弦楽合奏ワークショップ 2015/10/12

北とぴあ

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いつも、写真を撮り忘れるのですが、仲々人が写り込まないようにとか難しいんですよね。とりあえず、昨年の会場の写真なんかを使ってみました。

先日10月12日連休最終日に、一年2ヶ月ぶりに弦楽合奏の練習をしました。まだ発表会の公式練習とは違うのですが、さすがにカンも鈍るだろうと思い、年内に一回設けました。36人の生徒さんが集まってくれて、和やかにそしてしっかり練習しました。久しぶりだったので、すごく楽しみにしていました。前日まで関西にいるので、もし飛行機が飛ばなかったら私の代わりに書類を持参してくださいというお願いまで生徒さんにして、準備万端です。当日は、生徒さんに色々やってもらうことにしました。イス並べの責任者とか、懇親会まで移動とか、会計とか、集金とかみんな率先してやってくださって、ものすごく助かりました。懇親会はなんと21名参加!すごい出席率だわ。本当は人数足りてないのに、貸し切りにしていただいて、お店の方には感謝です。今後練習の後は、ここに集合ということに決まりました。(笑)

曲は、タンスマンの「ママのために弾きましょう」弦楽合奏版と、ラヴェルの「ボレロ」弦楽合奏版の2曲です。タンスマンは昨年のワークショップでもやりましたが、楽章を一つ追加。ボレロは、弦楽だとどんな響きになるのかなと思い、ちょっと早めに音出ししました。割りと上手く行ったので、発表会までもう少しブラッシュアップしたいと思います。あのメロディーラインを自然に、でもサマになるように弾かせるのは難しいですね。どこに重きを置いてというのを確認して、その後、「でもフレーズは長いのよね。」という説明をしたら、生徒が「そうか、フレーズは長いのかってものすごく納得した。」と言っていました。まず、そういう大まかな曲作りの説明が大事なんだなと思いました。バロックをたくさん弾かせてきたけど、こういうロマン派の終焉みたいな作曲家は、なかなか個人レッスンでも弾かないので、違った勉強ができていいなと思います。ラヴェルはラフマニノフより2歳年下で、スクリャービンより3歳若く、バルトークより6歳お兄さんです。

タンスマンは、初めての合奏の生徒もたくさん参加してくれて、頑張っていました。小さい生徒で、初めての参加の生徒の隣には、ご父兄にも座ってもらって、わからなくなったら指差しとか、フォローをお願いしました。初級の曲ですが、上級クラスの生徒にも勉強になったのではと思います。ああいうシンプルな音の動きを、自然に感じて、音の優劣を感じて、フレーズも感じて弾かせていくのって、本当に難しいです。音の動きとか方向性とか、絶対に旋律にはあるので、そこを8月までに全員に感じてもらえればと思います。そういう勉強は、必ず普段のバイオリン曲を演奏するときにも役に立ちます。あとは、音の優劣を、他のパートと絡みながらつけるという、合奏の基本中の基本も学んで欲しいです。あそこのパートが、10くらいの大きさででていたから、こっちは弱拍だから6でいっとこうか。あら?後ろのメンバー音大きいな、じゃ、トップとトップサイドで調節しとこうかとか、そういう「立ち位置」がわかれば、素晴らしい演奏団体になっていくんじゃないでしょうか。まだ練習始めたばかりなので、これからに期待したいですが、同じ音形をずっと同じ大きさで演奏してて、ホントに何度も口挟みたくなりましたが、まだ最初なので、ぐっと我慢しました。(笑)シンプルなところほど、ちゃんと動きをつけないと。音楽を愛してる人が、ブーとかブザーみたいに弾かないで〜って心のなかで思っていたので、今ここで書いておこうと思います。発表会公式練習始まったら、遠慮無くいこうと思います。

これから、ラターの譜読み、スッペの軽騎兵序曲の譜読みに入ります。ラターが意外と勉強内容がタンスマンっぽいことに気が付きました。これも、音の動きなく弾いてると悲惨な曲です。皆さん、がんばりましょう!素敵な曲にしましょうね。!!

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