室内楽レッスンZOOMでやってみた
1)初めての経験でした
一ヶ月半くらい前に、4月の末くらいに設定しておけば、室内楽のレッスンできるかななんて、希望的観測で予定してたのですが、全然そんな状況ではなくなっていました。
秋には発表会をする予定だし、練習を中止にするのも何か残念で、ZOOMだったらできるんじゃ?と思い立ち、決行することにしました。私も初めての経験なので、お試し価格でさせていただきました。マンツーマンのレッスンは、対面レッスンと同額でやっています。マンツーマンはずっとやってきたので、経験値があるということで、対面もリモートも同額。こちらは初体験なので若干お安くさせていただきました。
結論としては、できるかも。という感じがしました。楽観的すぎるかもしれませんが、生徒さんたちは全然満足してくださらなかったかもなので、全くの私だけの手応えなのですが、勉強できるなという感覚です。
2)室内楽レッスンの段取り
どうやってやったかといいますと、事前に私がカルテットのあるパートを録音してお送りしておきます。それを鳴らしながら、生徒さん方も事前に少し練習。→レッスン当日ZOOM上で全員集合。→一人ずつ時間を決めてレッスンしていきます。
例えば、第2バイオリンと私のパートの録音 その他の人はミュートをして、各自おうちで一緒にレッスンを聴いたり、こっそり合わせて練習したりしています。
録音の音量を調節してもらわないと、私との録音にどうやって合わせているのか、合わせられてないのか聞き取れないのですが、そこさえうまくいくと、レッスンできるかと思いました。
3)レッスン内容
室内楽なんて、息遣いであわせるんだから、何を寝ぼけたことを・・。と言われそうなのですが、アマチュアの生徒さんたちは、その前にたくさんやることがあるんです。
今日ひとりひとり悩みを聞いてみたのですが、なぜかここで合わなくなる・・・。とか、どうしても低音の音色が深くでてこない。などなど。
音色ですか!くうう。オンライン上で・・。と思ったのですが、長年の経験値で、いくつかこうやってみたらどうかということを提案。どんな音を出したいかまずイメージしましたか?弓の圧力とスピードは的確ですか?同じスピードで弾いてないですか?などなど。ひとつひとつ提案したものを試してもらって、うまく行ったかどうか、自分の耳で判断してもらうという方法でいきました。
音色はわかりにくいと言っても、なんとなく発音の初めみたいなものは聞こえてくるので、発音の仕方なども提案できます。生徒の耳を多少は鍛えておいて、良かったです!
今日はチェロの生徒さんまでレッスンしてしまいました!チェロなんかわかるかな?と思ったのですが、だんだん聞こえてきました。なんというか、リアルの音じゃない音でも、自分の経験でこういう風な音がでてるんじゃないかというのが、想像できるようになってきました。弓のスピード感が目で見えるので、かなり弦楽器はオンラインレッスンに向いているのかもしれません。
あとは、息遣いやザッツが見えないので、本当に自分以外のパート、今日だったら私が録音したパートのことが分かってないと入れないんですね。これはまさにまさに、いい勉強だなと思いました。みんな、なんとなく私の動きに引きずられて、なんとなく入ったり、なんとなく弾いたりしてたんだなということも分かってきました。
これはやってよかったなという感じがしています。
さて、リモートであとできないことなんでしょうか?笑)ちょっとした、音色の機微をききとるために、モニタースピーカーでも買いますか。笑)
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