リモートレッスン成果

2020年6月15日 / 最終更新日 : 2020年8月5日辻有里香

リモートレッスン継続中

東京は、梅雨入りしたそうですが、今日は爽やかなお天気です。そして、お教室おやすみいただいています。５月にたくさん休みの日を設定しましたので、９月が終わるまでめいっぱい頑張りたいと思います。

６月は月２回まで対面可能とさせていただいていますが、７月からはほぼ自由に選んでいただけるようにする予定です。また東京は増加中なので、予定は未定なのですが、その予定です。

発表会も様子がわからないので、来年に延期しました。そうすると、来年の独奏の発表会はどうするの？ってことになるのですが、もうこじんまりとでも、来年中に独奏発表会もやってしまおうかなと、密かに企んでおります。

というのも、室内楽の発表会を延期した理由のひとつに、みんなこんな感じだと仕上がらないのでは？というのと、学校も夏休みがなくなって、ただでさえぎゅうぎゅうで気の毒なのに、この上発表会がきたら、みんな忙しすぎてストレスマックスになるのでは？という理由も、私の中にはかなりありました。

もちろん、生徒の意見も聞きました。今年の９月には、まだ生徒たちもあまりやりたがってなかったというのもあります。

が、ここにきて、あれ？みんな一所懸命練習してるじゃん。上手になってる。もうこれは、来年２種目やってしまえるのでは？という、私の妄想が始まりました。会場も、今回延期をしてご迷惑おかけしたので、同じ会場で、２日に分けて、４月に室内楽、年末あたりに独奏発表会をやってしまおうかなと思ったり。また決まったら、生徒さんにご連絡しますね。そしたら、予定通り２０２２年に弦楽オーケストラの発表会ができますね。

成果あがっています

６月に入ってから、ずっとリモートだった生徒さんたちが、ぽつぽつと対面にもどっています。もちろん、細かいフォームを直したりはあります。まだフォームが固まってない、初歩の生徒さんには仕方がないですよね。オンライン上では、触って補助をつけてあげられないですし。

ただし、ある一定以上進んでいる生徒さんに関しては、むしろ練習時間が増えて、上手になっている人が多い事に気が付きました。

特に大人の生徒さんは、通勤時間がなくなったり、一人の時間が増えたりして、楽器を触ろうかなと言う時間が増えたんだと思います。

今回のコロナ禍は、壮大な社会実験だと例える方もいらっしゃいますが、まさに私としても、そんな感じなのです。

もし大人の生徒さんたちに時間ができて、練習がたくさんできたら、どんな進歩を遂げるのかというのは、今まで観たくても観られなかったことなので、本当に奇跡を観ているようでうれしくなります。資産家ではもない限り、働かないと生きていけないのが普通の人だと思います。子どものように毎日練習なんて、不可能なわけです。それが、やろうと思えばチャンスができたわけです。もちろん、通勤時間が減っても、もっと慣れないテレワークで忙しくなってしまったという人もいます。

自分の勧めている方法が、上達につながるはずなのかどうかということが、立証できてすごくありがたい３ヶ月でした。大人から始めても、毎日練習できれば上手になるんですよ。みんな夢と希望を持ってがんばりましょう。

あと、今まで見られなかった奇跡。それは、部活動世代です。部活動って、協調性とか青春の思い出づくりとか、精神修行とか、もちろんたくさんの教育的意義があることはわかりますが、おけいこごとの教師からすると、「ああ、この部活動さえなければ、この子はこれから、こんな曲やあんな曲をひかせてあげられるのに」とか、「この子はどこまで突き進めたかな？」とか、今までは妄想だけしていました。

が、時間ができたんですよ！部活動なくなったので。もう、すごい勢いで上手になっています。難曲にチャレンジしている生徒もいますし、あっという間に一曲仕上げてしまったり。部活動世代、一年に２曲とか。そんな時期もあるんです。全員、ブルッフの１楽章までは、弾けるようにしたいと思っています。これ、冗談じゃなくて、私本気です。本人が弾きたくなければ、無理強いしませんけど・・・。笑）

小さい頃は、基礎基本、読譜、合奏のトレーニング、楽典。ありとあらゆることをやらせながら進むので、なかなか他の教室より進みがゆっくり。その上みんな優秀なので中学受験をする。そしてその後部活動で大活躍。というのが、うちの生徒ちゃんたちのコースなので、こんなにみんなが一斉に、進んでいくのをみることがなかったのですが、今、すごいユリカ先生幸せです。

コロナで大変な状況に陥っている方々も、たくさんいらっしゃるのに、自分が幸せなんて不謹慎かと思いますが、たぶん、一生に二度とないすごい奇跡なので、思わず記事にさせていただきました。

どうか、ひとりでも多くの方に、補助金が行き渡りますように、そして、最後になりましたが、お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈りしています。