ドイツ旅行記〜5〜 マタイ受難曲

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さて、いよいよトーマス教会で「マタイ受難曲」を聴きます。この企画素晴らしすぎませんか?自分を褒めたいですね。(笑)チケットは日本で予約。ゲヴァントハウスのチケットオフィスに、予め取りに行って50ユーロでゲットしました。まあ実を言うとてっきりゲヴァントハウスでやると思ってたんです。あはは。チケットオフィスの人にここでやるのよね?って聞いたら「トーマスチャーチ!」って言うじゃないですか。えええ。すごい!すごすぎる!興奮マックスです。

ということで、夕方早めに宿に帰り、休憩し、万全の体制ででかけました。トイレに行きたくなっても、教会にはそんなにトイレはないだろうと思い、食べ物も飲み物も我慢です。

 

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ドイツ語のプログラム読んでもきっとわからないだろうなと思い、日本から礒山雅訳詞の歌詞カードも持参しました。私達の席は正面に柱があって、祭壇の方を向くので、背中の上の方から音が降り注いでくる感じです。演奏者も歌手も一切姿が見えません。また、それがなんというものすごくミステリアスな感じでいいんですよ。時々柱に声が跳ね返って、前から聞こえてくる錯覚に陥ったり。

東京で始めてマタイを聴いたときも、ああ、生だ!と思って感動しましたが、この日も本当に感動的でした。エコー成分がドンピシャというか。教会で演奏するためのものなんだな。きっとバッハも計算づくで作ったんじゃないでしょうか。一音目を出てきた時には、もうなんというか、心が震えました。席は暗くならないので、ずっと歌詞カードを一緒に読んでいました。全く信仰がない私でも、ストーリーを追いながら、イエス亡くなったんだ・・という喪失感でいっぱいになりました。大好きな第15曲めのコラール 「Erkenne mich, mein Huter」は涙が出ました。「あわれみ給え 神よ」のアリアも、最高でした。あまりの興奮で、私はこの日寝言でずっと歌っていたらしいです。夫は大迷惑!(笑)

第一部の終わりも、みんないつもここで休憩ってところがある様で、黙って立ってトイレに行ったり、足腰ストレッチしたり。前の女の子はかなりじっとしてるのがつらそうでした。隣のおじさんは休憩後にいなくなりました。でも、すごい好きなアリアとかあると、すくっと起きて聴いてるんですが、その他どうでもいい場面は机に伏せて聴いてるんですよ。もう観察しててすごいわかりやすくて面白かったです。最後は、拍手もなくみんなそっと退場していきます。拍手はしないのが習わしだそうです。演奏会じゃなくて、礼拝という意味合いなんでしょうね。

教会を出たら、大型バスが何台か止まっていて、バスでみんなで聴きに来たりもしているのかも。私たちは、10時に会場を出てダッシュでタクシーを拾ってホテルに帰って、10時30分までのホテルのレストランで食事をしました。ホテルに着いたの10時20分でした。10分しかないけど、注文できてよかった!

 

 

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こんなうさちゃんもいます。さて、翌朝は最終目的地ケルンへ向けて出発です。長旅ですよ!今度は新幹線に乗ります。

 

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