さよなら2018年
1 どんな年でしたか?
皆さま、一年振り返ってどんな年でしたか?教室の一年を振り返って、新入生18名(バイオリン)3名(ピアノ)そして、新しい釜野講師をお迎えして、4名の新しい生徒(バイオリン)をお迎えしました。
釜野講師がいなかったら、お断りしないといけなかった生徒さん方なので、ご縁がつながって本当に良かったです。うちお二人は、先生自ら生徒を連れてきました。
ピアノ科も、近所で良い教室でいい先生がいるらしいという口コミがあり、ご入会。豊永講師の、誠実なレッスンが実を結び、今話題の教室になりつつあります。電車で通われる生徒さんも増えてまいりました。こんなにありとあらゆる場所にピアノ教室がある中で、遠くから通う生徒さんが多い教室というのも、珍しいのではと思います。ピアノ所有率も高いです。しかも、ベヒシュタインなど輸入ピアノを選ばれる方も多いです(2名所有)。国産でもシュベスターなど。都内でグランドピアノを持つのは、住宅事情から難しいと思いますが、グランドじゃなくても十分に(それ以上に?)美しい音を出してくれるピアノがあります。難曲を意味もわからずバリバリとではなく、一音一音に耳を傾けて、日常を忘れて静かにピアノの音と対峙するというピアノのレッスンの成果だろうと思っています。
私は専門はバイオリンですので、ピアノのことはお任せしていますが、バイオリンの立場からすると、是非伴奏の上手な、アンサンブルの上手なピアニストを育ててほしいということをお願いしています。伴奏が上手にできるからこそ、みんなに必要とされる愛されるピアノ愛好家になれますし、一人で完結するピアノという楽器だからこそ、指揮者のような全体を見通せる力が必要なのではと思います。
2 教室行事とともにふりかえってみましょう
2月10日〜12日 弦楽合奏合宿
新年の始まりは合宿からです。もうここ最近はずっと日光のペンション「トロールの森」にお世話になっています。今年には、生徒家族が合宿以外のプライベートでもお邪魔したそうです!あんまり宣伝すると予約が取れなくなるかも!と心配しつつ、このペンションは本当に気持ちのいい、居心地最高のペンションです。
パーセル作曲アブデラザール、チャイコフスキー作曲エレジー、クリスチャンバッハなどを見ていただきました。クリスチャンバッハは難しかったですね。はい。分かってましたそうなることは。見事に生徒みんなで玉砕しました。笑)
前古典派とか古典派が上手に弾けるようになったら、一流って言っていいんでしょうね。音数少ないからとりあえずやってみようって曲ではないんですよね。反省反省。
パーセルも難しかったですね。でも、こちらは来年の発表会で一部ご披露します。ボウイングを決めるのに大変苦労しました。ここで色んな疑問がわいて、そもそもバロック時代のボウイングはどうやって決めるのか?というところにいきつき、バロック・ヴァイオリン専門の先生にもいろいろご指導をいただきました。パーセルで躓いたのは、とても良かったと思います。
小学生3名参加しての充実した三日間でした。
2月15日 バロック・ヴァイオリン公開レッスン
合宿から帰ってすぐですが、ドイツでご活躍中のバロック・ヴァイオリニストをお迎えして、生徒たちとレッスンを受講しました。実はバロック・ヴァイオリン、バロック・ヴィオラを購入した生徒が二人いて、是非ご専門の先生にもレッスンを受けさせる様に責任持ってアレンジしないとと思っていました。お名前出していいかどうか、今確認中なので、とりあえず伏せてレポートさせていただきます。
私はロザリオのソナタの一部を、生徒はテレマンのビオラコンチェルトや基本的なボウイングについてレッスンを受け、合宿でパーセルをやったのでそれも見てもらいました。
このあたりから、合奏団作る?的な話が盛り上がっていきます。
3月25日日曜 弦楽合奏ワークショップ
新入生が増えてきたので、弦楽合奏ってどんなもの?という体験をしてもらうのと、少しカンを思い出しておこうねということで北とぴあにて開催しました。
桜がきれいでしたね。合宿での4曲とバイオリンランドより「喜びの朝」、タンスマン作曲「ママのために弾きましょう」を演奏しました。開放弦しか弾けないお友達も一緒に演奏。楽しかったですね!その後は、大人も子どもも一緒に打ち上げをしました。
この一回を入れておいて、本当に良かったです。今来年に向けて譜読みの最中ですが、この4曲は譜読みが終わっている生徒が大半なので、それだけでもかなり気持ちが楽です。
