古楽合奏のレッスン開催しました

2019年2月22日 / 最終更新日 : 2019年2月22日辻有里香

１　古楽レッスン開催

２月２０日水曜日、ドイツでご活躍の　阿部千春先生に　弊教室にお越しいただきまして、古楽のレッスンをしていただきました。コンチェルト・ケルンのツアーでご来日中のお忙しい中、誠にありがとうございました。

午前中私のレッスンテレマン作曲　ファンタジアの２番をレッスンしていただきました。前回に引き続き２回目のレッスン。レッスン内容詳細は控えますが、毎回なるほど！と思うことがいっぱい散りばめられていて、いろんなことを惜しげもなく教えていただけます。

演奏家の方がレッスンされるときって、ご自分が天才的にお弾きになれるので、あまりにかけ離れすぎて私のようなレベルや、アマチュアの生徒のレベルではレッスンにならないのでは？と思われるかもしれませんが、演奏家ってこういう風に練習を積んでいくんだなという、練習の過程を垣間見るような思いがします。で、そういう練習や、自分への内面の気付きなどがあれば、ああいう風に演奏できるようになるんだと夢と希望がもてるというか。

ひとつだけブログ読者の皆様にシェアしたいのが、私の音の聴き方です。モダンが長いので笑）ついつい、ビブラートがかかってしまうんです。と申し上げたら、「差音とか倍音を聴くといい」というアドバイスをいただきました。なるほど・・・・・・・・・。もう目から鱗が落ちました。音を聴くって、その音のどのあたりを聴いてるのかって大事なんだなと。また違う扉が開きそうな予感がします。

その話を生徒さんにしたら、「先生のコンサートでもそうだったんだけど、頭の周りにわんわんわんって音が回ってるような感覚がするんです。」っておっしゃっていて、すごいな。生徒さんの方がよっぽど私より耳がいいわ。笑）レッスンでお手本として弾いてくださるのを間近に聴いても、そんな感じがしたそうです。

だからこそ、裸のガット弦で演奏するんだなということが、気がついてないけどまだまだいっぱいあるんだろうな。楽しいですね！と二人で盛り上がりました。

２　生徒たちも受講

夢のような話なのですが、生徒たちもレッスン受講しました。え？ユリカミュージックスクールで古楽も教えてるの？と驚かれるかもしれませんが、こっそり教えていました。笑）古楽科出たわけじゃないので、私には足りないところが多いので、おおっぴらに教えていますとは言ってなかったのですが、生徒たちにレッスン時間内で、実は私もバロックバイオリン持ってて・・・。ちょっとかじってるんだというような話をしたら、興味を持ってくださったり、以前からずっとバロック・ヴァイオリンをやってみたかったという方が結構いらして、今バロック・ヴァイオリン保持者が３人　バロックヴィオラ保持者がお二人　バロックボウだけ持ってますという方が３人いらっしゃいます。もちろん、モダンをやめたわけではなく、バロック「も」やってみたいという生徒さんも募集中です。是非一緒に勉強しましょう！

バロック・ビオラとバロック・ヴァイオリンの生徒さんが一人ずつ個人レッスンも受講されました。お二人ともちゃんと疑問を持って質問とかしていて、生徒さんたちのほうが学ぶ姿勢が素晴らしいです。私も一所懸命記録を撮って、一緒にレッスンするとき生かさないといけません。

主に弓の持ち方。バロックはこうでというような話もいただき、私もとても勉強になりました。

３　古楽合奏団フィールシュパースとしても受講

実は古楽合奏団も教室有志で作っています。アドバイザーとして昨年から阿部千春先生にもお手伝いいただいています。今回総勢１０名でレッスン受講しました。

こちらもとても勉強になりました。曲はフィッシャーを見ていただきました。フランス風のイネガルを勉強中です！あとどうやって音程を合わせていくか。レッスン中数えていませんでしたが、たぶん７，８回は調弦し直したと思います。なるほど。まずもっと楽器と仲良くなって、調弦が上手になるところからなのかもしれません。

あと、裸のガット弦とそうでない人が混ざっているので、合わせにくいのかもというお話もいただきました。それは気が付かなかったです。弓さえバロックボウだったらいいかと思っていたのが、なんとも不勉強すぎですね。なんか、楽しくなってきました。団員の皆様、のちほどこの件に関しては相談させてください！

終わったらみんなでコーヒーブレークをして解散しました。いつも写真全然撮ってないけど、いつか先生と一緒に記念写真撮りましょう。ということで、今回も写真がなくうちのチェンバロの写真を載せました。またの来日を心よりお待ちしています。そのうちみんなでドイツに押しかけるかも・・・。いや、いや、そんなこと言ってたら本当になっちゃったら困るので、（困らないか）このへんでやめておきます。

次回は２楽章まで見てもらえるように、みんなで練習に励みましょう。１楽章はもうちょっとテンポ上げますよ！楽しいですね。