ドイツ旅行記〜１〜

2016年3月28日 / 最終更新日 : 2016年3月28日辻有里香

皆様ご無沙汰しております。ブログの留守中にドイツに行ってきました。来年３月の春休み中に、生徒とウィーンへ修学旅行へ行こうと計画中なのですが、同じ時期にヨーロッパ行っておいたほうが、生徒に色々アドバイスできるかなということで、３月に行ってきました。もちろん、生徒と行くときは旅行社の人に頼むので、下見は必要ないしということで、違う国ドイツにしました。

長くなるので、どんどん書いていきたいと思います。おなじみ、夫と二人で「地球の歩き方」を頼りに歩く、個人旅行です。今回はスマートフォンを新しくしたので、SIMを入れ替えるとそのままドイツでも使えるという設定にして、プリペイドで足りなくなったらまた追加できるというものにしました。グーグルマップで、どこにでも行けるんですね。すごい！地図を読むのが私はとても苦手なので、そろそろ日本でもグーグルマップを上手に使えるようにならないとです。

まず月曜日に出発し、アムステルダムへ到着、そこからベルリン行きの飛行機に乗り換えます。入国手続きなどはすべてアムステルダムで済みました。最後のベルリンの空港で一応バイオリンは申告しますか？って聞いてみましたが、旅行か？何日か？じゃあ、大丈夫だそのまま出なさいみたいな感じでした。飛行機に乗せられるかどうかは、飛行機会社によってちがうそうです。KLMは１１５㌢までだそうで、慌てて小さいケースを日本で購入しました。でも、もう少し大きめのケースを持ってる人もいたので、割りと甘いのかな？ウィーンはオーストリア航空を使うみたいなので、聞いてみないとですね。

そして、初日はもう時差ボケで眠いので現地時間の９時ころには寝てしまいました。翌朝から活動。ここで無理しないでしっかり体力を温存させます。まずは、楽器博物館とベルリン・フィルのメンバーによるランチタイムコンサートです。

楽器博物館は、ベルリン・フィルの本拠地ベルリン・フィルハーモニーのすぐとなりにくっついてます。古楽器が多く展示。弦楽器もたくさん展示してあって面白かったです。うちの生徒たちが持ってる「ノイナー」も展示してありました。イギリスの名弓「ジョン・ドット」とかも。ベルリンで制作された楽器も多かったです。飾ってあるだけでも、風格がある楽器が一杯で面白かったですが、弾かせてもらえたらすごい楽しいのになあ。とか贅沢なことを考えてみたり。どんな音がするんでしょうね。

ベルリン・フィルハーモニーでは、火曜午後１時からは毎週ランチタイムコンサートをやってるみたいです。１１時３０分ころ行ったらすでに並んでいて、毎週おなじみに通ってる地元の人もたくさん。そして、やるプログラムが、曲はアーノルドとホルストの室内楽。すごく遠い階段のてっぺんで聴きましたが、すばらしくいい曲でした。無料コンサートっていうと、なんとなくあんまりクラシックに馴染みのない人に向けて、みんながよく知ってるパッヘルベルのカノンとか弾いてるのかなと思ったら、全然ちがってました。無料だから、あまり知られていない曲を演奏してみようということなのでしょうか？その場で、wikiも使えて検索したらイギリスの作曲家でまとめてみた様でした。ベルリン・フィルとサイモン・ラトル氏は、この日はバーデン・バーデンに行ってたみたいです。６人で弾いてこんな素晴らしい人達が、オケで弾いたらどんなでしょうね。世界の音楽エリート集団！音程があってるのも、アンサンブルがあってるのも、フレージングが素晴らしいのも、色々エリートの要素としてはあると思うのですが、もう一番抜きん出てるのは音色じゃないでしょうか。これは生を聴かないとわからないかも。ちょっと音がきれいっていうレベルじゃないんです！音が汚かったら、もう他がどんなに良くてもダメなのかも。ってこの日は改めて色々考えました。じゃあ、良い楽器を持てばいいのかという気もしますが、もちろん良い楽器を持つのはあたりまえで、その良い楽器を選ぶ能力とか、調整する能力とかそういうのが大事なのかも。良い楽器＝高い楽器なのかとか。もういろんなことを含めて、選ぶ能力って大事なのかもです。小さい頃から、一流の音聴いてたら、育つのかな？

ベルリン大都会です！壁を見たりブランデンブルク門観たり、普通の観光もしました。そのあたりは、もう割愛しましょうね。写真のみ。古いものと、開発途中と同居してるなんだか不思議な感じのする街でした。元東ドイツだからなのかな？このあと、ライプツィヒとケルンと続くのですが、全部回ってから不思議だったんだなって思いました。