3歳さん、4歳さんのバイオリンレッスン

 

◎時代が一歩進みました

未就学である小さい生徒さんにとって、ほぼ毎週会うバイオリンの先生を誰にするかというのは、各ご家庭にとって、一大事かと思います。

人間の成長過程のお子さんへの影響力は計り知れませんし、この先生にレッスンしてもらったらできたのに、この先生はまるで子どものことがわかってなくて、時間を浪費してしまったというのは、残念ながら少なからずあります。

選ぶのが難しいのに、小さいからそんなに遠くまでは通えない・・。これまた、悩みが多いですね。

そんな中で、たくさんの小さい生徒さんの保護者の方にも、弊教室を選んでいただいていて、大変光栄なことだと思っています。

コロナの「おかげ」というのも、なんだかおかしな言い方ですが、リモートレッスンもかなり開発されてきました。

どのお教室も工夫をされて、小さい子どもだから歩いて通えるところ。という選択基準もだいぶ和らいできたのではと思います。

弊教室でも、電車で通ってきてくださる、3歳さん、4歳さんも増えてきました。お天気が悪いときは、動画を作って配信してあげて、レッスン一回分としたり、Zoomでのレッスンだけではなく、色んな「リモートレッスン」の形で、対応しています。インスタに、たまに送ってあげた動画を載せているので、ご参考にどうぞ。

◎レッスンで気を配っていること

せっかく小さい時に始めるので、どんなことを大事に教えようかなというのは、常日頃考えています。

①生の音楽をきかせる

レッスンというと、本人にとりあえずたくさん弾いてもらわないと焦る気持ちをぐっとがまんして、まず、なるべく生の音楽を聞かせる。ピアノでもバイオリンでも。と思っています。

え?先生そんなに弾いてないじゃない・・。と思われるかもしれませんが、笑)お歌を歌うときも、ピアノで伴奏やコードをつけたり、生徒ちゃんがある程度弾けてきたら、素敵なメロディーを一緒に弾いています。

そんな難しい曲弾いてないですよ。でも、間近で聞かせるというのが、大事だと思っています。

②リズム感と音感

小さい頃からやる意味は、耳の発達が目まぐるしい時に、音楽活動を体験して、リズム感、音感、読譜などの基礎を身につけられたらということではないかと思います。

もちろん、大人から始めても、これらは絶対につきます。進度は遅いかもしれませんが、絶対につくと思っていますし、実際に大人の生徒さんにソルフェージュもやって、成果があがっています。

小さい頃の発達段階での取得だと、楽に習得できることもあるので、ぜひそういうところを伸ばしていけたらと思います。

一定のテンポでたたける、音程の判別ができるというレッスンをやっています。音が出たら楽しいかなと思い、タンバリンの打楽器を使ってリズムボール。

ドから初めて、ど、れ、み、ふぁ、そ、辺りまでの判別をしていきます。5音教えたら、2度、3度、4度、5度までは、練習できます。

はじめから、意味がわかっても、わからなくても、楽譜をみせます。線の間にはさまっているか、のっかてるか?ぶらさがってるか?少しずつ形状を判別できるようにサポートしていきます。下に写真がありますが、白瀬ゆりさんのご著書の付録を、大事に使っています。

③アンサンブルしながら

子どもにとってというか、初心者にとっては、自分が弾くのに精一杯なのに、誰かと合わせる、何かと合わせるなんて、とっても難しいことだと思うのですが、データや私の伴奏に合わせて弾くことをさせています。

データを流してあげると、途中でつっかえたり、とまったりということができないので、音楽の流れに乗ってなにかをやるということが上手になりますし、私の手が空く分、補助をしたり、フォームを修正したり、楽譜の指差しをしたりとサポートができます。

私と同じパートを弾いてもらうというのは、この時期の子どもたちは、口で説明するより、やって見せるというのが、何より効果的です。その意味でも、一緒に弾いてあげ、慣れてきたら、セカンドバイオリンのパートなど、別のパートを弾いて、今度はアンサンブルのトレーニングに入るということをしています。

④実際に弓を持って弾く前に

昔は、とにかく早く全弓が弾けるようにと思っていたこともあるのですが、最近は、無理して弾かせて、力みや悪い癖をつけて、後で治すのに時間がかかるよりは、上記の基礎を楽しく学ばせたほうがいいな。しかも、バイオリンに結びつく方法はないかなということで、やっていることがあります。


 

それは、ピチカートで曲を弾かせる。この写真のテキストは、伴奏もとてもきれいで、気に入って使っています。開放弦だけの曲で、短いものがたくさん載っています。これを、手作りの楽譜に一枚ずつ書き起こして使っています。小さい子には、単純化して楽譜を見せています。

カウントもとります、弓の持ち方も注意します、音符も読みます、止まらないようにデータとなんてことをやっていたら、どれも注意散漫になって難しいですが、ピチカートだったら、3歳さん、4歳さんでもはじくだけなので、それほどのテクニックはいらないで、カウントに乗って、音符を読んで、止まらないようにというところまで、トレーニングでできるようになります。

⑤とにかく補助!

この下地を作ったあとに、バイオリンランドのきいてきいて一曲目が弾けるように、同時にボウイングも教えていきます。

生まれて初めてなにかやらせる時に、逆上がりでも、補助輪無しの自転車に乗るでも、スケートのジャンプでも、コーチの役目は鬼のようにうまい「補助」だと思います。私は補助には自身があります!笑)

補助しながら、どの部分が力んでるからこうなってるのかというのも、なんとなく分かります。これこそ、教えるプロの役目だと思っているのですが、楽器がいつも下がるとか、楽器上げてって言う前に、先生の補助でいい状態を体で覚えさせるというのが、小さい子には、とても重要だと思っています。

 

動画で、小さい生徒さんのレッスンの様子が録画できたら、チャンネルで公開できたらと思っています。

よく記念に、「きいてきいて」という、一番最初に練習する曲は、完成したら保護者の方の許可を頂いて、載せております。よかったら、「ユリカミュージックスクール」のyoutubeチャンネルをご確認ください。

嫌がる子どもを、無理に小さい頃から始める必要もないとは思っていますが、東京では小学校受験がブームになってきているので、受験の前までに、私に慣れて、レッスンが軌道に乗ってるといいですよね。3歳児さん、4歳児さんは主に辻が担当しています。

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