弦楽オーケストラ譜読みの方法
○この大量の譜読みどうすれば・・・・?
あじさいのきれいな季節ですね。先日白山神社へ行ってきました。そして、教室中、今必死に合奏の譜読みを頑張っています。みんな必死です。笑)中級、上級の先輩たちは、スルッと終わっている生徒さんももちろんいますが、生まれてはじめての、合奏の体験者は、みたこともない大量の楽譜におののいています。
もう2回め、3回目のお母様たちは、「おお、この季節が巡ってきたか」という感じですが、はじめての保護者の皆様は、「うち、本当に大丈夫でしょうか?皆様に御迷惑おかけしないでしょうか?」とたびたび聞かれます。
たびたび聞かれるので、ここにもお書きしますが、迷惑をかけるのは、みんなお互い様です!(私だって、他のパートの人に、このパッセージは助けてもらう、ここはこのパートに支えてもらうってあるかもしれません。)
今は、みんなに助けてもらいながら、一緒に弾くのが精一杯かもしれないけど、3年後、6年後は今度は、助けてもらった恩返しをしてね。今は、いっぱい助けてもらってください。そうやってお互いやっていくのが、アンサンブルの愉しみです。どんなに上手な人も、仲間がいないとアンサンブルはできないですしね。
○練習手順
1)リズム読み→ボウイングだけ→音読んで左手の場所確認
2)同じ場所を確認
3)メトロノームかデータ(同じパートの録音)と練習して、できなかったところ確認
短い曲も、長い曲も基本的にはやることは同じです。リズムを読んで、右手だけまずは練習して、音を読んで、指を置く場所を確認して、メトロノームやデータがあれば、データと合わせて弾けるように練習する。
バイオリンランドメソードでレッスンしているので、長くても16小節くらいの曲しかやったことがない生徒さんたち。その生徒さんたちが、114小節の天国と地獄の楽譜を見てるのですから、びっくりしますよね。
でも、よ〜くながめてくださいね。同じ様なところ、たくさん出てきませんか?なるべく、楽に上手になりたいですよね!笑)そしたら、こことここは一緒!って分析してください。
そして、付箋の登場です。ユリカ先生付箋好きですよね。笑)文具屋さんに行くと、必ずかわいい付箋ないかチェックしますが、結局、おなじみの矢印型付箋に落ち着きます。
付箋で、色分けしてみると面白いかもしれませんね。青の付箋と同じ箇所を探して、「ここも同じメロディーだな。」「リズムが同じだな」じゃあ青の付箋貼ってみよう!みたいな感じです。
次なる手順は、できるところと、できないところをチェックしてください。うううん、どこができてどこができないか、いまいちわからないなという方は、メトロノームと練習してみましょう。
人間って、私もそうですが、自分に甘いんです。なので、ここ難しそうだなというところは「ゆっくり」と、簡単でただの刻みで面倒くさいなといところは「速く」弾いてしまうものです。なので、一応弾けるけど、合奏したら弾けないところがいっぱいあった!というのは、そういうことですね。
弾けないところがわかったら、もう練習の半分以上は終わったようなものです。あとは、ひたすら、速さを落として練習開始!
その際、欲張らないことです。もし、4小節間のどこかでいつもつまずくようだったら、4小節全部いっぺんに練習しないで、このポジション移動の場所だけとか、移弦するかしょだけとピンポイントで練習します。
目標が90だったら、60→65→70→75→80→85→90達成という、地道な練習です。そして、ピンポイント練習ができたら、必ず少し前の部分とつなげてください。そこだけはできる、から、一歩前進。前からつなげてもできるという状態にしておきましょう。
地道な練習があるから、合奏の練習が愉しいのです。自分が余裕を持って弾けるからこそ、周りの音も聞こえます。周りの人と、音で会話できます。
以前、すごく上手になった生徒さんのお母様が「先生は、厳しくしてくださる先生のほうが伸びるのよ」といつも、生徒さんに言ってくださっていたとか。ありがたいフォローですね。
こんな曲いつか弾ける日が来るのかなと本人もゴールが見えなくて、辛いこともあるかもしれませんが、ぜひ励ましてあげてください。そして、時々後ろを振り返ってみましょう。ほら、もうここまで登ってきたよ!って、確認できたら、また進めばいいんです。
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