初心者の効率的な練習方法〜私の体験から〜
◎バロックヴァイオリンを習っています
こんにちは、バイオリン講師の釜野です。
ユリカミュージックスクールは古楽合奏団があったり、古楽アドバイザーの先生がいらしたり、とても古楽とのつながりが深いのですが、その縁で、私もバロックヴァイオリンを習っています。
2022年から定期的にレッスンを受け始めたので、もう少しで2年経ちます。
私はモダンヴァイオリン (今一般的に弾かれているヴァイオリン) は3~4歳くらいで始めたので、始めたばかりの頃どうだったかを覚えていません。
ですが、バロックヴァイオリンを始めてみて、ああ、ヴァイオリンを始めたてってこんな感じなんだ!というのが体感としてわかったので、バロックヴァイオリン初心者として、どんな風に練習しているのかを書いてみたいと思います。
真似しちゃいけないこともあるかもしれないので、あくまで体験談としてお読みください(笑)
◎始めて間もなくの頃の練習
最初は音を出しただけで、「わあ、音が出た!」と感動しました。本当に初心者ですね。新鮮です。
さて、モダンヴァイオリンとバロックヴァイオリンは同じヴァイオリンなので弾き方が同じように思うのですが、実は、バロックヴァイオリンは顎当て、肩当てがないので、もう構え方からして違います。
最初はもう構えるだけで疲れる!という感じでした。顎当てと肩当てがないので、バランスを取るのも大変、弾くどころではありません。
なので、練習はまず
・なるべく毎日やること
・時間は5分くらいにする
と決めていました。5分「くらい」なので、3分の時もあったかもしれません。疲れたら練習おしまいです。
始めたてで長時間練習すると、上手くいかなくて辛くなってくるので、5分くらいは私にはちょうどいい練習時間でした。つらくなる前にやめる。明日ももうちょっと練習したいなと思うところで、楽器を片付けるというのが、長く続けられるコツなんじゃないかなと思いました。
それでも、毎日繰り返しやっていると塵も積もってくるもので、今は大分安定して構えられていると思います。
◎最近の練習は?
最近は構え方は安定してきたので、弓の使い方、音の出し方、装飾の入れ方、とどんどんディープな世界に進んでいっています。さぞ練習しているんでしょうね?という感じですね。
実は、こっそり書くと、なるべく毎日はそのまま、5分から10分になりました。み、短い!
いつも、モダンヴァイオリンの練習の最後に息抜き的に入れているのですが、困ったことに、バロックヴァイオリンの影響でモダンヴァイオリンも今までより面白くなってしまい、あまり時間がとれていません。できない日も結構あったりして・・・。バロックヴァイオリンを勉強することで、モダンの演奏も楽しくなってきたというのが、大発見でした。
時間が短い代わりに、練習する時はかなりテーマを絞っています。例えば、今日は2小節だけすごく分解して練習する、とか、今日は16分音符4つだけ、弾き方を変えながら練習する、とか。(分解して練習するとは、どんな感じなのか、その話はまたいつか)
こんな練習ですが、先日2小節を分解して練習していたら、バロックヴァイオリンでよく言われる「弓でおしゃべりする」という感覚がふっとわかりました!
一度感覚が掴めると、他の部分にも応用できたりして、意外と良いです。
ペースはのろのろですが、来年はもっと色々なことができるようになっていることを期待して、今日も練習です。
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