筋トレとバイオリンレッスンの共通項

ジム

 

もうこれ何年も前の写真ですけど、旅先でジムへ行ったときの写真です。外国の人って旅行いっても、筋トレとかプールとか欠かさないんですね。どんな忙しい大会社の社長さんも、よくジムへ通ってるって話聞きますし、健康管理に気をつけて生活してるんですね。

今日はジムに通いはじめて、これは音楽にも通じると思うことがたくさんあったので、ちょっとまとめてみたいと思います。

1)基礎体力向上は、ソルフェージュ能力向上と同じだ

私は自転車→ジョギング→筋トレという感じで、今は主に筋トレをやっています。筋トレをやってると、「音楽でいうところのソルフェージュのようなもんだな」と思います。

筋肉がついて体が動くようになると、ジョギングだったり、自転車だったりというひとつひとつの競技がやりやすくなるし、体力もついて楽になってくるので、そのスポーツをやる上の基礎体力が上がれば、その競技の能力もアップする。ソルフェージュも、読譜や楽譜のやくそくごとや音楽の成り立ちを速く読み取れるようになると、ピアノやバイオリンの練習も速くこなせるし、演奏が充実してくると思います。

私なんか小さい頃から、まったく運動をしてこなかったのですから、体力、筋力がないに等しいのに、自転車乗ってみようかな?とか、走ってみようかな気持ちよさそうだし。と始めてしまったのですが、やっと筋肉も少しはついてきて、色んなことが楽になってきました。でも、まだ人並みの筋力には少し足りないくらいです。あと400グラムくらいかな?調子があがると、平均筋肉量まで到達するのですが、忙しくて週1くらいしかいかなくなると、すぐにまた落ちてきます。

うちでも、ソルフェージュ教育がんばっていますが、是非専門のソルフェージュ講師について勉強することをオススメします。生徒たちも、月1で見てもらっているメンバーが8名ほどいますが、演奏が格段にレベルアップしています。

2)人に習うことは何か?

1年半くらい前からパーソナルトレーナーの先生について習っています。主にフォームを見てもらったり、ちょうど効く重さや、イスの高さを見てもらったりするのですが、最終的には、自分で「良いフォーム悪いフォームがわかると」いうのが理想だそうで、鏡を見ないで自分の姿がイメージできることを目標にしていらっしゃいます。

筋トレのレッスンも、バイオリンのレッスンと似てて、「いまのはどうでしたか?」ってカウンセリングレッスンされるんです。最初は、どの筋肉に効いてるかさえわからなかったのですが、最近ようやく「今のは先生に褒められるな」と思うと、「今のめちゃくちゃよかった」と言われるようになりました。

これもバイオリンと同じだな。自分でいい悪いが分かるまで、人に習わないとダメだなと思います。どういう時にフォームがいいのか悪いのか、自分で自分のことが分かるようになる能力がつくまでは、習った方がいいと思います。特に大人の生徒さんはそういう能力を習うというか。

子どもは家でご父兄に練習を見てもらっていますが、小さいうちは自分で自分のことを客観的にみる能力がまだないので、一緒に練習してもらうしかないんですよね。ご父兄の皆様には、家での練習をがんばってもらっていて、本当に心から感謝です。

私は偶然ですがジムですごくいい先生に巡り会えてよかったのですが、バイオリンのレッスンも、ただそこはダメだとだけ伝える先生より、自分でそこがダメだと気がつけるように仕向ける先生と、出会えることが大事ですよね。

自分の演奏を終える度に「自分はヘタで、ダメで」とつらつらと自分を卑下し続ける方もいらっしゃるかと思うのですが、それも実は「自分の演奏のいいところがわかる」という能力が足りないだけなんですよね。褒められたらうれしいですが、もっと嬉しいのは、先生が良かったと言ってくれた点と、自分が良かったと感じている点が、合致しているというころがもっと嬉しい点です。生徒たちにも、そういう喜びを感じてもらえるレッスンをするために、生徒の演奏を聴く力を、もっともっと養いたいと思っています。

3)自己流ってどうなの?

筋トレごときなぜ人に習うって?思いますよね。筋トレって奥が深いんですよ。(笑)器具を持つのに、どの指に力を入れるかで、効きが違ったりするんです。習いはじめの時は驚きの連続でした。

バイオリン他の楽器も、コツってあるんですよね。自己流で弾いてたという生徒さんが、うちに習いに来てくださっているのですが、最初から教えて欲しいということで、今まで自分でやったことは全部さておいて、一からやりなおしました。一年ほどたったかな?最近ぐんぐん上手になっていらっしゃいます。自己流の難しさをわかってきたからこそ、習う時は一から習いたいと思われたんだと思うのですが、レッスン受けても自己流のときと変わらないじゃんって、ことにならなくて良かったと一安心しているところです。ご本人もきっとレッスンに来てよかったと思っていらっしゃるのではと思うのですが、さてどうでしょう?今度ご本人に聞いてみます。(笑)バイオリンのレッスンでも、ちょっとしたコツをアドバイスできる先生と巡り会えるといいですよね。

以上3点思いつくままに書いてみました。体重は減りませんよ。でも、階段を登るのが上手になりました。あと、ママチャリが重くて嫌いだったのですが、最近3段変速でいつも一番軽いギアだったのが、2番目でこげるようになりました。レベルが低くてすみません(笑)

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