肩の病状報告
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生徒の皆様はじめ、合奏団のメンバーの方にも、本当にご迷惑をおかけしています。１５日土曜日に発症して、はや１０日。すごい勢いで回復しています。今後誰かが同じ痛みに襲われたときに何かの参考になればと思って、記憶が新しいときに記録しておこうと思います。
私の症状は正式名称「石灰沈着性腱板炎」というそうです。いわゆる五十肩といわれるものと一括りにされることもありますが。私のは急性。素人判断ながら、急に痛くなったから急に治るんじゃないかと期待しています。
土曜日は夕方から夜にかけてが一番痛くて、ちょうど病院関係にお勤めの生徒さんに「こういう時は冷やすんですか？温めるんですか？」なんて、専門的な知識なのにただで図々しく聞いたりしていました。そしたら、なんとレッスン終わって、薬局もしまってしまうかもしれないからと、ロキソニンと湿布を買ってきて、戻ってきてくれました。もう、女神に見えましたね。痛み止めを飲むとかそういう発想も全然なく、そうかロキソニンはこういうときに使うのかとレッスン終わって飲んだところ、ものすごくあっという間に楽になりました。まあ、痛いんですがギリギリ救急車呼ばない程度には痛くなくなりました。
寝るのも大変で、横になると肩が変な体勢になっていたくて寝られなく、座椅子があったのでそこで５日くらいは寝ていました。これがあって助かった！
さて、病院は２軒行きました。一軒目はいわゆる普通の整形外科で、そこではレントゲンとヒアルロン酸注射。飲み薬でやはりロキソニン。あんまり辛いから腕を吊るしていいよと言われたのですが、病院には三角巾もアームスリングも置いて無く、（なぜ？整形外科なのに）自分で薬局に買いに行きました。三角巾しかなく、自分では到底無理なので途方にくれていたら、薬局の斜向かいの南大塚接骨院の先生が、いいよただでやってあげるよってその場でやってくれました。もう神様に見えましたね。そして、吊るして帰宅。腕吊るすのって本当に楽ですよ。首には負担が来ますが、そんなこと言ってられない痛さなので。
ロキソニンが効いてる間は天国なので、１日３回しか飲めないので計算して飲みました。効いてない間は、やっぱり地獄の痛さなので、今度は別の病院に行ってみました。ここでは、１時間待ちと言われましたが、それほど待たずに診察していただけました。看護師さんも優しくて、痛くないように何とかして洋服を脱がせてくれたりして。あ、三宅一生のプリーツプリーズが、ものすごく役に立ちました。あれって、いくらでも伸びるんですよ！毎日洗濯して、着ていました。肩を痛めたときには、プリーツです。
２軒めの病院「文京整形外科」では、エコーもやってくださり、沈着した石灰を溶かしてなんと抜いてくださったんです！もんのすごく痛いんですが、これで治るかもと思うと、もうなんでもやってくださいと言う感じでした。２種類痛み止め的な物を一緒に注射。ちゃんと説明してくださったのですが、あまりの痛さに全然覚えてないんです。すみません。翌日から、手が前後に動かせるようになるよって言われていたら、本当にその日のうちに腕を吊らなくても歩けるようになり、翌日は前後に動かせました。その次の日には、右手でお箸を持ってご飯を食べました。口まで持っていけないので、それまで左手でフォークで食べていました。９日目には自分で髪が結べるようになり、１１日目の今日、楽器も弾いてみました。ビオラのC線、バイオリンのG線はちょっと無理ですが、他の線はなんとか音は出せました。ただし、やっぱりちょっとしたニュアンスがまだうまくつきませんでした。あと少しのような気がします。もうしばらくご迷惑おかけします。お手本はこんな感じでねとか、一緒に重奏とかは、出来る限り頑張っています。レッスンの質が落ちて、他の先生を紹介して欲しいということでしたら、一緒にお探ししますので遠慮なく言ってください。
さて、実は今日は４９歳の誕生日です。この体の故障は、４０代最後の一年を、日常に感謝しながら生きろというメッセージかなと思っています。１日１日、できなかったことができるようになって、人様にご迷惑をおかけしておいてなんですが、ハッピーな気持ちです。子どもってこんな気持なのかな？って。これができた、あれができたってきっと小さい頃はみんな幸せな気持ちで生きてるんでしょうね。これもできない、あれもできないって大人がまわりで言いすぎて、不幸にしてるのかもしれません。反省反省。
痛いときに「もうバイオリン弾けないのかな」と痛いのと不安なので、涙が出てきましたが、そんな状況で一番に頭をかけめぐったことが、自分の本音なんだろうと思うので、自分の気持ちを再確認できたいい機会でもありました。完治したら、また違った心境で、いっぱいまたバイオリン弾きたいと思います。
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