バロック弦楽合奏ワークショップ〜阿部千春先生をお迎えして〜
◯北欧・北ドイツの響き Ⅱ テレマンと北ヨーロッパ
コロナ禍が過ぎ去って、巷は普通にいろんなイベントが催されるようになってきました。学校行事も忙しいようで、会社の出張も始まり、元の生活に皆さんアップアップしていらっしゃるのを、近くで静かに見守っている私です。元は、こんな感じだったんですね。
教室も、この秋は2つイベントを開催しました。
一つは、少し前からお手伝いさせていただいている、教室の古楽アドバイザーの阿部千春先生のリサイタルのお手伝いと、先生に直接ご指導いただきました「バロック合奏ワークショップ」です。
まずは、リサイタルの様子から。
常日頃、私が目標としているのは、「習い事として、またプロになるとして、ヴァイオリンを上手にする。」だけではなく、「教養としての音楽の素養を身につけてあげたい。」ということです。
地域柄もあり、教室の生徒たち将来日本のエリートとして、リーダーとして、活躍していくような子どもたちです。そのときに、当時の音楽家や昔のヨーロッパの様子を知って、色んなことに思いを馳せてほしいなと思います。あわよくば、自分の仕事の決断のときに、なにかヒントになったりしてくれたら、嬉しいなと思います。
先生のコンサートのお話や、プログラムの解説が、本当に素晴らしくて、毎回感動します。今回は、ドイツの作曲家テレマンが、スカンジナヴィアのあたりと、どういう交流があったかというお話でした。
正直に書くと、先生の期待も虚しく、子どもたちが一人も来場しませんでした。笑)あ、3歳の男の子がママと来てくれました!同門の姉弟子に、「まああ、こんな年齢から、こんないいものを聞かせてあげられるなんて!」て、褒められました。途中で飽きてしまいましたが、それでも、少しでもあの音に触れられたのは、何よりでした。飽きたあとは、ユリカ先生とロビーで遊びました。笑笑)
テキストの何巻まで進んだとかいう分かりやすい進歩に比べたら、こういう知的好奇心を育てるという方が、成果が分かりにくいですが、もっと頑張らないといけませんね。私が。次回は、忙しい小中高生で、会場をいっぱいにしたいと思います。
教養の高い、音楽が大好きで、知的好奇心がたくさんのうちの大人の生徒さんたちには、たくさんご来場いただきました。
コロナ禍で、ドイツから阿部先生には、音楽史を中心とした「オンラインレクチャー」も開催していただいていたのですが、その度に、たくさんの大人の生徒さんたちが参加してくださいました。大人にならないと、こういう勉強の楽しさは、分からないのかもしれませんね。
最初にも書いた通り、皆さん忙しい日々が戻ってきているのに、会場設営のお手伝いまでやってくださって、ありがとうございました。いい曲オンパレードで、楽しかったですね。滅多に聴けないダモーレやリュート、ハーディングフェーレも登場しました。
個人的には、自分も先生と勉強した「Grobe」のヴィオラ・ダモーレのための組曲に感動しました。蓮見岳人さんのリュートソロも、なんだかしみじみしました。ああ、日常が戻ってきたんだなと思いながら聴かせていただきました。
また、阿部先生や蓮見さんの、昔からのファンの方々もたくさんご来場いただきまして、ありがとうございました。
◯阿部先生とヴィヴァルディーを弾こう!
ということで、それから約一週間後、日本中ツアーで回られた先生に、最後に東京にお戻りいただきまして、ワークショップをお願い致しました。
20人ほどの生徒さんが集まり、先生のソロでビバルディーのイ短調を一緒に演奏しました。演奏するだけではなく、先生から、バロックピッチのお話とか、ゼクエンスのお話とか、何を表現している旋律なのかなど、本質的でいて、しかもわかりやすくご解説いただきました。ご多忙な日本滞在の時間を、教室のために使ってくださって、心より感謝申し上げます。
次のレッスンで参加してくれた生徒さんたちに、「ものすごく感動した」「わかりやすさに感動した」「先生のリサイタルに行ってるけど、一緒に弾ける日がくるなんて感動的だった」と、感想をいただきました。
内容は詳しく書きませんが、ポイントは、うさぎのスタンプと霧ですね!
この日は、遠くは中国地方からもお越しくださった生徒さんもいらして、「東京さすが、東京に来てよかった!」と喜んでお帰りになりました。
子どもの生徒も二人参加してくれました。この企画も子どもゼロ参加だったら、ちょっと絶望的でした。笑)
しかも、ふたりとも地方からの参加で、私もそうでしたが、地方の方が勉強のチャンスが少ない分、知りたい、参加したいという気持ちが育つんでしょうね。私も、東京に出てきたばかりの頃は、こんなイベントも、あんなイベントも・・・。と、ほんとに色々出かけていました。
東京は文化が溢れてるので、食傷気味なのと、色々できてしまうので、東京の子は忙しいですよね。地方の子が暇とは言いませんが、東京の子は異常に忙しそうで、みんなが異常な忙しさなので、それが普通になってるような気がします。
バロック合奏団「フィールシュパース」という活動をしています。ユリカミュージックスクールの生徒でしたら、誰でも参加できます。来年夏の発表会には、一曲ご披露する予定です。このワークショップで、バロックの魅力にはまった方がいらしたら、ぜひご参加お待ちしています。あんさんぶるえこーより、もっとアットホームな感じで、参加できるときに参加して、その都度会費をお支払いいただくということになっています。楽器やバロックボウもお貸しできます。
あ、今思いついたんですが、せっかくヴィヴァルディーのイ短調も勉強したので、この曲も発表してみましょうか?!私も通奏低音練習してみようかな。いやあ、自分で書いて自分の首絞めてますよね。東京マジックで、私も自分の異常な忙しさに、気がついてないかもしれません。笑)
さて、次はお弾き初めに向けて、全員弾けるようにしないといけません。先生のレッスン時の熱意の熱量で、生徒の進捗状況も変わるので、頑張ります。
その前に、ホームコンサートと忘年会もあります。クリスマスに年末にお正月。一番楽しいシーズンの幕開けですね。
釜野クラス日曜日クラスはいっぱいですが、
月曜日クラス夕方以降開講しています。
辻クラスは、12月より木曜日が1枠空きます。
体験レッスン受付中。お問い合わせお待ちしています。
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