リモートレッスンの前に 「できててよかった」こと
1)リモートレッスン 続きます
ぐちゃぐちゃな舞台裏ですが、こんな感じでレッスンしています。あくまでも、よりレッスンをスムーズに、受け取る側にストレスなくやってもらうために、設置しているだけで、こんな装備がなくても簡単にできます。スマホ1つでリモート可能です。
カメラとパソコンが上手くつながらず、苦心中。電源ケーブルとキャプチャーをつなげる差し込みが、一緒に刺さらない!笑)もう2万も投資したのに・・・。というような、笑うしかないことも起きます。
とにかく、画像が良ければ、楽器の性質上かなりのことがアドバイスできるような気がしてきました。この緊急事態宣言が終了したら、次のステップを考えています。生徒さんには、そのうちお知らせするので、少々お待ち下さい。
こんなことができて、元々こういうことが好きだったんだろうと思われがちですが、まあ、好きでしたが、特にパソコンの域を出ないというか・・・。
うちの講師たちにも言っていますが、世の中には親切な人で溢れています。必ず検索かければ教えてくれる人がいるから、検索してねと。もともと、そういうことが得意な講師もいましたが、LINEしかやったことないよっていう講師もいましたし、ZOOMは私も含め全員やったことがありませんでした。
検索ワードのカンみたいなものもあるのですが、何度も検索をかけていると、分かってきます。もし、音声が出ないでこまっていたら、私だったら「ZOOM 音声が出ない」って検索かけたら鬼のように情報が出てきます。料理と一緒です。「じゃがいも コンビーフ レシピ」 って検索かけたら、なんか美味しいものにぶち当たります。その中で、「千切り」って出てきて意味がわからなければ「千切り 動画」で検索かければいいのです。文章を読む力さえあれば、たいていのことはできるようになると思います。ただし、最初は時間がかかるかも。なので、時間との勝負という感じでした。普通にレッスン時間はやってくるし、すごい勢いで色んなページを読みまくりました。そして、この検索して調べるというのがどれだけ手間がかかるか分かっている、できる大人の生徒さんたちが、バンバン色んなことを教えて下さいました。ほんと、自分の教室のコミュニティの素晴らしさを改めて実感しました。
若い人たちは、きっとこういうことも学校で習うんだと思うのですが、(習っててほしいです)わたしたち50代はそんな教育体験はないので、全部この「検索」と「協力」で乗り切ってきました。これからも、そうやって乗り切っていきます!
2)できててよかったなと思ったこと
リモートレッスン、私の感触としては、かなりうまくいってるなと勝手に思っています。生徒さんからも、毎回パソコンの位置も決めて、楽しみに生徒さんがパソコ前で待ってるというメールを頂いたり、こんな時期にも、色んな工夫をしてくださってレッスンがあってありがたいというお声をいただいたりしているので、全員こちらが一方的にお休み!と決めてしまわなくてよかったなと思います。
さて、バイオリンの場合ですが、リモートで、生徒にこれだけはできるようにさせておいてよかったなと思うことがいくつかあるので、今日は思いつくままに書いてみます。
◯おじぎの和音をきめてあった。
これは小さい子のレッスンですが、もう先生の顔がパソコンから出てくるし、大興奮!でも、あのおじぎの和音を鳴らすと「きょうのれっすんはじめます」「おねがいします」っていつものように、レッスンモードになります。これは、本当に良かったことです。助かっています。
◯調弦をできるようにさせてあった
さすがに、3歳4歳の生徒は難しいですが、ほぼ全員が自分でできます。もちろんチューナーを頼ってる子もまだまだいっぱいいますが、それでも自分でできれば、練習もできるし、レッスンもスムーズです。
◯メトロノームやデーターに合わせることに慣れている
これは本当に、バイオリンランドのおかげです。本当に、あの伴奏データーの販売を是非復活してほしいです。若い先生たちは持ってないですよね。フロッピー時代に一瞬だけ売ってたんですよ。あ、フロッピーってわかりますか?笑)検索してください。笑笑)
それに合わせて生徒は弾くことなんて、全く日常のことなので、全然へっちゃら。私から伴奏を送って、それに合わせて弾かせて、コメントをするという、ほぼいつものレッスンと変わらないことができています。これできなかったら、リモートは成立してなかったろうなと思います。
◯小節番号を数えることになれている
オーケストラの授業が3年に一回はあるので、すごい勢いで小節番号を数えるということに慣れています。バイオリンランドでも、そういう演習もついています。3段目4小節目と言ったら、3段目って聞いたところで体が反応しています。後ろから数えます、「1,2,3,・・」って言い始めたら、一緒に数え始めます。これも、教えといてよかったなと思うことです。
◯いい音色はどんな音か?
これは、これからリモートでレッスンを始める人には工夫していかないといけないことかと思うのですが、対面レッスンで何年か私と苦楽をともにしてきた生徒たちだったら、きっと分かってくれると思うのですが、バイオリンが奏でるいい音って、どんなものを指しているのか。この曲にふさわしい音はどんな音かなど、そこは想像してくれると思うんですね。対面レッスンで、ちゃんとバイオリンやビオラを一緒に弾いてあげていてよかったなと思います。
まだバイオリンを弾いてない小さい子にも、新しい曲がくるたびに、「これから、せんせいが新しい曲のコンサートをしま〜す」って言って、きいてきいてと夜の歌くらいまでは、必ず弾いてあげていました。この記憶が脳のどこかにあるといいな。
◯お母さんと一緒にレッスンをするという体制を整えてあった
入会の条件として、小さいうちのレッスンの付添をおねがいしています。特に何歳までとはきめてなくて、子どもの方から「もう来なくていい」ということもあるし、お母さんが、「もういいかな」と感じて、一人で通い始めることもありますし、必ず「生徒」と「管理者の私」とお家で一緒に練習する「中間管理職的なお母さん」と三位一体です。お母さんとは、同志という感じです。この体制がとても助かっています。レッスンでどれくらい補助して、どれくらい離れてみてればいいのかということも、みんな分かってくださっているので、レッスンが本当にスムーズにいきます。
結局レッスンがうまくいってるのは、ガジェット系の知識や機械の質やマイクの値段より、その他の要因が大きいということですね。笑)要するに、誰でもできます。バイオリンランド使ってる先生だったら、特にやりやすいと思います。これを機会に、是非バイオリンランドの重版とデータのUSBデータでの発売をお願いしたいです。と、ここで書いたところで伝わらないと思うのですが・・・。音楽之友社さんにまたメールしてみようかな。(何年か前にもメールしました。)
もうすぐ連休がやってきます。せっかくリモートが軌道に乗ってきて、ちょっと残念な気もするのですが、ちょっと休ませていただこうかなと思っています。でも、9日間もいらないので、4日くらいはレッスンさせていただきたいです。是非回数制の予約もお待ちしています。
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