弾けないところを弾けるようにする方法〜子ども編〜
今年は、ベートーベンイヤーですね。うちのベートーベンも教室を見守っています。
1) ご無沙汰しています
年度末ですね。ご無沙汰しています。流石に、ブログが少なすぎるので税金申告の合間に、皆様こんにちは。
忙しい時こそ、スキマ時間を使って色々頑張りたいと思います。昨日も筋トレ行ってきました。今日は、税金準備と、合宿の特急券を取りに行って、午前と午後にレッスンです。メールの返しが短文かと思いますが、ご容赦ください。
忙しいというワードから、今日は忙しいときの練習方法を書いてみたいと思います。
2)対象の生徒像
ノウハウとかマニュアルとか、相手の状況をみないで、方法だけ探るって感じがして好きじゃないのですが、これは一般的に通じるんじゃないかなと思うので、書いてみたいと思います。
◯自分ではじめて練習する子どもの生徒さん、もしくはおうちの人と一緒に練習する生徒さんで、楽譜はすでに読める。という条件です。
新しい曲をもらって帰る時は、その前のレッスンでリズム、左手の置き方などは時間の許す範囲で一緒にやっています。もっと時間があれば、実際一緒に練習してある程度弾けるようにしてから、持って帰らせています。
心理的に、この一から譜読みをレッスンから帰って翌日からやるのって中々じゃないですか?ああ、面倒くさいな・・・。明日にするか・・・。やっぱり今日も「明日から」。私のダイエットみたいな、いつでも「明日から」になって、ついにレッスン前日!やばい!っていうのは、目に浮かぶようです。前日やっても、レッスンでやったことはすっかり忘れてます。「ああ、何だったのレッスン!」という悲しい状況は避けたいですよね。
なので、できればある程度弾ける状態を作って、「やったね。じゃあ、明日から繰り返し練習すれば大丈夫」という状況で帰したいのです。
3)練習方法
レッスン時にやる方法を教えちゃいます。生徒さんたちは、なあんだって感じだと思います。笑)
細かくフレーズを切断する方法です。
たとえば、宿題を8小節出したいとき、その8小節を何度も何度も弾かせて、弾かせるたびにつっかえびき。これ、一番ダメな練習方法だと思います。間違える練習してるようなものです。
小さい生徒さんだったら、まず2音から始めています。はじめて出てくる指だったり音だったりしたら、一音からです。今日はじめてCISと巡り合ったら、その音のカードを作って、読んで、歌って、指のフォームをきれいに補助して、歌った音と同じ音程で弾くところからです。
そのあと、その前後とつなげます。AとCISだったら、0と2をゆっくり上げ下げする練習から始まります。その時も、やはりきれいなフォームになるように補助します。
そのあとは、一小節、2小節と続いていくのですが、少し曲が進んで、小節ごとの区切りというより、フレーズごとに練習させるようにしています。ふぁらしどーっていうのが小節線をまたいでいたら、その小節線をまたいだフレーズで練習させて、次のフレーズが似ていたら、ここと似てるよねと解説しながら練習させます。そうすると、弾けるようになってから、フレーズの感じを出すという手間が省けて、一緒にフレーズを感じる練習もできます。
あと、私がよく使うのがiPhoneのタイマー。できるまで練習してって言われたら、永遠に続くような気がしませんか?2分だけ練習しようって言われたら、良しやるぞって思いません?笑)苦手なところがあって、苦手な原因もさぐり、(例えば肘の移動が遅かったねなど)あとは、反復練習さえすればいいというところで、タイマー登場です。さ、2分やろうか。と言って「えええ?」って言われたことはないですね。みんないい子!もう少しでできることは本人もわかっているので、2分集中して練習します。
そのうち、私が「どうする?先生といっしょにやる?」って聞いても、自分でできるから家でやってくるって、答えてくれるようになります。少しずつ自立させていけたらと思います。ずっと先生が一緒じゃないと何もできないんじゃ困ります。
4)まとめ
勤勉に、コツコツ努力できる大人ってたくさんいますが、最初からきっと勤勉でコツコツってできなかったと思います。未だに私はできませんし。笑)でも、一緒に付き合ってあげながら、少しずつコツコツやるとヴァイオリンが弾けるようになるんだなという体験を通して、自分に自信が湧いて、楽しくもなり、練習できるようになるのかなと思います。
ベテランのお母さんが、中だるみしていたお子さんに「毎日5分でいい。もうそれ以上やらなくていいから」って伝えたら、毎日5分練習するようになって、そのあと、もう5分じゃ済まなくなって、練習時間が伸びてきた。レベルが低い話ですみませんってメールが来たことがありますが、最初の練習の「蓋を開けるハードル」を下げてあげるのって、すごく大事だと思います。
洗足学園でジャズを教えていらっしゃる藤原清澄さんの書いた「僕がジュリアードとバークリーで学んだこと」を読んでるのですが、面白い先生がいらして、レッスンの日が決まっていなくて、レッスン当日の朝に「今日の10時にレッスン室においで」って電話がかかってくるんですって。いつでも呼び出されてもいいように、練習しとけというのがその先生の方針で、毎朝、今日?明日?と戦々恐々としながら電話を待ってるそうです。
うちも、そんな自由な感じで行けたらいいのですが笑)皆さんご都合もありますしね。爆)
そういうわけで、お試しください。ユリカ先生のブログで読んで、うまく行ったよってご報告もお待ちしています。
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