教室を変わる方法
転入組が割と多いクラスです
何の関係もない写真ですみません。笑)
転入組さんを教える経験も多数あるので、今日はどうやって転入組さんを受け入れているか、アイデアをシェアしてみたいと思います。
うちのクラスでは、今数えてみたところ、大人も子どもも合わせて16人の転入組さんがいました。転居などはカウントしないで、純粋に在籍していた先生のレッスンでは上手にならなかった、合わなかった、システムが合わなかったなど、不満があって転入してきた人に絞ってカウントしました。64人中16人ですので4分の1の生徒さんということになりますね。
次に新しい先生を探すくらいに、向上したいと思っている生徒さんたちなので、意欲は満々です。それぞれ転入したい理由はそれぞれですが、弊教室で、生徒さんの幸せにつながるのなら、是非お手伝いをしたいと思っています。
ただし、受験シーズンになって、練習しないとレッスンに行けないけど、ここだとあまり練習しなくても受け入れてくれそうだからという理由では、お断りさせていただいています。冗談みたいな話ですが、たまにいらっしゃるんですよ。笑)受験期が乗り越えられるのは、小さい頃からちゃんと自分で練習する力をつけているからこそで、突然その時期だけおまかせしますと言われても、生徒さんも私も困ります。
転入するとしたら、是非中学受験期に入る前にお願いいたします。
転入するときは、こんな選択肢があります
生徒さんの様子を見れば、だいたいどんなことでつまづいたんだなというのは、分かりますが、さて、どっからどうやって行きましょうか。ということになります。まだ一年位で、そもそも本人がわからないことを無理にやらされて、もうヴァイオリンみたいな難しいことからははなれたい!と思っているようだったら、さくっと今の教材をやめて、「バイオリンランド1」から復習していけます。選択肢1)となります。
そこまで親子ともに問題意識がないときは、もっとこちらの配慮が必要です。本人的には、あれ?自分はすごくできているのに、今この復習が必要なの?という状況もありますよね。でも、そばで見ているご両親的には、このまま進んでもつまづく日が来るのでは?という判断で先生を探し始めた。選択肢2)と3)ですね。人間には「気持ち」というものがあるので、合理的なことがすべていいとも限りません。
大人の生徒さんの場合だと、選択肢4)となります。音階をすでにはじめている人も多いので、音階を通じて、左手右手の基本事項をお伝えできるかと思います。こちらも、バイオリンランドかいつまんでまずやったほうが早いなと思えば、バイオリンランドも加えています。
選択肢1)すっかり今の教材をお休みして、一から「バイオリンランド」を始めて行く。
選択肢2)弊教室で、上記の曲以外をレッスンして、今お通いの教室で曲の続きをレッスンに通う。ただし、少しペースダウンをお願いする。
選択肢3)ソルフェージュも兼ねた教材「バイオリンランド」で「復習」をしながら、他で
リズム練習、ききとり、お歌などのレッスン始める。どうしても曲を弾きたいということあれば、
5分ほど短い時間で曲のレッスンも続けていく。
選択肢4)音階を通じて、バイオリンランドのエッセンスを全部お伝えする方法。
弊教室に転入したからといって、全てが解決するわけではないのは、言うまでもないことです。ご本人の資質とか、気持ちとか。レッスンに臨む態度がそもそもまだ稚すぎて、前の先生では吸収できなかったということもあります。
それに、もし何かフォームの改善が必要な場合は、今までやってきたことを忘れてもらうにもある程度の期間が要るわけですし。3年やってきたことを忘れるには、3年位かかるなというのが私の印象です。でも、無駄では絶対にないですし、ちょっと近道通りすぎたねということですので、一緒に頑張っていけたらいいなと思います。
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