これに「ミッション・インポッシブル」とタンスマンの5番6番とブラームス作曲の「ハンガリア組曲」、ライネッケ作曲の「12の音の絵」とシュガール作曲の「10の練習曲」を追加して、クリスチャンバッハをやめました。まだ人前で前古典派を演奏するにはレベルが到達していないと思います。が、いつかは絶対にやってみせます。
3月31日土曜日 教室お花見大会
せっかく近所に桜の名所もあるので、みんな普段連れてこない家族やお友達も連れてきてね〜って募集。楽しい会になりました!ヨーロッパの異文化事情にも触れられましたよね(笑)すみません。来た人にしかわからないネタで!とにかく、色んな人にお会いすることは本当に楽しいですね。自分だけの世界がどれほど狭くて小さいのかわかります。パーティって大事だなって、つくづく思います。特に趣味の集まりだと、みんな仕事も背景も違うし、年齢も生きた時代も違うので、その異文化の感じが楽しいです。
4月29日日曜 Sクラス卒業コンサート 第13回ホームコンサート
第一期「Sクラス」2017年3月よりスタートして2月終了しました。はじめての試みで、皆さんに興味を持ってもらえるかな?と思ったのですが、大人1名、子ども1名の応募があり、それぞれのできる範囲で頑張ってもらえました。とにかく、20分の卒業コンサートをしますよ。という企画です。名前は何でも良かったんですが笑)特別なクラスって感じを醸し出すためにつけましたが、今では「しんどいクラス」のSになっています。(ええ、しんどいの?笑)
今年の卒業生は2名だったので、普通の第13回ホームコンサートとも合同で行いました。それでも、20分演奏する人が2名いるので、長い長いホームコンサートになりました。来年卒業する生徒は5名。100分ですね!次回は合同にはできないかな?
はじめての試みでしたがわかったことは、「20分演奏させるのは長い」ということです。レパートリーがかなりないと20分って難しいんですね。普段の発表会は6分とか10分とか。この普段の発表会以外の曲をあと10分くらい選ばないといけないわけで・・・。それだけでも、みんな成長してくれるんだなと思いました。このコースは作って本当に良かったです。終わったらみんなでホームパーティで打ち上げです。楽しかったですね!
7月16日月曜日祭日 第14回ホームコンサート
発表会前に、度胸試しを兼ねてリビングで簡単な弾き合い会をしています。一ヶ月前なので、このときに少々できが悪くても、一ヶ月あればなんとかできます。いまいちピンときていないとしても、そうだ本番ってこんな感じだったよねと思い出すこともできます。
8月11日土曜日祭日 教室発表会
3年に一回の「独奏」による普通の発表会です。あとの年は、室内楽発表会と弦楽オーケストラ発表会になります。
今年は、子ども15名 大人20名。独奏発表会はいつも大人の生徒さんが尻込みしていらっしゃいましたが、今年初めて子どもの出演数を抜きました!ホームコンサートといって、みなさんが本番に慣れてくれるように、あわよくば楽しんで本番を心待ちにしてくれるようなってくれればいいなと思っていましたが、少しずつ、大人の生徒さんも積極的になってきました。
子どもは逆に、この夏休みのこの時期というところが敬遠されてしまいました。難しいですね。逆にご多忙なご両親だとこの時期しか休めないということもあり、喜んで出演された方も。いつだったとしても、万障繰り合わせて出演してくださる生徒様方、いつもありがとうございます!伴奏は教室専属ピアニスト 堤雅那子先生です。あ、そのうち教室プロフィールに載せますので、皆様お楽しみに。
そして今年教室付属古楽合奏団「フィールシュパース」が誕生しました。この発表会で初めてお披露目しました。初めて半年くらいであっという間に本番までやってしまいました。勢いというか、怖いもの知らずというか。でも、本番やってみてよかったです。課題もたくさん見えましたし、何よりみんな一生懸命勉強してくれたので、そのことが一番の成果だと思います。いつか、フィルシュパだけの発表会を開催するのが目標です。会場も私の中では決まっています。美味しいフレンチが出て、ゲストに本物のヴァイオリニストを呼ぶというところまで、イメージできています。(妄想ともいう)演奏する曲はコンチェルト・グロッソ。
8月26日日曜 楽器博物館ツアー
