弦を変えてみました
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今日はViolaの弦の話でも。あんまり、小物にこだわりはないのですが、弦はね、音がストレートに変わるのでお試しの甲斐がありますよね。なんとなく、古い楽器にはオイドクサとかオリーブとかのガット弦という思い込みがあるのですが、どうなんでしょうか?
私はViolaは音大のオケの当番で回ってきて、生まれて初めて弾きました。学年に二人しかViola専攻がいなかったので、当然オケのメンバーが足りないわけです。手の小さい同級生は免除ですが、私なんてコントラバスでもいけるんじゃっていうくらいの体格の良さなので、当然、真っ先にViolaが回ってくるわけです。(笑)たぶん、コープランドの「アパラチアの春」じゃなかったかと思うのですが、もう記憶が定かじゃないんです。バート先生の指揮だったと思うんですが、誰か覚えてる人ご一報ください。(笑)もちろん、楽器も大きくなるし、アルト譜表だし、もうあわあわしてるんですけど、すごく楽しかったのを覚えています。楽器は学校の備品をお借りするんですよ。ケースに番号とか貼ってるあるやつです。
卒業して、カルテットや室内楽で仕事をするようになって、アルト譜表読めるので、だんだんViolaで仕事してくれない?って話も増え、そうか、これはViola持ってると仕事があるんだなということで、母が買ってくれました。ずっとその楽器を使っていたのですが、ある日私の目の前に、古いViolaが舞い降りたんですね。ずっとサイズが小さくて楽器屋さんで売れ残っていた楽器だそうなんですが、別にね、私は大きけりゃいいとかいうこだわりはないですし、お値段も手頃でびっくりなほど安く、(たぶん、小さくて誰も買わないから)その楽器を使い始めました。そしたら、私のViolaの音に触発されたのかどうなのかわかりませんが、Violaの生徒がすごい勢いで増えたんです。あの楽器が呼んできたんだなと思います。最初、合奏の合宿かなんかでその楽器を生徒の合奏に混ざって初めて使ったら、耳の良い生徒たちが全員振り返りました。(笑)
夫はアマチュアのViola弾きなんですが、夫に以前使っていたViolaを譲って、私は古くて小さなViolaを弾いていました。が、ある日夫が私の楽器を弾くわけです。「なにこれ?」「なんでこんな楽に弾けるの持ってるわけ?」「ちょっとずるくない?」「いい音だし」とか、そういう感じの話になり、夫のViolaを探すことになりました。探してますって言うと、どこからともなく舞い降りるんですね。しばらくお借りできることになりました。古い楽器はいいですね。元気ハツラツな新しい楽器も好きでしたけど、やっぱりViolaの渋さは古い楽器だからこそ。そして、その楽器も小さ目。風格があって素敵な楽器です。
で、この古い音を追求するために、弦を張り替えてみようと色々と弦を試してみました。
ワーシャル:いい感じ。でも、音がキラキラするのでもうちょっと渋いのがいいな。
ヴィジョン:いい感じだけど、深みがもっとあるといいな。
オイドクサ:一日目はあれ?だったけど、二日目は複雑でいい音。
ヘリコア:一日目:張った瞬間から伸びと柔らかさがあっていい。二日目:ううん。オイドクサとどっちに軍配を上げようか?
という感想です。ヘリコアは本当にテンションが低く、持って触った感じもふにゃふにゃな感じです。音量はそれほどですが、お借りしている楽器自体がパワーがあるので逆にこの弱さがいいかも。でも、オイドクサは古い弦を張ってみて、ヘリコアは新品があったので張ったんですよね。それで比べるのはちょっとフェアーじゃないかな。どうしようオイドクサ1セット買ってみましょうか?どうしよう。もう弦が高くて悩みます。どうしようといいながら、ポチッとするんだろうな。Violaの弦でオススメがあったら皆様教えて下さい。
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