アレキサンダーテクニーク・バジル先生のレッスン受講しました

 

◯《アレクサンダーテクニーク基本6回プログラム》に参加

朝ドラの「らんまん」終わっちゃいましたね。研究者の主人公が、人にたくさん愛されて、みんなと研究をしていた姿が、研究は一人じゃできないということを、まざまざと見せつけてくれていました。毎日楽しみに観ていました。録画ですけど・・・・。

私も、一人で自分の生徒の問題を抱えこまないで、この先生だと思う人に助けを求めるというのは、生徒にとっても、そして自分にとっても、とても大事だと思っています。

それぞれの先生に、専門分野というものがあるので、弊教室も、それぞれの専門家にお願いしています。

バロック音楽は、阿部千春先生に色々わからないことがあると、教えていただいています。小さな疑問や素朴な疑問に、これでもかという程の知識で、即座に教えて下さいます。すごいです。

ピアノの伴奏は堤雅那子先生に。どんな難曲でも、すごく誠実に練習して、本番素晴らしい伴奏をいつもつけてくださいます。

そして、身体の使い方は、疑問が湧くとバジル先生のところに行って、レッスンを受けるということをしていましたが、この度全6回半年間、毎月一回ペースでレッスンに通うコースを受講してみました!

いつも、自分の演奏上の悩みを相談していましたが、今回は生徒と私の演奏に、どんな違いがあるのかを、先生と一緒に検証していただきました。

結局、教師って生徒が今どんな状況なのかを「見る力」じゃないかと思います。「見る力」があれば、一緒になにか問題を解決していけますし、こんな奏法を試してみればなどと提案もできます。

ここが弾けないのは、右手の何処かの関節が硬いのか、楽譜が読めてないから弾けないのか、左手が問題なのか?「見る力」です。

毎回生徒を連れて行くのも、スケジュール的に難しいので、まず動画を見ていただいて、どういうところが問題になっていて、これができないのか。というのを、毎回質問させていただきました。

先生と私の視点のちがい

生徒の動画を、iPhoneのちっさい画像で見ていただいて、伝わるかな?と思っていたのですが、杞憂でした。何回もコマ送りしながら見ていただいて、ばっさばっさと、問題点を指摘してくださいます。もうびっくり仰天ですね。バジル先生のご専門はホルンなので、バイオリンはもちろんお弾きになることはできないのですが、巨匠と言われる演奏家の動画も一緒に見て、この人はこういう風に体を使ってるよね。というようなことも、一緒に解説していただきました。

楽器を立てたり、少し傾きを変えるのに、頭の重心を変えているよね。とか、そういうようなことです。

ハイフェッツ上手〜とか、オイストラフいい音〜とか思いますが、身体の使い方どんなことしてるかな?なんて、そういう視点が、さすがアレキサンダーテクニックです。毎月、感動していました。

どうやって、入門者に教えているのか?という話になり、バイオリンランドという教材があって、こういう準備体操的なことをさせています。という動きを、一つ一つお伝えしたら、なるほど、それはこういう意味でやらせているんですね。という、身体の使い方からの視点で解説していただきました。どれも、すごく理にかなっていることが、改ためてわかりました。

一つだけ書くと、弓を指3本でもたせるというところが、一番最初の弓の持ち方なのですが、これはバランスを上手く保てていると、無駄に力も使わず持てますし、手の内側の力を使って持てるようになります。

なかなか上手に、小指を丸く、いい力加減で持たせてあげられてないなというのが、長年の悩みだったのですが、この解説で、もう一回ひとりひとりに弓の持ち方を確認したら、みんな上手に持てるようになりました。まあ、ただこれを継続させるというのが難しく、その問題点の解決法も先生に解説していただきました。雨だれ石を穿つです。がんばります。

◯生徒たちの問題点

生徒さんのお悩みで多いのが、先弓が届きにくい、左手の4の指が届きにくい、弓が曲がりやすい、弓が弾む、弓の持ち方が安定しない。

教えてる人間が同じなので、当たり前なのかもしれないのですが、結局すべて同じ問題を含んでるんだなということが、わかりました。

ずばり、みんな姿勢が良すぎる!笑)

先生が、「楽器と身体が遠い」という解説をされていて、最初よく意味がわかりませんでしたが、丁寧に、いろんな動画を一緒に見ていって、「ああああ、確かに!」ということが、わかりました。

腕の付け根は、前面が鎖骨なんですが、その鎖骨が背面にそっていると、楽器から遠くなるんですよね。

背面に近いと、一見姿勢良く見えるんですが、パフォーマンスにはあまりよろしくない。

先生に録画して見せた生徒以外も、ひとりひとり見ていくと、おお、確かに、この子も「姿勢がよかった」。あ、この子もだな。という、私の「見る力」ができてきて、レッスンでひとつひとつ解説しながら直しているところです。

◯生徒たち同行レッスン

先生が、「動画じゃなく、今度は実際に生徒さん連れていらっしゃってもいいですよ。」と言ってくださり、生徒さんお二人連れていきました。

公募して、たくさんのご応募があったので、抽選でお二人に絞って連れていきました。それぞれ、悩みを質問してくださいというと、大変有意義な鋭い質問をされていて、私も大変勉強になりました。

前腕だけの動きをするときに、肩が痛くなった。速いパッセージでどうしてもつまずいてしまう。弓がまっすぐに弾けない。左手で、12の指がうまくくっついたまま3の指が離れない。

全部納得の行く回答がいただけて、私もレッスンで活かしています。

生徒さんが「そういえば、ユリカ先生そういう風に弾いてます!」と言ってらして、一応私はお手本としては良かったんだな。でも、見る力がなかったのかと、嬉しかったり、恥ずかしかったり。笑)

本当に、勉強大事ですね。2023年の今年は、バジル先生のところで6回修行させていただいたのが、何よりの収穫です。もう一回レッスンが残っているので、今度は、自分自身のお悩みを相談して、締めくくろうと思っています。

 

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