ずっと生徒と行ってみたいと思っていた、浜松の楽器博物館へ。小さい生徒さん家族と大人数名で。暑いさなかでしたが、駅から歩いて博物館へ。新幹線も運良く座れました。みんな気楽に現地集合です。
日曜日なので、館長対談などもあり、たくさん勉強できました。この日のゲストは親指ピアノの名人。
全体には鍵盤の展示品が多かったです。小さい子には難しいかな?と思いましたが、はしから全部の楽器の録音をヘッドホンで聴いたらしく、楽器に興味があるんだなとその話を聞いたときは嬉しかったです。
10月8日月曜日祭日 楽器講座
この日は、楽器についてみんなで簡単なことを勉強してみました。まずは解体するとよくわかるということで、パーツをばらしてみたり、どんなときに楽器が傷つくのか考えてみようなど、たのしくお勉強しました。
12月2日日曜日 バロック・ヴァイオリン客演講師によるレッスン
2月のバロック・ヴァイオリンの専門の先生にレッスンしていただきましたが、やはり一度よりは、何度も継続的にレッスンを受けることが大事だと思い、今回もアレンジしました。今回はテレマンのファンタジア、バッハのヴァイオリンコンチェルトなど。フィールシュパースとしても初めてレッスンを受けました。この日は、フランスバロックをレッスンしていただきましたが、お手本で演奏してくださるのが、まあなんとも素晴らしく、みんなでため息をつきました。
プロの演奏家は全然違いますね。全然進まないレッスンでしたが、生徒たちは、こういう細かくわかるまで教えていただけるレッスンがいいと、とても喜んでいました。
次回は、なんと2月にも予定しています。フィルシュパは、国内で一流のアマチュアバロック合奏団に変貌するまで、頑張りたいと思います。この時点で、バロックビオラ、バロック・ヴァイオリンそれぞれ一名ずつ購入しました。合計4本。私も今年はバロックビオラを購入して、合計6本。あとはバロックチェロだな。あてはあるんです。お金がないんです。笑)貯金しないと!
私ももう少し上手になりたいと思います。来年はもっと自分の時間が持てるといいな。
12月29日土曜日 教室忘年会
そしてラストはつい先日の忘年会。一次会10名 二次会10名 延べ20名での忘年会でした。一次会で入れなかった人は二次会からです。二次会が長かったですね。反省してます。笑)泊まりで来てくれた生徒さんも!合宿は2泊とも飲み会付きですが、それでも話足りないことが山程あるという、仲良しな教室です。何喋ってるんでしょうね。たぶん、酔っ払ってるので、同じ話を何回もしてると思います。笑)そして、翌日冷凍庫にハーゲンダッツが入ってるんです!なんですかこれは・・。あ、なんかコンビニに習慣で寄っちゃった気がする。食べないで、冷凍庫にちゃんとしまったところは、自分を褒めたいと思いますと書こうとしたのですが、しまったのは夫でした。
まとめ
数えたら11個のイベントをやったことになります。一ヶ月に一回はなんかやってるって計算ですよね。これは多いですね。来年は、合奏発表会なので、毎月集まって練習が8月まで続きます。この間は、ほぼイベントはやらないつもりです。ここには上げませんでしたが、この他に、ファミリー合奏といって、保護者の皆様の有志で集まって、ヴァイオリンの練習を始めました。グループレッスンっていいですね。皆さんタンスマンのセカンドパートの練習を始めて、結構もう弾けるようになりました。一年も経ってないのに!
古楽合奏団フィールシュパースの練習も月に2回ペースで始まり、9月から月一ペースになりました。できる範囲で頑張っていきたいと思います。
サイトもリニューアル、予約システムも秋から導入しました。ここをもっと活用できるように、お正月勉強してみます。YOUTUBEのチャンネル登録もしたのですが、中々ユーチューバに成りきれなくてすみません。もしよかったら、生徒様の日常のレッスン風景の動画を募集させてください。記録用に撮ったものを教室宣伝に使っていいですよということでしたら、是非使わせていただきたいと思います。新しい方は、きっと日常を知りたいと思うので。
今年一年、皆様お世話になりました。おかげさまで充実したいい一年になりました。来年は、特に目標はきめません。新しいことより、始めたことを大事に大事に実りへつなげていく年にしたいと思っています。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
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