シュパチェク・カルテット オールチェコプログラム
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4年に一度の2月の最後の日に、シュパチェクカルテットに行ってきました。パノハの時と同じ、日経ホール。日経ミューズサロンという名称で通し番号がついてるみたいで、445回目だそうです。へえ。たくさんやってるんですね。配られたチラシをみると、450回記念はライナー・キュッヒルみたいです。7月7日。あら、母の誕生日だわ。
シュパチェクカルテットの名前は、知らなかったのですが「チェコ・フィル・ストリング・カルテット」って名前で活動してたこともあるらしいです。プログラムは
クロンマー作曲 弦楽四重奏曲変ホ長調 作品5−1
マルティヌー作曲 弦楽四重奏曲 第7番「室内協奏曲」
スーク作曲 古いコラール「聖ヴァーツラフ」による瞑想曲 作品35a
スメタナ作曲 弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」
これでオールチェコプログラムです。すごい、こんなにチェコに作曲家がいるんですね。スークとスメタナとドボルザークくらいしか知りませんでした。で、ネットで調べたら、ベンダにシュターミッツにノヴァークにヤナーチェクもそうでした。すぐには思い出せなかったけど、このくらいか知ってるの。
前回のパノハよりも随分年齢が若い分(と言っても、第1バイオリン以外はベテラン組ですが)音楽が、いい意味で若くて、パノハとは違った個性があって面白かったです。チェコサウンドはやっぱりチェコサウンドでした。チェコの楽器をつい先日試奏で弾いたばかりで、ああ、やっぱりチェコの楽器は土の香りがするなあなんて思っていましたが、この日の楽器もみんないい音がしました。特にチェロのシュパチェクの音は最高でした。ああ、こういう音が聴きたかったんだという低音で、エンドピンが長くて本当に暖かな音がしていました。まだ、チェコには行ったことがないのですが、いつかぜひ行ってみたいです。そして、チェコフィルもぜひ生で聴いてみたいです。たくさん人生の夢があって、時間もお金も足りません。一年でも長く今生を楽しみたいので、健康にも気をつけようと思います。
さて、席はD列23番でした。この席がすごく良かったです。以前真ん中中央で聴いたのですが、日経ホールは前の方でも、音がブレンドされてすごくいい感じで聞こえました。また前を狙おうっと。前半のクロンマーはウィーン古典派、ブルク劇場の楽長さんだったらしいですよ。まさにウィーン古典派でした。マルティヌーは、新古典派。新古典派は第一次世界大戦後の新しい時代の曲です。程よく新しくて、でも聴き慣れないサウンドで聴いてるのが辛いという感じが全く無くて(笑)すっごくいい曲でした。また新しい知らないいい曲に出会えました。スークは短い小品で、これまた後半のプログラムにはほどよく、最後に満を持してスメタナの「わが生涯」ですパノハの時も生「わが生涯」に大感激しましたが、この日も素晴らしかったです。
アンコールが、なんとユーモレスクを弾いてくれました。みんなが一度は勉強する曲ですが、ああ、こういう風に弾くんだってものすごくなっとくしました。なんでしょうね。あの言葉で説明できないノリは。もう日本人とは言え、私は民謡歌えませんけど、日本の民謡を歌う時の独特のノリってきっと楽譜に書き起こせないですよね。なんか、あるんだなあって。アンコールの2曲めは、ブラームスのハンガリアン舞曲でした。もうみんな大喜び。みんなっていうか、私か。(笑)こういうよくある小品もすごく上手でした。アンコール集みたいなCDもだしてるみたいです。私は、第1バイオリンのシュパチェクのバイオリンソナタ集を買いました。サイン会もあったので、あんまり並んでたらやめようと思いましたが、さくっと行けたのでサインも。片言の英語で「いい音でした!」って伝えたら「ありがとう」って言われて、写真とらせてくださいって撮ったんですが、ピントがボケてました。残念。今日も、すっごく楽しかったです。また日経ミューズサロンチェックしようと思います。
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