レッスン中には身体が固まるから、絶対に怒らないって言っていました。コンクールの控室でも、ずっと一緒に脱力体操させてるそうです。バイオリンの指鳴らしとかさせないで。はあ、さすがだなと思って唸ったことがありました。本当に教える才能がある子だなあって。
私、ダメだし多すぎですよね。口うるさいし。最近は本当に反省しています。そもそも、うちはしつけ教室じゃないんだから、まずバイオリンを上手にさせることが一番なんですよね。最近は、怒らずにこっちを向かせる方法も身につけてきました。年は重ねるもんですね。そもそも50歳にもなろうとする指導者が、できないから、その子がバイオリンに興味がないからって適切な指導もせずに、単に怒ってたんじゃ話になりませんから(笑)そんな自分だったら、何十年も何してたのって、自分に言いたくなります。エネルギッシュに怒ってついてこさせるのは、若い先生の特権です。もうそろそろ卒業しないと・・。と思う今日このごろなんです。50代の目標は、穏やかに、そして適切に指導するです。パソコンの前でニヤニヤしてるそこのあなた。笑うところじゃないですよ。(爆)