コンチェルト・ケルン 行ってきました

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昨日はお休みで、午前中に自分のレッスン→午後は部屋の掃除→夜はリサイタル→飲みに行く  という普段通りの休日です(笑)

プログラムは

 

ダッラーバコ作曲:4声の教会協奏曲 op2より 第1番 ニ短調

エイヴィソン作曲:12の七声のための協奏曲 第6番 ニ長調

バッハ作曲:2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043

ヴィヴァルディー作曲バイオリン協奏曲集 四季 op8-1~4

以上です。バッハもヴィヴァルディーももう聴き飽きるほど聴いているのですが、ダッラーバコとか、スカルラッティのチェンバロソナタを エイヴィソンがが編曲したという2曲が聴けて、楽しさが倍増しました。コンチェルト・ケルンのプログラムは、いつも面白い曲が入っていて嬉しいです。特にダッラーバコのこの曲、いいですね。生徒ともやってみたいな。バロックと言えば、バッハとヴィヴァルディーから出発して聴いていくのでしょうが、いつも合奏するよ〜っていいうとバッハのドッペルというのも、なんとなく楽しみがもう一歩広がらない気がします。生徒たちにはもっと多様な曲を体験してもらいたいです。

さて、ソリストはカルミニョーラ。この日の正式な演奏会タイトルは「ジュリアーノ・カルミニョーラ with コンチェルト・ケルン」ということで、カルミニョーラのファンが大集結という感じでした。熱狂的なファンがたくさんいらしてて、それだけで会場が盛り上がって楽しかったです。最初に聴いた時は、「わああ、刺激的」と思いましたが、何回も聴いてるともうこの刺激的な「四季」が「普通」な感じになっていて(笑)人間の感覚って恐ろしいですね。それでもやっぱり刺激的で、アンコールでももう一回「夏」の終楽章を弾いてくれたのですが、これまた違っていました。コンチェルト・ケルンのメンバーの皆様、ソリストが何をされても、ちゃんとそれにアンサンブルしてて、そのの感じも面白かったです。

今回の面白かったことは、春の2楽章の犬の遠吠えのビオラ。ダウンボウ2回で弾いてて、へええって思いました。しかも、どっちも同じくらい大きく弾くんですね。なんか2つ並んだら、最後を小さく弾きたくなりますが、なるほどと思いました。あとは、やっぱりチェロの楽器がすごく鳴ってて、楽器の鳴らし方が上手なんだなあと。私のバロックバイオリンもきっと何かもっとコツがあるんじゃないかと、目を皿のようにして見ていましたが、見た目じゃよくわかりませんでした。でも鳴ってる音がだんだんイメージ出来てきたので、自分でもいろいろ試行錯誤してみたいと思います。1stバイオリン側の真中の列あたりで聴いていたのですが、1stバイオリンのTuttiも、よく聞こえてきてて、こういうのがバロックバイオリンの音なんだなあとしみじみと聴いていました。ケルンまで行って聴いたコンチェルト・ケルンも、楽友協会で聴いたコンチェルト・ケルンも、トッパンホールのコンチェルト・ケルンも、どれも全部プログラムががらっと違っていて面白かったです。

自由な演奏のカルミニョーラがこんなに爆発的に日本で人気があるのって、なんというか若干不思議な感じがします。もっと、正統派というか、決まったことをきちんとする演奏が好きな国民性かと思ってたけど、本当はもっと自由に生きたいのに生きられない、なんか心の底の欲求みたいなものが、実はあったりするのかな?とか、 色々考えながら帰りましたました。

大人の生徒さんも何人か聴きにいらしてて、面白かったですね〜と感想を言い合いながら帰宅。大塚までタクシーで帰って、3人でちらっと飲んで帰りました。楽しいとお酒の量が増えるな。

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