第12回 オンラインレクチャー
「ごあん」と人間の言葉を喋れるのはにゃん太だけです。最近ジェニーも「んにゃんっ」て感じで、もう一息になってきました。ピートはそもそも寡黙な男です。ご飯の要求は、袋をがさがさ音を立ててきます。レクチャーの途中もがさがさ、ごそごそ。笑)遊んでるように見えると思うけど、一応ママは仕事中なのよ。ピートくん!
バロック時代の演奏 背景と習慣 〜より楽しむために〜
今回は、こういうタイトルのオンラインレクチャーを4月29日木曜日祭日に行いました。講師はドイツ・ケルンに在住の阿部千春先生です。
「より楽しむために」というタイトルが、なんとも心惹かれますね。そういうふうに演奏する背景が何なのかを知るというのは、なんとも楽しい作業ですし、演奏するときもまたバロック演奏を聴くときにも、なるほどって思って聴けるので、楽しさが増しますね。
ピッチ、調律法、定量記譜法とテンポ、をそれぞれ背景を教えていただき、後半には、ダイナミクス、リズム、装飾、即興の演奏習慣を教えていただきました。
有料のセミナーということですし、まだ後日配信で観ていない方もいらっしゃるので、内容の詳細はここでは書けませんが、とても勉強になりました。
個人的には、定量記譜法とテンポは、何度本を読んでもなかなかピンとこなかったので、とてもありがたかったです。これだけで、一回レクチャーをしていただきたいくらいです。
演奏へつなげる
ピッチは、バロックピッチは415Hzと知っているだけでは浅慮で、他にもたくさんピッチがあったというのが、きちんとまとめられてありました。生徒さんたちと、バロックの合奏団を作っているので、時々違うピッチで試したりして、遊んでみたいです。今日は、フランスバロックなのでベルサイユピッチにしとく?とか、なんかかっこよくないですか?笑)
調律法が必要になった理由も教わりました。純正だけでは、五度圏が閉じないというのがなるほどなという感じでした。このあたりも、何度も東川清一著『古楽の音律』を読んではみるのですが、ひとに説明するほどは理解できないです。今回でわりとすっきりしました!
定量記譜法とテンポは、1小節が一つの単位になっていたというのが、ああ、なるほど!バロックの聴いてててすごい心地よいグルーヴ感みたいなものは、ここからくるんだなと思いました。
舞曲のテンポ表もいただき、これでバロックの舞曲はみなさんばっちりですね!
ダイナミクスその他表情記号も、完全保存版で、何度もこの回のレジュメを見直していけますね。
そして最後に憧れの装飾や即興のお話もいただきました。そんなことは、今生でできるようになるのかと思っていましたが、もしかしたらできるようになるかもしれませんね!
資料の出典もたくさんおしえていただきました。まずなんの資料を読めばいいのか。何から読めばいいのか。素人の私達には、さっぱりわかりません。こうやって示していただくと、発展して勉強が進めていけますね。興味が湧いたら、どんどん勉強してください!
今回も中身の濃い、しかも2時間という長時間のレクチャーありがとうございました。また、いつものようにサポートいただく蓮見岳人さんにも、心より感謝申し上げます。素晴らしい資料のホームページもあります。連休中にじっくり読んで聴いてみます。
**********************
体験レッスン受付中。
以下のメールアドレスへ、ご希望日をいくつかお送りください。
メール:yurikaviolin☆kvj.biglobe.ne.jp ☆は@に変えてください
空きスケジュールはこちら。
Facebookもやっています。
ツイッター @yurikaviolin
インスタグラム yurikaviolin
misaeviolin chizukocello