リズム感養成中!
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引き続きこの本も読んでます。かなり今の指導に役に立ってます。今度の日曜日に合奏発表会公式練習があるので、この中に書いてある方法を色々試しています。
問題は山積しているのですが、以下の点が見えてきました。
1)指だけ動かしてる感じで、すごく音楽すっ飛ばして弾いてるように聞こえる。
2)途中でカウントがなくなっていくのが分かる。
1)は、指を速く動かすには脱力してね。ということで、指もだいぶ動くようになってきたのですが、今度はそれに耳と心がついていっていない感じがする生徒さんが、何人か。この問題は、まだよく弾けなくて、指が動かなかった時には、それほど見えてこない問題なんですよね。進歩したからこその問題です。「心のなかでなんて言ってるの?」って聞いたら、「なんにも言ってない。」「たららら」とかも?「そう」って!orz およ〜。どんな言い方でもいいから、このフレーズを具体的に言いながら弾いてみて。というと、整い始めました。もっとイメージしやすいように、実際に「たかかか」とか「たやたや」とか声に出して言わせながら弾かせました。大人の人にもやってみたら、改善が見られました。これだ!教えてるとつい「ちゃんと弾きなさい」とか「丁寧に弾きなさい」とか、精神論になってしまうことが多いと思うのですが、そんなことじゃないんですよね。本人は、ちゃんと丁寧に弾きたいと思っているんですよ。
2)これも、焦ってどんどん走っていくのは分かるのですが、なぜそうなってるか原因を追求するのが、プロ彼女ならぬ、プロ先生です。別に2拍の音を3拍に間違って弾いたりはしてないんですよ。一見、数えて弾いてるように聞こえるんです。でも、何かかが違うんです。なんか、ノリとカウントが明らかに「無くなる」瞬間があるんです。座って、足を右左、右左ってかかとをつけて数えさせてみました。ビンゴです。私が「ああ、ノリとカウントがなくなってる」と思ってるところで、足が止まるんですね。
内的聴感って言葉がありますが、まさに心の中に聴こえている具体的な音楽がない瞬間、分かる人には「何かがおかしい」って分かるんですよね。
本番になると、やっぱりカウントが甘くなる生徒がいて、おかしいなあ。リズム練習もしてるのに。と思っていたのですが、もうこの際歌ったものしか弾かせないようにしようと思い、レッスンの時に、必ず「声に出して歌う」→「心のなかで黙読」→「弾く」をフレーズごとにいちいちやらせるよにしたら、変なカウントの甘さとか、指だけ動かしている違和感がなくなってきました。指がよく回る生徒には、時々こういうことをさせないとダメなんですね。勉強になりました。
生徒のみなさん、毎日メトロノームさんと合奏してますか?あの人は機械じゃないんです。アンサンブル相手なんですよ。毎日一緒に弾いてくださいね。きっちり機械みたいに同じ感覚で刻まないメトロノームを誰が開発してくれないかなあ。聞いてないと、合わせられないメトロノーム。絶対売れると思うんだけど。(笑)
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