曲作りでNAXOS活用中

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東京は真夏の陽気が続いています。暑いですね〜。6月に入ったので、9月の発表会に向けて練習頑張っています。とりあえず、アーベル弾く人はいませんが、写真はアーベルの楽譜。いつかガンバでアーベルなんか弾けるといいですね。(私が)

さて、マイナーな曲をみんな選んでいるので(笑)みんな必死に曲作りやっております。今はいいですね。ネットで学び放題です。NAXOSもありますし、YouTubeもありますし、こんないい時代がくるとは夢のようです。

NAXOSは有料図書館みたいなもので、一月1850円払うと

「CD113,912枚の音楽を全曲再生できる配信サービス」

を受けられます。すごいですね。私の学生の時はオーディオルームに行って、レコード借りて、一枚ずつ聴いてました。貴重なレコードもあるのですが、まあ、検索するのも勘がいるし(笑)家では聴けないわけですし。あ、貸出はなかったんですよ。休講掲示が出ると、図書館かオーディオか練習室でした。

私ももちろんNAXOSの会員ですが、本当にお世話になっています。この会員になってから、ほとんどCD買わなくなりました。自分の「曲を知らない不勉強さ」がいつも気になっていたので、とにかく自分の知らない曲をさくっと聴いてみるということをしてみたり。

CDを買う時はつい自分の好きな分野と好きな演奏家と好きな曲を買ってしまうじゃないですか。まあ、その中に知らない曲も入っているから出会えるということもありますが、NAXOSは「今週の一枚」と言って紹介してくれたりして。知らない曲との出会いを楽しんでいます。

NAXOSは曲作りにもとても役に立ちます。レッスンでも時々活用しています。大人の生徒さんのレッスンでは、どういう風に弾こうと思っているのか、生徒さんの意見を聞いていますが、「どう弾いていいのか」まったくアイデアがわかないときには、この人はこんな感じで弾いてて、こっちはこういう風に弾いてますよって、一流の演奏を次々と聴かせてあげられます。学ぶはまねぶ。最初は好きな演奏を真似してみる。でいいんじゃないかと思っています。もちろん、様式感というものはあるので、まさかモーツアルトの速い楽章を全部デタシェで弾きたいと言っても、それは様式感が・・と説明はするとは思います。みなさん、音楽が好きでよく自分でも聴いてる方が多いので、そういう生徒さんは今のところいないけど。

なにせ同じ曲のCDが何種類も入っているので、このカルテットはこの曲をこう弾くのか、こっちはこのテンポでこう弾くのか、おもしろいなあって違いがわかります。そうすると、自分だったらこうするかな。こうしたいな。この人の演奏は自分にはしっくりこないなとか。せっかくアマチュアで音楽やってるんですから、そこはこだわって楽しみたいですよね。コンクールで入賞するための演奏とか、音大で先生に気に入られる演奏とか、そういうのがあるのか知りませんが、そういうところから自由なわけですし(笑)

そんなこんなしてたら、なんとバロックの曲を、教えてないのにイネガルで演奏し始めた生徒さんがいて「あれ?私教えったっけ?」と思ったのですが、なんとYouTubeで演奏を聴いて、こういう風に弾きたいと思ったとか。そうですか。では本気でバロックやろうじゃないですか!ということで、奮闘中です。

「CDはCD。習ってる人には習ってる人の弾き方があるのかと思っていた。」という貴重なご感想をいただいたことがあります。なんか言いたいこと、すごくよくわかります。いつもプロはそう弾いてないけど、まあどうせできないから初心者はこう弾くんだろうなって思ってたって。でも、せっかくやるんだったらこういう風に弾けるように頑張ります。と。

そんなことより、音程外さないで弾こうよとか、そういうお考えももちろんあるかと思うのですが、どこを大事にするかは、先生それぞれの価値観なんでしょうね。それこそ、アマチュアは自分の好きな先生に習えばいいのですから、そのあたりも自由なんです。好きな先生に習ってください。

今日はNAXOSの回し者のような記事になってしまいましたが、生徒さん全員に入会を義務付けたいくらい、気に入っています。学校全体で入れないのかな。うちは学校法人じゃないから難しいのかな。しかし、10万枚はいってるんですね。一生かかっても全部聴けないですね。長生きしないと。

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