さよなら2020年〜東京音楽教室よりごあいさつ〜

2020年12月31日 / 最終更新日 : 2021年1月9日辻有里香

◯ありがとうございました

大晦日のもう午後5時も過ぎてしまいました。今年のふりかえりは、省略してもいいですか？笑）

今年は、世界中大変な年になりました。

そんな中で、ZOOMの有料会員になって、生徒さんに安心してレッスンを受けてもらえるように、なんとかやってまいりました。パソコンに弱い方も、仕事で使ってる人も、果敢に挑戦してもらえ、（あのセッティングに明け暮れた日々は、思い出したくないのですが）本当に生徒さん、そしてその保護者の皆様にご協力いただき、温かい言葉もかけていただきました。心より、お礼申し上げたいと思います。

教室の皆様が、私の家族みたいなものなので、実際に会えない日々や、なかなか一緒に飲みに行けない日々は、寂しく辛くもありましたが、振り返ってみたら、より一層深く繋がりができた気がしています。

講師の先生方、本当に口うるさい私に、辟易しているんじゃないかと心配ですが、笑）一緒に乗り越えてくれて、ありがとうと言いたいです。

◯妥協のないレッスン

大人の生徒さんから、ネットだと回線が悪くなるかもしれないと思うと、なかなかレッスン以外の話をするのもはばかられると言って、お礼のメールが来ました。うちでは、自粛期間中はリモートのみ。自粛期間が終わったところで、希望制にしています。ずっとリモートレッスンだった生徒さんからのお礼のメールで、リモートでも一切妥協のないレッスンのおかげで、教室に行かなくてもレッスンを受けられたと書いてあり、嬉しかったです。

みんな本当は教室に来たいけど、我慢してるんじゃないかな？遠慮なさってるのかな？とか思っていたので、ほっとしました。

今年は、日本では楽器が不足するくらい、音楽を始めた人が増えた年だったとか。通勤がなくなって、またバイオリン始めようかな。ピアノ弾いてみようかな、チェロに挑戦しようかなとか、ビオラもいいかもとか。そんな生徒さんとの出会いもたくさんあった一年でした。

小さいお子さんの入会も多かったです。保護者の方が、もし自分に子どもがいたら子どもの年齢にちかづいてきました！笑）

便利なものに溢れている世の中ですが、この面倒くさい楽器を選んでくださって、本当によくぞ選びましたと言いたいです。こんなにじっくりと取り組まないと、上達が望めない楽器はないと思います。だからこそ、小さいながら、自分と向き合って、頑張ってくれると思います。

たとえ、一足飛びに上手にならなくても、バイオリンを習得する過程で得られる集中力や、感性や、音楽を愛する心は、きっと大人になってお役に立つと思います。上達のスピードは、人それぞれ。どうしたら早く上手になるかなというのも大事ですが、この子がどうやってこの壁を乗り越えるんだろうと、一緒にサポートしていければと思います。

大人の生徒さんたちとは、ともに音楽を愛する仲間として、来年も楽しく過ごせたら嬉しいです。保護者の方とも、しばらく飲みに行けてなくて寂しいです。来年の今頃は、忘年会ができるような状況になっていたらいいな。

どうぞ、皆様健やかな、良いお年をお迎えください。