第4回 室内楽発表会 〜その2〜

◎楽器の種類

今回の発表会は、何と言っても、みんな楽器をいくつも持ってきてくれたことがすごいことでした。

私は、バロック・ヴィオラ、モダンのヴァイオリン、モダンのヴィオラの3台。その他、モダンヴァイオリンとバロック・ヴァイオリンとか、「2台で少ないね。」(感覚が麻痺してますね笑)くらいな勢いでした。バロック・チェロと、バロックヴァイオリンとモダンのヴィオラとか、バロック・ヴァイオリンとモダンのヴァイオリンとか。まあ、暑いのに皆様本当にご苦労さまでした。

楽器はまずは一つに集中して勉強すればというご意見もあるかと思いますが、私はあまりそうは思っていなくて、他の楽器をやることで、見えてくることもたくさんあると思うので、いろんな楽器を同時に勉強しながら、みんな同時に上手になっていけばいいのでは?と思っています。

この写真はモダンのヴァイオリンを弾いてるところです。

ここで、プログラムの曲目を、ずらりと書きたいところなのですが、あまりに多いのでご容赦ください。夏休み中に少しずつ、記録用に残したみんなの演奏を聴いて、一人で反省会したいと思います。

毎回伴奏をお願いしている、ピアニストの堤先生。あんさんぶるえこーと一緒に、バッハのピアノコンチェルトを弾いてくださったこともありましたね。今回も、バッハの伴奏もありました。音が綺麗で、主役より出しゃばらない、鳴りすぎない伴奏を目指していらして、でも、きれいに出るところは出る。本当に素敵な伴奏をしてくださいます。今回は、メンデルスゾーンのピアノトリオも合って、練習の時から聞き惚れました。今回私は堤先生とは、2本のためのヴァイオリンコンチェルトを生徒さんと一緒に弾かせてもらいました。

 

◎生徒さんたちの様子

1)一ヶ月前には通せるペース

私の仕上げのペースは、一ヶ月前に人前で弾けるペースを目指して練習させています。本番一週間前にやっとこさ通せましたというのは、本番で演奏するには、ちょっと仕上がりが遅いかなと思います。

通せてからが始まりというか。なので、一ヶ月前に一回目の伴奏合わせを設定しています。最後の一ヶ月で、テンポを揺らしたり、もっと曲らしく仕上げて、聴いてる人が面白く聴けるような演奏になるといいかなと。

今回は、みんな一ヶ月前には通せていました!そこの目標はクリアです。

2)最後の一ヶ月でやること

そして最後の一ヶ月で、最終のテンポを設定したり、揺らすところを考えたり、曲自体のイメージをもっと膨らませていく作業になります。大人の生徒さんたちは、自主的に勉強なさいますし、子どもたちには、この演奏聴いてみたらって一緒に聴いたりします。

ここが楽しくもあり、難しい段階ですね。ソルフェージュできてしっかり楽譜の意味がわかって、その先にあるものを見つけ出す作業です。私自身も、曲をもっと深く読めるようになるといいなと思っているのですが、楽譜が読める。深く読めるための勉強をなにか始めたいなと思っています。ちょっと考えてることがあるのですが、まだ内緒です。

この段階では、付添のお母様にチェロパートをピアノで弾いてもらったり、家での様子を教えてもらったりしながらレッスンしたり、お家の人とも連携してやることもありました。みなさんすごくいい感じで関わってくださって、レッスンがはかどりました。

だいたいが、レッスンで親御さんが口を出しすぎて、レッスンを全部ぶち壊されるなんて同業他社さんの声をよく聞くのですが、私の場合はぶち壊されそうになったら、「黙って後ろに下がって座っててください」っていいます。笑)そもそも、レッスン中に、ぶち壊すほど発話するって、どんな感じなんでしょうね。先生そっちのけで喋ってるのかしら?

子どもが悩んだり、考えたりしてこそ、次のステージに進めるそのチャンスを、親が全部かっさらっていくなんて、レッスンの邪魔でしかないですよね。笑)子どもに成長してほしくないのかしら。今、その場を取り繕えばいいなんて、教育でもなんでもないです。そんな親御さんがうちのクラスにはいなくて、本当に助かっています。沈黙の時間こそが、教育では大事だと思っています。

3)音の出し方

今回は、ホールで演奏するということをかなり意識して、勉強させました。遠くに届く音の出し方。自分の意識自体がホール全体にあるということなど、狭い狭いレッスン室でイメージさせるのはとても難しかったです。私はずっと袖にいたので、リハーサルでしか客席から聞けなかったので、あとで記録をよく聴いてみたいと思います。

ピアノの先生に確認したら、ちゃんと聞こえていたとのことなので、大丈夫かなとは思っていますが、ひとりひとり音の広がり方が違って面白かったとのことだったので、それは何が違っているのか?楽器も関係があるのか?色々研究してみたいと思います。

◎今後の予定

発表会が終わったので、弦楽合奏にまたシフトしていこうと思っています。北とぴあの練習会場が使えるうちに、ある程度出来上がった状態で、2026年を迎えたいと思っています。

順当に行くと、2025年夏に、独奏の発表会ということになるのですが、夏にばかりやっていると、夏は出られないという生徒さんが永遠と出られないことになるので、次回は冬を考えています。

そうすると、さすがに2025年の1月は早すぎるので、2026年の1月かな。今度もできれば、ホールを予約できたらいいなと思っています。ホールか、教会か、木でできた歴史的建造物です。私の大好きなとあるところを借りれないかリサーチ中です。

その後2026年の夏に、あんさんぶるえこーの発表会ができれば理想的です。まあ、そんな都合よく杉並公会堂が当たるかわかりませんが・・・。だいたい、最近はあんさんぶるえこーの年には、修学旅行がついてきてるので、今度はみんなどこ行きたいですか〜?カーネギーホール?楽友協会?言うだけはただですからね〜。大好きな台湾で演奏旅行も良くないですか?笑)先生の趣味が、ものすごく反映されてますね。合宿も復活させたいところです。

来年はそうすると合奏の練習をコツコツやること以外、あまり大きな行事がないので、フィールシュパースの単独発表会をやってみるってどうですか?って、ここで聞かれても、生徒さんたち困ると思いますが、妄想を始めてみたいと思います。

素敵な感想のメールもたくさんありがとうございます。全部目を通しています。ご紹介していいか確認したら、またこちらでご紹介させていただきます。

では、やっとこさ昨日発表会会費の確認まで終わりました。これでほぼ事後処理は終わりです。あとは私が反省するだけです。そして明日からレッスンが始まります。そしてまたすぐに、夏休み第2弾をいただきます。ちょっと現実から逃避して、今後のことをたくさん考えてきたいと思います。いい仕事をするために休むのは大事だなと、やっと最近思えるようになりました。皆様もどうぞ、良い夏休みを。台風気をつけて!

 

 

 

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