ジョヴァニネッティ&青柳いづみこ デュオ・リサイタル に行ってきました

 

◎久しぶりのリサイタル

ピアノランドの樹原涼子先生が、青柳いづみこさんとお仕事されたりしているご関係で、ピアノランドメイトのお知らせか何かで、このリサイタルのことを知りました。先生も行かれるとかで、もしかしたら会場でお会いできるかも?フランス物を聴きたいと思っていたし。ということで、いそいそ夫と出かけました。

検索すると、日経ミューズサロンにもご出演されてるヴァイオリニストだとか。最近はコロナですっかり日経ミューズサロンにも遠のいていますが、カルテットの演奏会などに何回かお邪魔して、どれもこれも私好みで、日経の企画をしている方はどんな方なんだろうと思うくらいに、いいコンサートが多かったです。なので、今回は楽しみにして伺いました。

高くて一流のホールでやる演奏会が、全部自分が好きなアーティストとは限らないですからね。たまに、あまりに感性が合わなくて、怒りが湧いてくるようなリサイタルがあったりします。笑)

久しぶりに行くリサイタルですから、ぜひ幸せな気分で帰りたいですよね。

◎プログラム

 

予定と少しプログラムの変更がありました。

そしたら、東京で聴けなかったはずのドビュッシーのソナタが聴けたんです!!もう、これは感激!!フォーレが聴けなかったのは残念ではありましたが、私としては大満足でした。

青柳いづみこさんが、MCで、「ずらし」について、日々悩まれていることを話してくださいました。

自分ごとと一緒にするのは、本当にお恥ずかしいしおこがましいのですが、先日の発表会でブラームスをやったときに、6人で「ずらす」ことについては、色々試してみました。

結論としては、「そろう」ことによって失われる「ノリ」とか「波」があるという気づきがありました。

結構「そろえる」ことを勉強するのに、小さい頃から延々と時間をとってきた身としては、「ずらす」のは、本当に恐ろしいのですが、そのことで「波」の効果が生まれるんだな。そして、少々ずらしたつもりでも、聴くと全然揃ってるんですよね。なんだか、うまく伝えられないんですが。笑)

それから、ずっっっっっと、自分のヴァイオリンに存在しない「スイング」をどうやったら、できるようになるのか、悩んでおります。

Zoomでのレッスンも録画させてもらっているので、何度も繰り返しきいて、その後ナクソスに入っている音源を聴いてたら「あれ?」と思ったことがありました。今まで自分の耳には、聞こえないものが聞こえてきたんです。なんか微妙な音のスイングみたいなものなんですが。今までは、きれいに伸ばしてる音だな。としか、聞こえなかったものの中に、何かがあるんだなと思った瞬間でした。

いやあ、自分の駄目耳でも、ちょっとは進化していくんだなと。笑)

その後、会場で樹原涼子先生とも、何年かぶりにお会いできました!

ヴァイオリンもピアノも、素晴らしかったし、私の好きな音で、幸せなリサイタルでした。

 

 

 

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