第5回あんさんぶるえこー発表会(2)

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次回は3年後だと思うのですが、本当に3年後でいいのか?という意見もあります。もっと頻繁にやればって夫には言われました。こんな大ホールでなくても、時々集まって練習するくらいのことはやろうかなと思います。公式練習会は、規約があってキャンセルポリシーもあります。結果黒字が続くと会費があまりますので、それはたくさん練習に参加した人に、ボーナスとして返金するという約束もしてありました。だからというわけじゃなないのですが、毎回本当によく集まってくれました。特に大人の生徒さんは練習自体が楽しいと言って来てくださっています。

練習時に一番気をつけたことは、みんなが集まっているからこそできる練習にしようということです。端から弾かせて、難しいところをつかまえて、そこ弾けてませんねと言ってパート弾きさせたり、ひとりびきさせるということは、全くさせませんでした。時間は有限です。そんなことのために、三重や京都や岡山や愛知や海外から生徒が練習に来ることになったら、私は申し訳なくていたたまれません。個人練習すればできるのか、曲の仕組みが分かれば弾けるのか、何がわからなくてできないのか。そういうことを一瞬一瞬、精一杯考えたつもりです。その結果、練習が楽しかった。という事になったのだと思います。まあ、飲み会もついてたから楽しかったのかもしれませんけど。(笑)

当日セッティングの大切さもかなり感じました。クリスマスコンチェルトのソリストをどこに立たせるのかで、音がだいぶ変わりました。前に行ってもらうと、今度は後ろがよく聞こえません。その瀬戸際のところを狙ってみました。皆様バランスいかがでしたか?

一曲一曲について、簡単にコメントしていきたいと思います。スッペはテンポの揺れを早くから練習したけど、難しかったです。あと8分の6拍子の感じを出すのも。かなりパーカッションに助けていただきました。

タンスマンは、本当に何十回弾いても素敵なアレンジで楽しかったです。もともとピアノの曲なんです。それを弦楽で各パートに別れるとこういう風になるんですよね。初心者の生徒が中心でしたが、よくがんばりました。弦楽オケファンとしては、こういう曲をもっともっと欲しいです。芸術的に素敵で、演奏がやさしい曲。あ、易しい曲なんかないとは思うんですが・・・。

ボレロは、水源から大海に変わるように小さい音からダイナミックなフォルテになるまでをこだわって練習しました。ホールにだいぶ助けられました。ソロもがんばりました。小さく弾くの、難しかったですよね。

コレッリは、中学生二人がソリストとして演奏しました。がんばりました。ふたりとも全く緊張してないのがすばらしいです。発表会が楽しみだったそうです。合奏団の方は、コンチェルトの伴奏は難しかったです。なかなかホールだと相手との距離が遠すぎて、チェロの音を聴くのが難しいようで、リハで私が一番キレてたのはこの曲です。(笑)ひとつ決心しました。もっとコンチェルト弾かせます。歌の伴奏とかやらせようかな。コンチェルトだけやるワークショップとかやることにします。

シャコンヌは、苦労したけどなんとかなりました。この曲のソロは大人のお二人。大人の世界で良かったですね。バロックって難しいですね。シャコンヌの正しい姿を表現できたのか、不安が残りますが、この経験が次に生きると思います。

ラターは曲もわかりやすく、ちゃんと分析してあげれば生徒たちがわかって弾いてくれた様に思います。ノリのいい演奏、でも走ってるわけじゃなく、きっちりしていて前進する演奏を目指しました。実は、まだ怖くて発表会の録音聴いていません。もし生徒と先生方の許可がいただけたら、音声だけでもどこかにアップしたいとは思っています。そして恒例の上映会もやりますよ。お楽しみに。いつがいいかなあ。

次回でまとめたいと思います。生徒さんたち、もし来てくれたお客様の感想などありましたら、是非メールしてください。ご自分の感想なども。

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