合奏発表会第一回公式練習
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昨日は本当にお疲れ様でした。1時集合で5時解散の正味3時間半の練習でした。合宿での練習の反省を活かして、今日の目標はとにかく「まずは曲の構造を知ること」と、「指示は具体的に」を目指してレッスンを組み立てました。譜読みのペースが遅くて終わってない生徒も、参加してよかったなって思ってもらえる授業を目指したのですが、いかがでしたでしょうか?珍しく夫には、授業内容がすごく具体的で良かったし、何より一回一回の指示で演奏が変わっていくのが良かったと褒められました。本人はラターは降り番で、後ろでずっと聞いていたのですが、特にラターが変わっていくのがわかってよかったそうです。パッヘルベルは乗り番で弾いていましたが、合宿以来あまり練習出来ていなかったけど、一緒に合奏の練習をしながら弾けるようになっていってよかったと言っていました。細かく切って、そこを何度か集中して練習させてもらえたので、弾けない身としてはすごくいい練習になったという分析をしてくれていました。通し練習の割合も、考えないと単にいっぱい弾いて満足だったってことになるので、注意が必要ですね。今回は程よく通したり、分割練習ができたりしてよかったのではと思います。
とても充実していた練習でした。
どのような音が出ているのか、周囲の音をどれだけ聴けて
「アンサンブルができるのか。」というテーマがより一層明確になりました。
などと、感想をいただきました。あ、チェロの先生にも「無駄がなくてレベルの高い内容だった」ってお褒めの言葉をいただきました。身内で褒め合ってどうするって感じですが、親しい人にほめられるのは、モティベーションがあがります。
では、残念ながら欠席せざるをえなかったというお気の毒な生徒さん方のために、どんなことをしたのか、書いていきたいと思います。
1ラター作曲 弦楽のための組曲 第一楽章
第1楽章は、3部分のメロディーから成り立っています。①イントロや間奏に使われている部分 ②第1のメロディ便宜上 第1メロディーと命名 ③二種類めのメロディーは便宜上 第2メロディーと命名
① 1小節目から12小節目 BやJがそれにあたりますね。演奏上の注意としては、全部同じ大きさの音にしません。2拍子の感じにしてください。何度かやりましたが、あまりうまく行ってないので、各自練習が必要です。6小節目の入り方が、3箇所とも違うパートが担当しています。Jのセカンドの入りは特に違っていて、少しテヌート気味で弾いてしまってください。177小節目もとても大事なきっかけになるメロディーなのでがんばって演奏してください。
② 第1メロディーは、13小節アウフタクトから、32小節目までです。A E F I Lといったリハーサル番号のところはすべてこのメロディーになっています。メロディーの作り方は4小節:問いかけ 4小節:答え そのあとの4小節二人で一緒に歌う。みたいな構造になっています。これもみんなで別れてリレーしてやってみました。これは一人では練習できないですね。スラーの頭は少しはっきり弾いてください。もちろん一拍目も強いですよ。ただし、37小節目はスラーの頭が強いわけじゃなく、一拍目が強いという方を優先してください。
一箇所ずつすべて取り出して、細かなレッスンは終わりました。
A:内声のみなさんは、ごしごしと無機質に刻まないでね。2泊目の裏で音が変わる人は、次へ音楽を運ぶ係です。運ぶように、少しのクレッシェンドをしましょう。第一バイオリンの人は、出だしと同じテーマですが、もっと歌っぽくなってるのがAなので、少し長めの音で。
Eは、バイオリン1と2が仲間です。きれいに追いかけっこしましょう。ビオラとチェロは2小節の単位を感じ、107小節からの4小節は110に山が来るように少しだけ膨らませます。Fに入る前で、ビオラとチェロでクレッシェンド担当してください。
Fはアンサンブル的に一番の見せ場かと思います。123小節目の、コンバス、チェロ、第1とビオラのピチカートという一連の流れを是非是非、うまくつなげましょう。第1バイオリンとビオラのコンタクトを密に。
Iは、セカンドとビオラがメロディーで、ファーストが裏で盛り上げる感じ。本当は、後で思ったのですが、チェロと第1バイオリンでやってみればよかったですよね。この辺りは、ちょっと時間がなくなりつつ、みんな疲労の色が見えつつでした。
次回の練習は、時間切れだったこの日にやらなかったところをやりましょう。通した時の感想は、ピアノがピアノにならないんだなということでした。細かくやったあとは、6月辺りに全体の流れが上手くつながるようにと思っています。
4楽章とシャコンヌは、また別記事で。ちょっと更新に時間がかかるかもです。
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