発表会準備中@選曲編
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大手の音楽教室から独立して、一番嬉しかったことは「発表会企画を自由にできる」ということでした。大手さんでお世話になっている時も、ちょっとした合奏をみんなで最後に演奏したりしていましたが、そうなると他のピアノの先生方がセッティングをしてくださることになり、ご迷惑をお掛けしたり。このお手伝いした労働分は、発表会手当が出るのかなと心配になったりしたものです。
弦楽器をせっかく勉強するのだったら、アンサンブルにも強いし、家族や知人に何か弾いてって言われたときに、なにか独奏のレパートリがあって・・・。なんて考えると、オールラウンダーに育てたいなどと思ってしまうので、独奏の発表会と合奏の発表会と交互にやっています。
次回の春は「独奏」なんですが、今回はプラス「室内楽」も発表します。独奏の生徒は今一生懸命取り組んでいる所です。今回は選曲時に数曲譜読みして、そのあとに本当にどれにするか決めるというようにしました。楽譜は売りたくなるくらい持ってます。(笑)とは言え、弾きたい曲が重なることもあります。その時は、早く譜読みが終わった方に優先権があります。重なってる時は、生徒にきちんと伝え、優先権があることもないことも伝え、それでも譜読みしたいかどうか聞いて、譜読み開始となります。でも、ほぼそんなことはありませんでした。一曲だけかな重なってるの。ピアノほどじゃないにしても、バイオリンの曲なんて、いっぱいあるんです。どうせなら、誰も弾かないような素敵な曲をご披露して「どう?素敵でしょう。いい曲見つけたでしょう?」という楽しみがあったほうがいいですよね。
さて、選曲に当たり生徒にインタビューをします。「どんな曲が弾きたい?」「音楽史的にでもいいし、作曲家でもいいし、曲の感じでもいいし、誰もが知ってる曲知らない曲。自信を持って弾ける曲、少し背伸びする曲。あえてこういうことが苦手だからそれに挑戦するでも、こういうことが得意だからそういう曲でもなんでもいいから、先生にアイデアをちょうだい」と言って弾きたい曲のヒントをもらい、数曲選んであげます。その際に、一応難度を書いてあげます。
今回おもしろかったのは、男の子たちがとてもロマンティックな曲を弾きたがり、女の子たちがかっこいい曲を弾きたがることです。面白いなあと思って選びました。大学院の時ももちろん修論書いたんですが、学部の時も実は卒論で卒業しました。その時のテーマが大正期の赤い鳥運動関連なんですが、その時、「童謡は子供らしく、子どもの愛する歌だと思われていたが、実は大人がこういう子どもであってほしいという願望や願いの賜物だった」という結論を書いた記憶があります。あんな稚拙なものは読み返したくもないので、読んでませんけど。(笑)本当に、どんなことをやりたいのか、その人に聞いてみないとわからないんだなと。つくづく思い込みはイカンと再確認しました。
発表会は、この子は先生とこういう曲を選んだのね。というところも是非お楽しみ下さい。
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