合奏の補助〜となりに座ってなにをするか?〜

◯合奏練習近づいてきました

8月には2回めのワークショップを開催します。お盆で平日なので、なかなか人も集まらなかったのですが、それでも40名ほどで練習します。

あまり他の教室では見られない光景かもしれませんが、弊教室では、程よい距離で保護者の方に一緒に勉強してもらっています。実際に、ヴァイオリンを習って、家での練習に役立ててくださるお母様もいらっしゃいます。レッスンは、必ず付き添って、レッスン内容をメモして、うちでどのような言葉を使って、どんなふうに補助していけばいいのかを、勉強して帰っていただいています。

合奏のときは、本人と相談して、となりにすわって手伝ってほしいかどうかを決めます。練習が始まると、となりに座るのは、知らない大人の生徒さんか、先輩の子どもの生徒さんになる予定なのですが、ワークショップまで、となりにすわって補助をお願いしています。

今日は、どんな風に補助すればいいのかを、いくつか提案してみたいと思います。先輩お母様、お父様方が、上手に補助されていた姿を思い出しながら、書いてみますね。

◯どんなことを補助するのか

合奏は、指揮者を見て、楽譜を見て、なれてない生徒さんだと、ボウイングを見て、たくさんのことをいっぺんにやらないといけません。要所要所で、指揮棒をみるというのは、熟練の生徒さんでできること。生まれてはじめて合奏とか、ヴァイオリン初めて2年とかですと、楽譜から目を離すというのもなかなか難しい作業です。

 

1)入の補助

まずは、指揮棒を一緒に見てあげて、出るタイミングを小さい声で「さんはい」って言って上げると、上手に入れます。さんはいと声にださなくても、となりで一緒に息を吸ってあげるだけでも、入りやすいと思います。

2)楽譜を指差し

次に、どこを弾いているかわからなくなるということも、頻繁におきますよね。私も最初の東京ユースの練習では、初見だし、知らない曲だし、どこを弾いてるんだろう!という感じでした。それでも、管楽器や打楽器が入って、本当に感動したのを覚えています。

どこを弾いてるかわからなくなることを、「おちる」といいます。おちてしまったら、楽譜を指差ししてあげ、また入れるところで、入りを促してあげると思います。次は、Cから入ろうかと小声で言ってあげてください。この補助も、なかなか熟練しないと難しいかもしれません。

隣に座っている保護者の方が、おちないで、ずっとペンなどで、楽譜をたどってあげていれば、どこかでまた入れるかもしれません。

あとは、練習中はいつも最初から弾くわけではないので、途中小節番号とリハーサル番号の指示を聞いて入らないといけません。結構あっという間に探さないといけないので、その補助もしていただければ、入り遅れることもないかと思います。

 

3)背中をとんとん

あとは、テンポはよくつかめない生徒さんには、背中を優しくそのテンポで、とんとん叩いてあげるのも、私はよくやっています。少しずつずれていく生徒さんには、これが一番有効です。これは、私がやっているのを見て、この補助を使っているお母様もいらっしゃいましたね。

この前インスタを見てたら、小さい歌姫、4歳のののちゃんの録音で、ディレクターさんがやってて、みんな使ってるのね!と思いました。笑)

 

私も8月15日の準備を、今がんばっているところです。会社を休んで参加してくださる方も多く、とても嬉しいです。充実した練習になりますように。しっかり準備していきたいと思います。

 

 

 

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