S(エス)クラス始まります

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いつも猫の写真ばっかりですみません。Sクラスのかけこみご応募お待ちしています的な感じで、にゃんこがかけこんでる写真です。(笑)

おけいこごとには、ただそこに行けばいいおけいこごとと、日常でも毎日準備しないと上達しないおけいごとがあると思います。お茶やお花は、熱心な人は家で復習するのかもしれませんが、毎日練習しないと次のおけいこにいけないというのは聞かないし、バレエも振り付けの復習くらいはするかもしれませんが、家にバーがあるうちはあまりききません。水泳は、毎日プールに行くわけにも行かず・・・。まあ行ってもいいのでしょうが、たいていは、決まった曜日に泳ぎにいくという、そのレッスンに行って勉強するという習い方ではないでしょうか。

一方語学は、一週間に一回先生のところで英会話の練習をしても、たぶん喋れるようにならないと思いますし、語学は日々の努力じゃないでしょうか。帰国子女の知人が、外国に行くから喋れるようになるわけじゃなくて、必要に迫られて必死に日本にいるときより勉強するので、結果的に喋ることができると言っていたのをきいて、なるほどそうだろうなと思ったことがあります。外国にいても、同じ日本人同士だけで生活が成り立っている人は、それほど上達しないのかもしれませんね。

楽器も練習時間が多ければ、それだけ早く上達します。そこに、やはり頻繁に修正を入れてもらえるレッスンがあれば、尚良いのではと思います。

今、元東大医学部長の 石川隆俊氏の書いた『バイオリン演奏のための 脳神経と筋肉の使い方』というおもしろい本を読んでいるのですが、60歳超えて始めたバイオリンを自分が練習しながら、一番効果があったのは、週に一度や10日に一度の猛練習じゃなくて、ほぼ毎日、1日一時間程度の練習を数ヶ月に渡って行った時に、最も有効だと感じられたそうです。脳科学の実験でも、神経細胞の突起を伸ばすためには、かなり頻繁、かつ一定期間に渡り刺激が有効であることもわかってきたそうです。ちなみに、子どもだと1日一時間より短くても、神経細胞の突起が伸びるのではと予想されていました。そして、レッスンは月3回を約束していただいて始めたそうです。いいペースですよね。やはり、月一回とか2回では、練習してもそのやり方が違っていた場合に修正を加えられないので、それを忘れてまた書き直すという作業が入るので、時間が無駄にかかるように思います。それに何よりレッスンがないのに、モチベーションを維持するのも大変です。

あら、私今一週間に一度くらいしか弾いてないなという生徒さん、ご安心ください。一度作られた回路は、一生モノだそうです。ただし筋肉は衰えるそうですが、またすぐに思い出すそうです。なので、一時期がんばって身につけた技術は、今は忙しくて練習が頻繁じゃなくても、一生バイオリンは弾ける回路はそのままだそうですよ。自転車に小さい頃乗れたら、おとなになって何十年ぶりに乗っても乗れるそうです。

新学期から始まるSクラスですが、このコースに所属する条件で、ほぼ毎日練習すること、大人の生徒さんに関しては、毎日が難しければ週末にまとめてでもいいので、ある程度まとまって練習することという条件をつけています。そしてレッスン回数は月何回以上などの条件があります。よく考えれば当たり前のことなのですが、そのあたり前のことをこなせる人が、少ないということなんですよね。そして、ずっとそのペースで続けられる人はもっと少ないと思います。でも、ある一定期間(Sクラスは1年ですが、その後何度でも更新できます)そこに優先順位を持ってがんばれば、かならずぐんと伸びるのではと思い、このコースを始めてみます。

今大人ひとり、小学生ひとりのお申込みをいただきました。もともとお二人とも練習してくる方々なので、ものすごい変化があるかやってみないとわかりませんが、大人の方は、回数制のレッスンから、月謝制にかわるというだけで、大きな変化があるのではと予想しています。Sクラスの皆様は、一年後に、20分のリサイタル形式の発表会をやります。

長い一生の、まずはほんの一年だけ、バイオリン、ビオラを気合を入れてやってみたい。自分を追い込んでやってみる。という生徒さん、私のレッスン時間さえ都合が付けば、若干名入れます。 お申込みお待ちしています。

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