合宿レポート 「コレッリ」「パッヘルベル」
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日光霧降高原は、動物にも遭遇するんですよ。今回は猿と会いました。お互い干渉しないで知らないふりをするのが、共存のコツだそうです。
さて、前回の合奏発表会の時も、バロックに相当手こずりましたが、今回もやっぱり手こずってます。こうなったら、バロックボウを調達してきてみんなバロックボウで弾かせちゃおうかなとか妄想したり。全員は買えないだろうから、そうなったらバロックボウとモダンが混在することになるけど、いいかな?まあ、なんでもありってことでいいんだろうけど。大量にバロックボウを発注して、そんなに調達できるのかしらとか。色々考えております。
昨日私が勉強させていただいている、弦楽合奏の「練習始め」があって行ってきました。2月に発表会をこちらもやるので、最後の追い込みって感じになってます。私は合宿の直後だったので、私の指導と先生のご指導とどんなところが違うんだろうと、そんな観点でばかり練習の内容を見てしまうのですが、感じたことは、先生はフレーズの方向性がものすごく的確。そして、もう一つは先生の長年の経験値で「こことこことここは、なんとしても外すな」的な場面がいくつかあって、そこは何度も練習する。漫然と端から練習して、漫然とダメだったところを指摘して、漫然とよくわからないまま終わるってことがない。そして、ご指導の内容で、必ず音楽が変わる。もし、平日の午前中に時間がある方は、2月におさらい会という小さな発表会があるので、良かったら聴きにいらしてください。詳細は、メールで問い合わせてくださればお教えします。リアルなお知り合いに限ります。
もうどこの誰が書いた文章だったかすっかり忘れたのですが、日本の音楽教育が忘れてきたものは、「音楽を感じさせることだ」という名言が書いてあって、ものすごく感動したことがあるのですが、まさに先生のご指導は演奏する側になんとか感じてもらえるように手を変え品を変え言い方を変え、一生懸命に音楽を感じるヒントをくださるご指導なんだなと、自分の至らなさを痛感しました。これって指導する側の私が、もっともっと音楽から何を感じているのか、頭を整理しないといけません。2月からの練習にぜひ活かしたいと思います。
そこで、生徒のみなさんは、パッヘルベルの「シャコンヌ」の一つ一つの変奏から、いったいどんな曲のキャラクターを感じるかもう一回楽譜を眺めてみてください。本当に単純なことからでいいです。「軽い」とか「重々しい」とか「流れていく」とか「厳しい感じがする」とか「はねる」とか。どうしても、何も感じることができなかったら、Facebookにちょっと編曲はちがってるのですが、弦楽で演奏した素敵な演奏を見つけたので、ご紹介しておきました。感じられたら、そう弾くためにはどうしたらいいのかな?ぜひ練習しながら研究してください。
コレッリの合奏協奏曲は、フレーズの整理は合宿でできたので、そのフレーズの重心はどこなのかもう一度、丁寧に練習してみてください。そのフレーズが終わるまでは決して終わらないように。
たぶんこれが演奏で実現できれば、劇的に演奏が変わるんじゃないでしょうか。ぜひバロックはバロックらしく、素敵に演奏できたらいいですね。一緒にがんばりましょう!
さあて、次回は最終回の予定です。残りはラターですね。どんなことが問題点だったか。最後にレポートします。お楽しみに。
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