バイオリンではどんな曲を練習してる?
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生徒たち一斉に発表会曲が新しくなりました。みんなにどんなことを強化したいか聞いて、新しい曲にせいのって感じで取り組み始めました。全員新曲ってなかなかですよ(笑)久しぶりに新曲譜読みをしているので、すっかり楽譜を読むのがお遅くなってる生徒とか、音符カードからやり直しとか何もなかったように、次の曲とか。みんなそれぞれです。
どんな曲を練習してるの?
『バイオリンランドメソード』が終わってない生徒は、その続き。2巻、3巻と併用してる教材もあるので、その続きをやっています。併用教材は『バイオリンパートナー』『バイオリンスクール』が多いです。
バイオリンパートナーは絶版の巻も出てきていて、またもやピンチです。なんで家で使うと、絶版になるのかしら。(笑)一時期鈴木鎮一指導曲集を使っていましたが、最近は少ないかな。一曲が長すぎて、子どもの譜読みに時間がかかりすぎるのと、バロックが続くので、ちょっと時代に偏りがあるかなと思うので。もちろん、譜読みが早い生徒さんに使うこともあります。たまに他の時代のも弾かせて、フォローしないとと思います。
合奏が好きという生徒さんは『サスマンシャウス』を使っています。これは、とにかくいろんな時代の作曲家が出てくるので、すごく勉強になります。ベーレンライターから出ています。
メソード自体が終わってる生徒たちは、ランダムに羅列すると、エアバリエ、バッハの協奏曲ホ長調、ヴィオッティ23番のコンチェルト、ローデの8番のコンチェルト、バッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ、エックレス作曲のソナタ、ビバルディー作曲ソナタ15-3、チャルダッシュ、ヘンデル作曲ソナタ、ベートーベンのロマンス、この教本から常動曲、ベートーベンのスプリングソナタ、モーツアルトのアダージオなどなど。発表会終わっても名曲揃いです。仕上がったら、またホームコンサートで演奏してみんなにお披露目できるといいですね。
その生徒さんの要望により、セブシックやオシャールのダブルを加えたり、カイザーとドントなども使っています。中高生は忙しいので、カイザーが一曲終わったら、セブシックやオシャール。セブシックやオシャールがひとまとめ終わったら、またカイザーに戻るとか、そういう感じでなるべく学校のお勉強のおじゃまにならないように気をつけています。もちろん、頑張れそうな生徒は、フルコースで。
教材を変える時期は?
いろんな教材をバラバラに使わせていますが、私の中ではざっくりと以下の様な時期に分けて考えています。
第1時期
第一ポジションで なるべくいろんな時代の曲を弾かせる時期。とにかく短いものをたくさん経験させる。二重奏やピアノ伴奏も経験する。
第2時期
ポジション移動がないけど 少し長い曲を経験させる時期。ザイツ、リーディング、オシャールなどのステューデントコンチェルトの類を弾かせる。
第3時期
ポジション移動のある小品を経験させる。もしくは、今までやった作品をポジション移動をつけて弾かせる時期。ゴセックのガボットや金婚式など。
第4時期
バロック時代の作品、古典派、ロマン派の小品などを多種やらせる時期。ヘンデルのソナタ、クライスラーの簡単な作品など。
第5時期
コンチェルトに向けての時期、ローデやヴィオッティ、ベリオ、シュポア、バッハのコンチェルトなどを弾かせる時期
第6時期
少し難所のある小品を弾かせる時期 ヴィニャフスキの簡単な方の作品やクライスラーの前奏曲とアレグロなど。
第7時期
モーツアルトやブルッフなどの大きなコンチェルトやテレマン、バッハの無伴奏などに挑む時期。
第8時期
モーツアルト、ベートーベンのソナタなど、じっくりと作品と向き合わないと弾けない作品を弾く時期
こういうくくりをして、その中で生徒に弾きたいものを弾かせます。バイオリンはラッキーな事に、作曲家が挙ってバイオリンのための作品を書き残してくれました。まだまだまだ、一生かかっても弾ききれないくらいあります。皆さん、もう弾く曲が無いってことはないので、どうぞ安心していっぱい練習して下さい。(笑)
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