樹原涼子 レクチャーコンサート&デュメイリサイタル

 

昨日金曜日はお休みをいただいて、コンサートのはしごをしてきました。飲み屋のはしごはありますが、演奏会のはしごなんてなかなかありません。

午前中は、新刊発売記念レクチャーコンサート 樹原涼子ピアノ曲集 『風 巡る』にうかがいました。写真は楽譜ではなく、この日に特別に先行発売された書籍です。ツイッターで涼子先生がつぶやかれている、珠玉の言葉が編集されています。生徒さんと生徒さんのご父兄に是非読んで欲しいなと思います。例えば

子どもに音楽や楽器を嫌いにさせるのは簡単です。

練習しないと ◯◯してはいけません。と言う。

しなければならない義務だと思わせる。

まるで何かの罰のように練習をさせる。

または、練習したら◯◯をあげるから、と言う。

子どもから練習の楽しみを奪わないこと。

出典:『樹原涼子からあなたへ“贈る言葉” 300選』 p26

どうですか。ちょっと心にぐさりと突き刺さりますよね。私はものすごくハッとしました。あと299つぶやきは、是非買って読んで下さい。

曲集は、解説しながら一曲ずつ弾いてくださるというスタイルで、今はピアノ科は全面的に豊永先生におまかせしているし、この曲を誰かに教えるであろうということはきっとないと思うので、自分が自分の楽しみのために弾く時に、どういうことを注意するのかな?という気持ちで楽しく勉強しました。詳しくはこちら本家本元のピアノランドのサイトで。

ランチを挟んで、ジョギングもして、夜は紀尾井ホールへ。まずはシャンパンから。

 

最近はバロックのコンサートが多くて、モダンバイオリンのコンサートっていつ以来でしょうか?2016年の2月に行った、ジャニーヌ・ヤンセン以来です。(こういうとき、ブログ書いてるとすぐ検索できて便利)デュメイのリサイタルは初めて行きました。みんな、「有名なだけで、あんまり好みじゃない人」という演奏家もいるわけで、初めて行く演奏家は、休みを取って時間を作って行って、がっかりして帰ってくるのはいやだなといつも思って出かけるのですが、デュメイは素晴らしかったです。

何と言っても音色にはびっくりしました。席は2階の下手側。バルコニーになっていて、楽譜が覗き込める角度。ちょうどデュメイの右肩をずっと眺めることになります。身長は2メートル近くあるそうです。手があまっててうらやましい・・・。私なんて弓先に行ったら手首が下がりますけど、(私は168㌢)デュメイは全然そのままです。手のひらの向きはもちろん変わらず。

ブラームスとフランクは全然ちがう音で演奏していて、リヒャルト・シュトラウスは、生まれて初めていい曲だと思いました。(笑)何と言ってもミルシテインとシェリングのお弟子さん。正統派というのはこういうのを言うですね。お手本になる演奏、奇をてらってないのに退屈しない演奏と言えばいいのでしょうか?

個人的にはフランクが一番ステキでした。このくらい軽く、そして肩の力を抜いて、遊ぶように余裕で弾いてほしいです。発表会とか試験とかでよく聴くフランクのソナタが自分の中で一掃されてすごく幸せでした。次回は生徒も誘って行きたいな。ヨーロッパのホールでデュメイ聴いてみたい!とか、また人生の楽しみが増えました。

追伸:今日は文字の色をちがう「黒」にしてみました。どうかな?

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