大人になって 再開する人のためのレッスンもやっています

◯バイオリン眠ってませんか?
小さい頃にちょっとバイオリンをやってみたけど、今は忙しくて楽器も眠ったまま・・・という方、意外といらっしゃるんじゃないかと思います。
私のクラスでは、大人になって、また再開される生徒さんもいらっしゃいます。きっと子どもの頃の先生が、とても愛情を持って教えてくださったんだろうなと思います。もう、楽器も観たくもない!という大人の方も、いらっしゃると聞くので、また始めようかなと思うなんて、素敵な教育を受けたんだろうなと思います。
今は小さい頃の先生と遠くになってとか、縁が切れてしまったので、もう先生がおやめになったので、違う先生に習ってみようかな、なんてご理由で私を選んでくださって、本当に光栄です。
今、自分のクラスの名簿をながめて数えたところ、学生の頃始めたという人まで含めると、11名の方が再開組でした。10分の1です。なかなか多いんだなと。
大人の生徒さんを一から教えるのも大好きなんですが、むしろその経験の方が、私の中に蓄積されていますが、小さい頃の思い出とともに、経験者を教えることも多いです。
今いる生徒さんのことを、ぺらぺらここで書くのも憚られるので、もういらっしゃらない生徒さんとどんなレッスンをしたのかを少し書いてみたいと思います。
◯色んな先生の指導法を目の当たりに
☆嬉しかったことやおどろいたことなどいっぱいあるのですが、小さい頃にずっとバイオリンをなさっていて、お引越しで東京にいらして、学生さんのときに再開された生徒さんがいらっしゃいました。
社会人になっていそがしくなるので、おやめになったのですが、そのときに、「小さい頃は、ただ教科書を進んでいくだけで、全く楽しくなかったけど、先生のところでは、好きな曲を沢山弾けて楽しかったです」とおっしゃっていました。好きな曲って言ったって、ベートーベンの「春」とか、「タイスの瞑想曲」とか、そういった曲ですが、やはり名曲の力ってあるんだなと思いました。
このときに、私の小さい生徒にも、ある程度大きくなったら、名曲というものを必ず弾かせてあげようと思いました。
☆小さい頃やってたのですが、全く楽譜が読めないので、自分で再開しようと思ったらとても困ったので、教えてほしい。
という生徒さんがいらっしゃいました。聞くと、コンクールにも出ていた。まあ、昔は色んなコンクールがあったんでしょうね。その一曲だけを先生とひたすら覚え込んだとのこと。週に3回はレッスンしていた。そのうちお金が続かなくなってバイオリンごとやめてしまったとか。読めないので、一人では練習できないので、レッスンも増えていくのでしょうね。
今のコンクールは、きっとそんなに甘くないと思うので、読譜もして、分析もして、そういうお子さんたちが、競っていらっしゃるのだと思います。
この生徒さんのレッスンを通して、私と離れても、自分で練習したり楽しんだりできる生徒を育てよう。今は読譜の練習なんてつまんないなと思ったり、そのせいで進みが少し遅くなっても、その子の財産になるように頑張ろうと思いました。
◯どんな内容か
学び直しをしたい、もしくは子どもの頃の続きを、今は好きなように弾きたい。など、色々ご希望が大人の人にはあるので、皆さん好きなようにやっていただいております。曲も好きなものを。その人の力に応じてやっています。
身体の使い方に無理があるときは、身体の話をしたり、楽典の話と演奏が結びついてないときは、改めて調性の判定の仕方を説明をしたりしています。
皆さん色々ですが、小さい頃コツコツやっていた方は、それが当たり前のようで、練習曲、音階などのあとに曲を準備される方も多いです。練習曲と言っても、クロイツェルだったり、ホーマンだったり。ホーマンのときは、どんな構造になっているか一緒に分析したりしながら、子どもの時とまたちがった視点で曲を眺めながら進んでいます。
曲も、どんなことを勉強したいかきいて、こちらいくつかご提案させていただき、一緒に選んで勉強しています。小さい頃やっていらした方々は、ブルッフ、ラロ、モーツアルト、メンデルスゾーンなどのコンチェルトまで、行き着く方が多いです。もちろん、小さい頃のようなハイペースで進まなくても、少しずつですが子どもの頃にもう少しで到達できた、そのあたりまではいける可能性がとても高いです。大人の趣味は、いついつまでに、どこまで行き着くという縛りはないですから、じっくりゆっくり進んでいただければと思います。
具体的にどんな曲をレッスンしてるかといいいますと・・・
名曲31選より タイスの瞑想曲 チャルダッシュ他
クライスラー全集 愛の悲しみ 愛の喜び 美しきロスマリン 前奏曲とアレグロ
コンチェルト:バッハニ短調 ホ長調 イ短調 モーツアルト ト長調 トルコ風
テレマンのファンタジア モーツアルトのソナタ バルトークのルーマニア民族舞曲
チャイコフスキー メロディー ブルッフ ト短調コンチェルト フランクのソナタ
バッハ 無伴奏パルティータとソナタ などなど。一生かかっても、全部演奏しきれないほどの曲がたくさんあるのが、バイオリンの魅力のひとつですね。
ソナタ、小品、コンチェルトを交互に選んでいくと、バランスよく勉強できるかなと思って、順番に選んでもらっています。
合奏に参加してくださる生徒さんも多く、大人から始めた人をバカにしたり、マウントとったりしないで、リーダーシップを発揮して、音で皆さんをひっぱってくださっていて、それがとてもありがたい存在です。いつも感謝しております。
仲間がいないと合奏はできないので、アマチュアオケに入るほどは時間がないけど、発表会前にワークショップと公式練習だけだったら参加できるので、合奏ができると喜んでくださっています。
小規模の教室だと、経験者一人とかなのかもしれませんが、大手ほど大きくないけど、ある程度の人数がいる教室なので、同じくらいの経験者さんと、交流できたり、アンサンブルできるのも、弊教室の魅力かなと思っております。
初心者、入門者ももちろん大募集していますが、小さい頃のおけいこごとの再開組もぜひお待ちしています。
辻クラス空き時間:木曜日午後9時20分 金曜日午前11時40分 日曜日午後9時
釜野クラス空き時間:月曜日午後7時20分頃
お問い合わせお待ちしています。
釜野クラス日曜日と月曜日クラス夕方以降開講しています。
体験レッスン受付中。お問い合わせお待ちしています。
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