「音楽と美術の幸せな結婚」に行ってきました

 

素敵なタイトルのコンサートに行ってきました。レクチャーコンサートというのでしょうか?先日行った小倉貴久子さんのなさっていた「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」も、お話も楽しく、演奏も素晴らしいという組み合わせのコンサートでしたが、私の中では、今お勉強もできるコンサートがマイブームです。これぞリベラル・アーツと勝手に思っています。横のつながりが知りたいといつも思っていたので、前回はモーツァルトと横のつながりのある作曲家、今回は絵画と音楽の横のつながりを知ることができて、とても楽しかったです。

美術は中学までしか勉強しなかったけど、もっと名画の解説とか聴きたかったな。とにかく、文字を書くのも、工作、彫刻も、版画も、絵も線一本引くのも不器用なんです。家庭科のエプロン制作なんて、一回目は修正不能になって、もう一回布を自分で買ってきて、一からやり直したと言うくらい不器用なんですよ。エプロン作れなかったのなんて、学年で私くらいでした。料理も切るとかむくとか盛り付けるとか、全くセンス無いですが、美味しいものを食べたいという意欲だけが、私の料理づくりを支えています。(笑)

でも、不器用だから美術を鑑賞できないわけじゃないですし、音楽でも楽器を弾くのが不器用でも、素晴らしい演奏を嗅ぎ分けるうちの夫みたいな人もいるわけです。なので、作れなくてもそういう美術の勉強だったら楽しかったのになと思うわけです。

今回は、プラド美術館の名画をプロジェクタで紹介してもらいながら、同じ年代に生まれた作曲の曲を聴いたり、この名画はこの音楽とマリアージュするのが楽しいのではとか、そういう感じで鑑賞します。その間、中野京子さんがベラスケスの絵画について、解説してくださいます。同じ年生まれたファン・ダイクの絵画とも比較してくださいました。ベラスケスの「バリェーカスの少年」の解説は、絶品(?)で、これは本物を観に行きたい!とまた、人生の目標ができました。5月27日までやってるそうだけど、行けるかな・・。並ぶのかな・・。とつぶやいてたら、夫がプラド美術館に行けばいいんだよって。そうだ!スペインに行けばいいんだ!

長崎県美術館にも、スペイン美術が展示されて集中して観たことがありますが、あんな太陽いっぱいで明るい気質の人がいそうな国なのに、スペイン絵画って暗い暗い色合いで、なんか面白いですね。

あと絵画を画集じゃなくて本物を観に行く意味というのも、中野さんの解説でとてもよくわかりました。絵も自分で油絵とか描くと、見方がかわるよって夫に言われました。へえええ。楽器も自分が少しでもいいから習ってみると、鑑賞する点が変わりますよね。というか、変わるように是非レッスンしていきたいですね。習うことが鑑賞する視点を増やしていくというのは、大事な点だなと思いました。例えば、自分はこの曲やったときにこんな速さで、こういうボウイングで、こんなアーティキュレーションで演奏したけど、この人はどうしてこんな風に演奏したかったんだろうとか、そういう視点ができますよね。

 

 

さて、プログラムはこちらです。

 

ヴァージナルとポジティフオルガンは古楽の楽しみでおなじみの大塚直哉さんで、メゾソプラノは波多野睦美さんでした。古楽の楽しみの他のご案内役も客席で観たとか観ないとか。写真でしか観たことがないので、ちょっと自信ないです。人違いかも。

オルガンはうちの近所のガルニエさんのオルガンでした。古楽のメゾソプラノってはじめて生で聴きました。すばらしいですね。なんというか、心にグサグサと突き刺さる歌声で、しかも話がすごいおもしろい方で、喋ってる声も低くて私好みでした!お家の本棚は、音楽関係より絵画関係が多いのではというくらい、絵がお好きだそうです。古い曲の声楽ってすごい素敵ですね!!大塚直哉さんは、安定の司会ぶりでさすがという感じでした。アンコールはこれでした。↓

 

翌日早速次回のチケットを予約してしまいました。8月6日月曜日は、ルーブル美術館展と音楽が結婚しますよ。発表会直前だけどお休みしますので、みんなよろしくね。あ、でも月曜日だから月謝制の生徒いないし関係ないかな。

 


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