弦楽合奏特別練習会 レポート
◎行事目白押し
皆様 今年もよろしくおねがいします。
年末は合宿で土日のレッスンがお休み→お正月でお休み→お休みが続くので、三連休の土日はレッスン
という怒涛の3連休でした。そして、その3連休最終日、イベントが2つ!
1つ目は、恩師菊地俊一先生による、特別練習会@北とぴあ です。
本来は、合宿に参加する熱心な生徒さんたちが、先生に2泊3日しごかれて上達するという行事としてやっていたのですが、さすがにご高齢の先生を合宿お願いするのがはばかられ、今回午後だけの特別練習会として、企画しました。20数名の熱心な生徒さんたちが、祭日返上で参加してくださいました。
一音目からなんというか、全然やる気のちがう音で、年末の合宿効果も多少はあるのか?先生にもたくさん良いものを引き出していただいて、今までにない充実した練習ができました。
◎レッスンしていただいた曲
ハッピーバースデー変奏曲
ハイドン チェロコンチェルト第1楽章
アダムカース作曲 2つの音の絵
以上3曲でした。
ハッピーバースデーでは、それぞれの作曲家の演奏上の注意点を、一言さらっと教えていただき、たった一言なのに、イメージがすごく湧いて、音がガラッと変わるのが素晴らしかったです。
先生の中には、こういう音楽というイメージが具体的にあって、それを誰にでも分かる言葉で伝えるというすごい名人芸があります。
例えばですが、ワーグナーの三連音符をどう弾くのかとお尋ねすると「ねっとりね」とか、ハイドンはどう弾くのがいいのか、「3拍目で飛び上がる感じね。」とか、そういう要求です。
そして、ハイドンのチェロコンチェルトは、きざみでやはり捕まりました。笑)きざみは、永遠のテーマですね。全然難しいわけではないのに、手を抜いて気を抜いて弾くと、なんとつまらない音楽になるのか実感しました。
アダムカースは、先生にとても良く弾いているとお褒めの言葉をいただきました!!生徒たちが褒められてるのですが、自分が褒められてるような感じで、とても嬉しかったです。
そして、一楽章を、ビオラとバイオリンのソリのコントラストを、本当に絵のように見えてくる、聞こえてくるように曲想をつけてくださり、感激しました。
あああああ、もう本当に、私の指導って本当にまだまだ薄いな。というのも実感し、もう50も半ばなんですが、自分の伸びしろを実感しました。
◎音楽のどこにアプローチしていくのか?
音楽のどこにアプローチして指導していくのか、本当に一生勉強だと思うのですが、今回実感したのは、音楽に動きと奥行きとキャラクターをつけていくことが、とても大事だということです。
音楽の「質」をどのくらい表現させられるか。ここはフォルテね、ここはピアノね。という指導は、入門編としてありなのでしょうが、その先には、そのフォルテは質的にどうなのか。怒ったようなフォルテなのか、ぐいぐいいくようなフォルテなのか。
ピアノはただ小さくというところから、「知らん顔して、涼しい顔をして弾くピアノ」とか、「遠くからなっているようなピアノ」とか、それぞれピアノにイメージがあって、強弱に質をプラスすると、音楽から奥行きが出てくるんだなと思いました。
そりゃそうですよね。いつも同じ音質で弾かれても、聴いてる方は退屈ですよね。何を聴きに来たんだろうという感じです。
そして、フレーズの中には、必ず緊張している音とふっと緩む音があり、その感じを先生が棒で表現してくださると、生徒たちがどんどんそれに答えていくのが、圧巻でした。
音楽は楽しいですね!こういう楽しみを、生徒たちにぜひ私も伝えたいし、伝えられるようになりたいです。
子どもの生徒も6人参加してくれました。子どもたちにも、すごくわかりやすかったそうです。あんなにすごいことを習っているのに、難しいことはおっしゃらないというのが、またすごいなと思います。
先生にたくさんヒントをいただいたので、発表会まで、また細部にこだわって音楽づくりをしていけたらいいなと思います。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
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