ドイツ旅行記〜4〜ライプツィヒ

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いよいよライプツィヒです!感動しますね。もっと田舎の街かと勝手に思っていたら大都会です。バッハがニコライ教会とトーマス教会のカントルとして頑張った街です。

ニコライ教会→トーマス教会→バッハハウス→メンデルスゾーンハウスとまわりました。小さな街なので、一日で十分です。ここに2泊して旅行4日目の夜に「マタイ受難曲」を鑑賞します。

ライプツィヒ大学の目の前のカフェで朝ごはんを食べましたが、医学部でとても有名なが大学だそうです。ゲーテもニーチェも森鴎外もここで勉強したらしいです。すごい!歴史のある大学なんですね。ニコライ教会では、東西ドイツ統一のきっかけになった集会が開かれたとか。マタイ受難はこのニコライ教会とトーマス教会と交互に演奏されていたそうです。礒山雅の「バッハ=魂のエヴァンゲリスト」によれば、教会音楽をとりしきり、教会附属学校の教師に市の音楽監督をし、現代人からみても超多忙を超人的にこなしていたとか。トーマスニコライ以外の、新教会と聖ペータース教会も管轄で、主要祝節には大学付属の聖パウリーナ教会も管轄だったそうです。礼拝奉仕のために教会付属学校には4つの聖歌隊があり、その作曲、練習、演奏もバッハの仕事。第一聖歌隊がよりぬき12人で、第4聖歌隊はバッハが「屑」って呼んでたくらい、端にも棒にも引っかからない子どもたちで、単声コラールを歌ってました。それにしても、「屑」って!かなり手こずらされて、いうこと聞かないしバッハも困ってたんでしょうね。(笑)なんか人間バッハが垣間見れて面白いです。あんな美しい曲作ってても、普通の人間らしいところもあったんだなと思うと、おかしくてこの文章のところは何度読んでもクスって笑います。

私は長崎出身にも関わらず信仰がないので、教会の暦についてはまるで無知なのですが、磯山先生の本には、具体的な記述があります。復活祭前第12主日から復活祭準備が始まります。復活祭前第9主日から受難節期が始まり、すべての祝い事が禁じられます。今でもドイツはそうだそうです。この時期日本では季節がいいので結婚式が多いですが、ドイツからしたらとんでもないことなんですね!マリアへの受胎告知の25日だけは例外。聖金曜日=今年は3月25日は受難曲が晩課で演奏されます。私たちは24日木曜日のマタイ受難曲を聴きました。

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朝行ったらリハーサルをしていました。リハーサルはかいつまんで。全部やってると体力がもちませんよね。30分位見学。

 

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こちらはミュージシャン用の通用口です。分厚いマタイの楽譜を抱えて合唱団の子どもたちが続々入っていきます。バイオリンも!宝塚ファンのように、楽屋裏で入待ちをしてしまいました。(笑)かっこいい!世界の音楽エリートたちです!でも、大きくなったらみんなが歌手になるわけじゃないんですって。普通に弁護士とか医者になる子も多く、そうすると一流の聴衆になって、ずっと音楽を愛し続けます。ユリカバイオリンスクールの生徒たちも、一流の聴衆になってほしいと思って育ててますが、ちょっとレベルが違います。(笑)趣味だからこんなくらいでとか、そんなものはないんだなと。さあ、夜はいよいよマタイですよ!


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