幼児レッスンでの親御さんのサポートは?
私の練習のサポート中のにゃん太です!
◯一人で練習できるまで
何度も繰り返し、このブログでもお伝えしていますが、バイオリン、ピアノを幼児さんに習わせるのは、本当に親御さんの根気です。練習しなさいって言って、素直にする生徒さんがいたら、それはかなり「練習が好き」という才能があるお子さんだと思います。
あの手この手で、サポートが続きます。一人で練習できるのって、だいたい10歳くらいでしょうか。その日まで二人三脚が続きます。面倒だなと思うかもしれませんが、後で振り返ったときに、こんなに子どもにかかりっきりになる時間って、他の習い事にはないので、本当にお子さんと向き合うことになり、いい思い出になるのではと思います。あんまり使いたくない言葉ですが、音楽をともに楽しんだ同志としての、「絆」が生まれると思います。親ってどうあるべきなのかな?と、習い事を通じて、考え悩むきっかけにもなっているかもしれません。
子育ての答えなんて、10年後にしか出ないんですが、親御さんたちと、一緒にその子のことを考える作業は本当に私の生きがいですし、楽しいです。先輩お母様たちが「ユリカ先生に育ててもらった」と言ってくださることがあるのですが、なんというか、絶対にそんなことはないのですが笑)嬉しい瞬間です。
◯見学する意味
レッスンも必ず見学してもらっています。どうしても小さいご兄弟がいらして、見学が不可というときは、録画して家で見直してくださる保護者の方もいらっしゃいます。ZOOMもあるので、ZOOMで中継して、親御さんが他の場所で参加ということをなさっている方も。色々文明の利器を使っています。
どうして見学してもらっているかというと、家での練習に役立ててほしいからです。
私の若いときの苦い経験で、もう大きくなってきたからいいかなと思って、一人で通っていた子が、バイオリンを突然やめるといい出して、え?今まで順調だったのにどうしたの?と思ったら、レッスンでは、まずゆっくり音程とってきてね。と宿題を出したら、家ではお母様がレッスンを全然見学なさっていないのに、どうしてそんなゆっくり弾くの、もっとちゃんと速く練習しなさいとバトルになり、もう嫌だ。頑張ってるのに、無理なことばっかり言ってくる!怒)となり、やめると言い出したようでした。その後、先生とお母さんとちゃんと連携するからと約束して、事なきを得たのですが、これは私にとっては、良い教訓となっています。
1)家で練習に関わるのだったら、必ず何らかの形でレッスンを見学する。
その子のおかげで、このことは今でも徹底しています。
2)先生がリーダー、お家でサポートする親御さんは中間管理職。
2つ目はこちら。この2つは鉄則だと思っています。先生と保護者の皆様が同じ方向で練習していく事が大事です。
こちらも、苦い経験ですが、ほかから移ってきた生徒さんが、基礎からやってほしいということで、ボウイングと読譜から治すことになりました。このボウイング練習だけやってきてね。曲はお休みしましょう。意味がわからず弾いてもね。一旦音をきれいにしましょうね。ということを、レッスン中に説明したつもりでした。
が、そのお母さんにも焦りがあったんだっと思うんですよね。まあ、私のことを信用しきれなかったんでしょう。下手になるから、今まで弾いた曲も練習しなさいという指示をだしちゃったんです。
子どもは混乱しますよね。運悪く、ちょうど一週間私のレッスンが休講が入っていたんです。その間すったもんだあったようで、もう頑なにその子は「バイオリンを辞める」の一点張りで、退会していきました。
そうですよね。上手になるために、一旦ボウイングだけやろうね。といったのに、家で「それだけだと下手になるから」なんて言われて、子どもは板挟み。大人のタブルスタンダードで、辛かったろうなと思います。親御さんレッスン見学してたのに、なんにも伝わってなかったんだな。ちゃんと説明したつもりだったのにな。と私の苦い経験ベスト3に入ります。「つもり」じゃダメなんですよね。
教室の保護者の皆さんは、本当に熱心で、しかも本当の意味で賢い保護者のみなさんがほとんどです。もし、なにか宿題以上のことをやらせるときは、「ここまでやらせてきてもいいですか?」とわからないことは、きちんと質問して帰られます。動画も、レッスンメモも本当にこまめに取ってくださっています。きっと、そのノートを、大人になってその子が見直したら、本当に宝物の様に思ってくれると思います。
◯レッスン中はどうしたら?
これもよく質問されるんですが、レッスン中態度が悪かったら注意してもいいでしょうか?
レッスン中に、声かけたくなりますよね。もうなんで、返事が「うん」なの、ちゃんと「はい」って返事しなさい。とか、そこ違うでしょ〜とか。笑)
私はその子によってかな。と思います。声かけしたほうが励まされて集中できる子。声かけによって、レッスンへの集中力が失われる子。ご自分のお子さんはどっちでしょう?
レッスン中は全く声をかけないで、玄関出た瞬間に叱るというお母様もいらっしゃいます。それぞれのご家庭のルールで良いと思います。
ただし、1つ教室のルールがあるとしたら、先生と生徒のレッスンを盗まない、のっとらない。ことだと思います。
一体誰がレッスンしてるの?という保護者の方も中にはいらっしゃると聞きます。先生が生徒とのやりとりをしていても、すべてお母さんが答えてしまうとか。意外と話には聞くんですが、うちにはいらっしゃらないかな?私が怖いから口が出せないだけかもしれません。笑笑)みんなバランスが取れてて、素敵なご両親様です。
録画、録音、メモご自由にというのは、弊教室ルールです。もしかしたら、禁じていらっしゃる先生もいらっしゃるかもしれませんので、それぞれの教室の先生に確認してくださいね。
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