大人の本気レッスン

2018年6月25日 / 最終更新日 : 2018年12月6日辻有里香

レッスンカルテ

おとなのほんきみせるにょよ

皆様梅雨時、いかがお過ごしですか？ユリカ夫婦風邪でゴホゴホ言ってててすみません。もうすぐ治るはずです。そういうわけで、ネット上もあんまり登場していませんでしたが、今日はなんとか復活の兆しありです。

２３区内、山手線の内側にある弊教室、大人の生徒さんと子どもの生徒さん、どっちの割合が多いと思いますか？ある年、ぴったり同じ人数になったことがあるのですが、現在、大人の生徒さんが若干多めです。

子どもを教えるのも大好きですが、大人の生徒さん教えるのも面白いんですよ。大人にも「成長」ってあるんです。「成長」っていうと、なんか失礼な響きかもしれませんね。その人が今までとは違う世界の扉を開いた瞬間っていうんでしょうか。

この前も、そういう瞬間があってとても嬉しかったのですが、次どんな曲弾きたいですか？って聞いたら、「楽譜の読み方をもっと勉強してみたいんです。子どもに教えるように、読譜を教えてください」って言われてとても感動しました。

難しいところがどうしても指を間違えてしまうところで、どうやって楽譜を読んでるか？読むべきかという話をしたのに、とても感動されていて、読譜が自分の新しい世界の扉を開いてくれるんじゃないかって思われたんだと思います。

学ぶってそういう楽しさがたくさんありますよね。同じ様に説明してても、知らない話をされて、もう難しいしやる気なくしたとか言ってやめちゃう人もきっといるんだと思うのですが、そうか、そういう新しい考え方もあるのかって覗いてみようって思う方もいて。素敵です！

ある方は新しい世界の扉を開けて「この曲はこんなに難しかったんですね」とか、その曲への取組が、なんというか永遠の課題のように見えてきて、音楽に対してとても謙虚な気持ちになられたり。

大人の習い事なんですから、大人の皆さん本気ですよ。ただ先生に合格って言ってもらって喜んでるような趣味じゃないんです。今日もひとつ新しいことが知れたってことを楽しみにしているような生徒さんたちです。大人の本気ってそういうことですよね。これからも、じゃんじゃん生徒さんたちの本気を引き出したいと思います。