弦楽合奏ワークショップ開催しました
◯久しぶりの合奏!
2019年8月10日日曜日に発表会を終えてから、なんと2022年5月1日日曜日まで、ずっと合奏ができない日が来るなんて!厳密に言うと、2020年に最後に合宿に行っているのですが、一部の生徒さんでしたので、こんなに大勢で集まったのは、2年と9ヶ月ぶりです。
まさか、こんなに集まってくれるとは思わなかったのですが、広いところを借りた甲斐があります。今回は北とぴあの飛鳥ホールで開催しました。北とぴあは大ホール、小ホールの他に、飛鳥ホール、ペガサスホール、スカイホールなど、小さいフラットな会場がいくつかあり、発表会に使ったり、練習会場に使ったりできます。13階からの眺めも最高です。
◯曲によってクラス分けしてあります
午後1時から午後5時までの枠をお借りして、全部で50数名の生徒さんたちが集まりました。
私の教室には「スクール」という名前がついていますが、もし自分が学校を作るとしたら、こんな学校を作りたいという理想が詰まっています。
同じ教育内容を、同じ学年の中で、わかってる子もわかってない子も、できる子もできない子も教え込んでいくというのは、とても無理があるなと思っていて、もちろん音楽なんて、持っている才能も違うし、理解力も違うし、始める年齢もまちまちだし、小学生はこの曲ね。というクラス分けはしません。
今レッスンの中で、これとこれとこれができる。お世話係の私やもうひとりの釜野先生、それに一緒にお世話をしてくださる大人の生徒さんや、バイオリン経験者のお子さんの生徒のお母様などを、パートに割り振り、この人数の初心者だったらこのパートは崩壊せずに行けるんじゃないかという算段をして、パート割、曲割をしていきます。
そして、この曲は弾けるはず、この曲はまだ無理だから降り番、というようなことをして、なおかつパートバランスを見て、それぞれの生徒が、バランス良く勉強できる、今勉強したいことがかぶるように配置します。
まあ、この作業が大変でもあり、また楽しい作業でもあります。特に今回はコロナで途中一回もワークショップができず、様子をみることができず、修正ができなかったのが、大変でした。
この合奏発表会しか出ないという生徒さんもいらっしゃるので、予想とカンで、みんなを割り振ってあり、昨年ずっとこの発表会の譜読みをしていた生徒さん方もいらっしゃいます。
公式練習が始まるまでに、このパートが手薄なども分かるので、メンバー補強をしていきたいと思います。
◯練習内容
今回は、4時間しかなかったので、全曲は練習しませんでした。
アダムカース作曲 「2つの音の絵」
ハイドン作曲 チェロコンチェルト
パティー・スミス・ヒル作曲 ハッピーバースデー変奏曲 テーマ、バッハ風、ハイドン風まで
オッフェンバック作曲 「天国と地獄」
バルトーク作曲 「村の夕日」
以上です。
よく、本番前にしか集まらない団体ってあるじゃないですか。笑)きっと忙しい人の集まりなんだろうと思うのですが、ああいう団体にはしたくないなというのが、私の理想です。
もちろん、遠くから練習に参加する人もいらっしゃるので、その方たちは毎回無理だろうし、学校のテストの前や行事とかぶったら難しいだろうし、毎回100%とはいかないかもしれませんが、練習の出席率がいいというのを目指しています。
そして、生徒たちの団体この「あんさんぶるえこー」はとても、出席率がいい方じゃないかと思います。
出席率を良くするにはどうしたらいいのか?それはもう、指導内容が大きいと思って、指揮者の佐藤誠一先生と、必ず事前に打ち合わせをし、内容を練りに練っています。
そこ弾けてないですよね、じゃあ、ゆっくりやってみましょうね。あなたとあなた弾けていませんね、じゃあひとりずつ。なんて練習はしません。結構、クラシカルな練習方法ですよね。昔はそういう練習しているアマチュアオケとかあったんじゃないかと思いますが、そういう時間って、弾けている人にとっても、内容のない時間ですし、弾けない人がそこで練習したところで、弾けるようにはならないですよね。
高いお金を出して、会場費を払って、指導料を払って、そんな練習だったら誰もこないだろうなと思います。
せっかく集まったのだから、ここのテンポの変化は指揮者の先生はどういう風にしようと思っていらっしゃるのかとか、このパートとこのパートは、どんな風に絡み合っているのか、自分ひとりで練習してても、想像もできなかったけど、一緒にやって、「ああ、はじめてわかった。」と言う練習をしたいなと思って、今回は組み立てました。
なので、全部譜読みが終わってない生徒さんにとっても、有意義な練習ができたんじゃないかと思います。急遽発表会に出演することになった大人の生徒さんも、楽譜を持って、会費を払って見学に来てくださったり、動画を購入してくださったりしてくださいました。みんなで、自分が今できる勉強をしていくというのが、素晴らしいと思います。一年後が楽しみです。
◯次回の予告
次回は、8月15日月曜日です。平日だけど、夏休み。夏休みだけどお盆。というこの微妙な日程ですが、東京のお子さんたちって、夏休み、すっっっっっっっっごい忙しいんですよ。塾の夏期講習とか、部活動とか、他の習い事の合宿とか。家にほとんどいないそうです。なので、ここをピンポイントで狙ってみました。
次回は、アインザッツの仕方を基礎練習では、取り入れてみたいと思います。あとは、ハーモニー感を勉強してみたいと思っています。
上級クラスと初級クラスを聴き比べてみたのですが、一目瞭然なのが、「ハーモニー」なんですね。やはり、経験が多い人が集まっているクラスだと、自然とハーモニーができるのですが、はじめての生徒の割合が多いクラスは、全体像を聴いていない。というか、聴けていない。そのあたりを中心にやってみようと思います。少し、基礎練習の時間を多目に取りたいと思います。全員に基礎練習のクラスに、出てもらおうかなと思ったりもしています。
授業のPLAN-DO-SEEモデルってやつですね。ちょっと工夫と改善を重ねていこうと思います。
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